第二十九話 別れ
拓也は今日は早めに空手に行った
拓也が着くと、和人と雅弘がとっくに来ていた
和人「拓ちゃん」
和人が泣いている
よく見ると雅弘も泣いている
拓也「どうしたの?」
和人「神宮先生が、神宮先生が辞めちゃうんだって」
拓也「え?嘘だよね」
雅弘「本当だ」
拓也「そんなの嘘だ!!」
ちょうど神宮が来た。
拓也「先生」
拓也は走って神宮の所に行った
拓也「先生が空手を辞めちゃうって嘘だよね。やめないよね」
神宮「本当だ」
拓也「そんな」
神宮「みんな、整列してくれ」
みんな集まった。
神宮「先週来ていた者にはいったが、オレは明後日の木曜日で空手をやめる。来週から新しい先生が来てくれるから頑張るように。以上。練習開始」
拓也も和人も雅弘も練習に身が全く入らなかった
拓也「ただいま」
拓也が家に帰ってきた
母「どうしたの元気ないわね」
拓也「先生が辞めちゃうって」
母「そうなの。いい先生だったのにね」
拓也「・・・今日はもう寝る」
母「ご飯は!?」
拓也「いらない」
拓也はすぐ寝てしまった
次の日学校に行った
拓也「(どうすればいいのかな。分からない。)」
準「拓也君どうしたの?」
拓也「準君」
準「元気ないね。どうしたの?もしかして神宮先生のこと?仕方ないよ」
拓也「うん(仕方ない?それでいいの)」
拓也は神宮にあってからの今までのことを思い出していた
拓也「先生」
そして、木曜日になった
神宮「みんな、今日が最後の練習だ。今までありがとう。さぁ練習開始」
みんな吹っ切れてたのか感謝を表していたのかすごい気合いだった。
拓也もいつの間にか夢中になっていた
神宮「みんな、いつもより三十分早いが一人一人に話がある。
果たして神宮の話とは