43/51
第四十二話 課題
県大会出場が決まってからと言うものの地獄の特訓が始まった。普段の練習から目をつけられるようになった。
竹刀で叩かれる回数もめきめき増えていった。
雅弘「よぉ拓也、体の痣が増えてきたな」
拓也「雅弘君もね」
雅弘「頑張ろうな」
拓也「うん」
神田「拓也、ちょっと来い」
拓也「はい」
神田「お前、柔軟してみろ」
拓也は柔軟をした。体が全然前に進まない。
神田「何だその硬さは」
神田がおもいっきり拓也の体を押す
拓也「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」
拓也も思わず大声をあげてしまう。
神田「空手に一番大切なのは柔軟性。つまり、体の柔らかさだ。お前は一番なものが足りない。だから、試合で上までいけないんだ。これから毎日するように」
拓也「はい」
拓也「(そうか、僕に足りないのは柔軟性だったんだ。頑張るぞ)」
県大会に向けて、特訓はまだまだ続く。
拓也が柔軟性をましたらどのような進化が待っているのか?