第三十二話 強まる結束
神田が来てから三ヶ月がたった。
神田の練習は厳しかった。竹刀で何人も叩かれた。
親が見ている前でも、遠慮なくだ
流石に親もこれはひどいと思ったのか、神田に抗議した。
しかし、神田は
神田「でしたら、辞めていただいて結構です」
何と言われようとこの一点張り
そして、何人もの門下生が辞めてしまった。
90人いた門下生が60人になっていたので。
加えて、慶太と茜は高校が忙しく、ほとんどこれなくなった
和人「みんな辞めていくね」
拓也「そうだね」
雅弘「辞めたいやつは辞めればいいさ」
拓也「厳しいな」
和人「二人は辞めないよね」
拓也「うん」
雅弘「当たり前だろ」
和人「良かった」
雅弘「俺たち三人で頑張ろうぜ」
そう言って拳をつきだす雅弘
拓也と和人も拳をつきだす
三人で拳を合わせた。
拓也「よーし今日も頑張っていこう」
和人「うん」
雅弘「ああ」
神田「よし、練習を始めるぞ」
今日も地獄の練習が始まった
今日もものすごくきつい
みんな滝のように汗を流している
しかし、拓也、和人、雅弘は腹から声を出して頑張る
神田「そこの三人」
拓也、和人、雅弘「ビクッ」
神田「いいぞ。みんなもこの三人を見習うように」
拓也「(初めて誉められた)」
和人「(やった)」
雅弘「(よし)」
三人とも喜んでいる
そして、今日の練習が終わった
和人「やったね」
拓也「うんうん」
雅弘「嬉しい」
拓也「僕達三人は最高のトリオだね」
和人「そうだね」
雅弘「三人そろえば」
拓也、和人、雅弘「恐いものなし」
三人の結束が更に深まった