第三十四話 少年大会
今年も少年大会の時期がやってきた。
拓也達はすでにアップしていた。
和人「いやぁ。緊張するな」
拓也「そうだね」
雅弘「オレは早くやりたいけどな」
今日も仲良し三人組
拓也「まだ時間あるよね。僕ちょっとトイレいってくる」
雅弘「分かった」
拓也はガチガチに緊張していた。
なぜなら、いまだに拓也は一回も勝てていないからだ
拓也「(ふう。まだ緊張しているな。あ。あれは桜ちゃんだ)」
桜がおなじ支部であろうひと達と話をしている。
???「桜今日もがんばれよ」
桜「もうお父さんそのよび方やめてよ」
父「せっかくつけた名前なのに。まあいい」
そう言って、どこかに行ってしまった。
後輩「桜先輩ってさくら先輩じゃなかったんですか?」
桜「うん。本当はおうかっていうの。でも、私の字さくらとも読むしさくらの花がすきだから」
拓也「(さくらちゃんじゃなくておうかちゃんだったんだ。でも、僕に名乗った時はさくらっていってよな。よっぽど気に入ってるんだな)」
???「まぁそれだけが理由じゃないけどね」
桜「荒谷先輩」
荒谷「桜の型はすごくきれいだろ。まるで咲き誇った桜ように。だから桜って俺たちがつけたんだ」
桜「きれいだなんてそんな」
荒谷「自信を持っていいよ。本当にきれいだから」
桜「先輩」
桜の顔は真っ赤になっている。それと同時に荒谷にみんなとは違う視線をおくってる
拓也「(桜ちゃん真っ赤になっている。それに荒谷って人をみる目が違う。何でだろう。心が痛い。何か体の力が抜ける感じ。戻ろう)」
和人「あ、拓ちゃん帰ってきた」
雅弘「おそいぞ、拓也」
拓也「ごめん」
和人「拓ちゃん頑張っていこう」
拓也「・・うん」
和人「雅弘、拓ちゃんどうしたのかな?なんか元気がないね」
雅弘「緊張でもしてるんだろ」
拓也「はぁ」
拓也はこんな状態で試合が出来るのか?