第三十話 約束
神宮は三十分はやく練習を終わらせ
一人、一人を部屋に呼び言葉を送る
そして、拓也の番がきた
神宮「拓也か。そこに座れ」
拓也「はい」
神宮「拓也とこうして話すのも久しぶりだな」
拓也「そうですね」
神宮「早いもんだな〜。草津支部が出来て、四年以上たつのか。あの時は拓也もまだ幼稚園生だったのにな」
拓也「懐かしいですね」
神宮「本当に大きくなったな、最近、だんだん力もつけてきたしな」
拓也「そんなことないですよ。試合では一回も勝てないし、泣いてばかりだし」
神宮「先生もはじめの頃はずっと一回戦で負けていた。その度に悔し泣きしていたものだ。だから、拓也が泣いてしまう気持ちもよく分かるんだ」
拓也「先生」
拓也は泣くことをこらえていたが、我慢出来ず泣いてしまった。
神宮「ごめんな。これからもずっとみんなを教えていきたかった」
拓也「・・・」
拓也は何も言うことが出来なかった。ただただ泣くだけだった
神宮「拓也、拓也は誰にも持っていないものを持っている。だから、練習を頑張れば全国チャンピオンになれる」
拓也「先生、僕、全国チャンピオンになるよ」
神宮「ああ。約束だ」
拓也「ありがとうございました」
拓也はとんでもない約束をしたのであった。
拓也(現在)「結局、このときの約束があるから、オレは空手をやめられないんだよな」
ウッチー「そうだな」
拓也(現在)「「そうだな」じゃない。更新が遅すぎるんだよ。まだ小二じゃねぇか。更新さぼってんじゃねぇよ」
ウッチー「だって、大学忙しいんだもん」
拓也(現代)「「だもん」じゃねぇ。甘えるな。これじゃいつまでたっても、オレの出番がないじゃないか」
ウッチー「いやー。でも今週、試合だし」
拓也「どうせ、開始一分もたたないうちに蹴りをもらって終わりだ」
ウッチー「次回は新しい先生登場」
拓也「無視かよ」