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サチコとマリコの時事ネタ漫才  作者: 藍埜佑


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第159話「10億ドルの騎士団!トランプ平和評議会の野望~国連を超える?世界最高の会員制クラブ誕生~」

マリコ「どうも~マリコで~す」

サチコ「サチコです。今日も時事ネタ漫才やっていくで~」

マリコ「ねえねえサチコ、うち聞いたで!トランプさんがめっちゃすごいの作ったんやって!」

サチコ「お、珍しいな。マリコが先に知っとるって」

マリコ「平和評議会っちゅうの!世界で一番すごいやつ!」

サチコ「ほうほう、どこで聞いたん?」

マリコ「テレビで『史上最高で最も権威ある組織』って言うてた!トランプさんが自分で言うてたわ!」

サチコ「自分で言うたんかい!自画自賛やないか!」

マリコ「でも確かにすごいと思うねん!だってな、入会金が10億ドルやねんで!」

サチコ「入会金て言うな。拠出金や」

マリコ「10億ドルってことは…えーと…1500億円くらい?」

サチコ「せやな」

マリコ「コストコの年会費が4840円やろ。コストコより3100万倍くらい高いやん!」

サチコ「コストコと比べんなっちゅうねん!国際機関と会員制倉庫を同列に並べるなや!」

マリコ「でもコストコも入会せんと買い物でけへんし、平和評議会も10億ドル払わんと永久会員なられへんし、似てへん?」

サチコ「…いや、まあ、会員制クラブみたいって批判はあるけどな」

マリコ「ほらな!うち、鋭いやろ!」

サチコ「イギリスのガーディアン紙も『ペイ・トゥ・プレイ・クラブ』って呼んどったわ。金払って参加権買うクラブやって」

マリコ「ほなコストコやのうて、なんやろ…高級ゴルフ場?」

サチコ「まあトランプさんゴルフ場ようさん持っとるから、そっちのほうが近いかもな」


サチコ「ちゃんと説明するとな、平和評議会、英語では『Board of Peace』ゆうんやけど」

マリコ「ボード・オブ・ピース!かっこええなあ!」

サチコ「2026年1月22日にスイスのダボスで、世界経済フォーラムの場で正式に発足したんや」

マリコ「ダボスって、あのお金持ちがようさん集まるとこ?」

サチコ「せや。世界の政財界のトップが集まる会議や」

マリコ「ほな、お金持ちクラブの会場で、お金持ちクラブが発足したっちゅうこと?」

サチコ「…言い方はともかく、まあ、そうやな」

マリコ「マトリョーシカみたいやん!クラブの中にクラブ!」

サチコ「変な例えすんな!でもまあ、そもそもの目的はガザ地区の復興を支援することやったんや」

マリコ「ガザ!イスラエルとハマスの戦争でえらいことなったとこ!」

サチコ「そうそう。そもそも2025年11月に国連安保理決議2803号で承認されて、ガザの戦後復興を監督する機関として作られる予定やったんや」

マリコ「なるほど、国連公認なんやな」

サチコ「ところがや」

マリコ「ところが?」

サチコ「11ページの設立憲章には、ガザのことが一言も書いてへんねん」

マリコ「えっ!?ガザのために作ったのにガザって書いてへんの!?」

サチコ「せや。代わりに『世界中の紛争を解決する国際機関』って書いてあんねん」

マリコ「話がでっかなっとる!風呂敷広げすぎやで!」

サチコ「トランプさん曰く『この評議会が完全に形成されれば、やりたいことは何でもできる』やて」

マリコ「『やりたいことは何でもできる』って、子供が夏休みの計画発表するときのセリフやん!」

サチコ「実際、国連の代わりになるんちゃうかって懸念が出とんねん」

マリコ「国連って、あの、ニューヨークにある、193カ国が加盟してる…」

サチコ「そうそう、第二次世界大戦後に作られた国際平和のための機関や」

マリコ「それを、『やりたいことは何でもできる』で超えようとしとんの?」

サチコ「まあ、トランプさんは『国連と協力する』とも言うてるけどな」

マリコ「でも前に『国連は空っぽの言葉ばっかりで戦争を解決でけへん』って批判しとったんやろ?」

サチコ「…マリコ、詳しいやん」

マリコ「だってテレビで『トランプ、国連批判』ってテロップ出とったもん」

サチコ「テレビっ子か」


サチコ「ほんで、この平和評議会の構造がまた独特でな」

マリコ「どう独特なん?」

サチコ「まず、トランプ大統領が『終身議長』に就任すんねん」

マリコ「終身!?死ぬまでっちゅうこと?」

サチコ「大統領の任期が終わっても続けられるらしいで」

マリコ「ほな、80歳になっても、90歳になっても、『議長』のままっちゅうこと?」

サチコ「せや。自発的に辞めるか、職務を果たせんようにならん限り続くって」

マリコ「それ、民主主義なん?」

サチコ「鋭いツッコミやな」

マリコ「だって選挙あらへんのやろ?」

サチコ「ない」

マリコ「リコールできんの?」

サチコ「でけへん」

マリコ「任期制限は?」

サチコ「ない」

マリコ「それ、王様やん、独裁者やん」

サチコ「…ポーランドの東方研究センターも『米大統領に完全に従属した組織』って分析しとったわ」


マリコ「でもな、10億ドルも払う国なんかおるん?」

サチコ「そこがまた面白いとこでな。10億ドル払えば『永久会員』、払わへんかったら3年の任期制限があんねん」

マリコ「まるでサブスクやん!プレミアム会員と無料会員みたいなやつ!」

サチコ「国際機関をサブスクに例えんな!」

マリコ「でも実際そうやん!Netflix平和評議会版!」

サチコ「まあ、批判されてるポイントやな。ヒューマン・ライツ・ウォッチも『金で買う平和』みたいな言い方しとったわ」

マリコ「ほな、お金持ちの国だけが発言権あるっちゅうこと?」

サチコ「せやな。国連の『一国一票』とは全然ちゃうわ」

マリコ「貧乏な国は意見言われへんのや」

サチコ「まあ、そこは批判が集中しとるとこやな」


サチコ「ほんで、執行委員会のメンバーがまたすごいんやけど」

マリコ「誰がおんの?」

サチコ「まず、マルコ・ルビオ国務長官」

マリコ「まあ、それは分かるわ」

サチコ「トニー・ブレア元イギリス首相」

マリコ「え、イギリスは参加せえへん言うてたのに?」

サチコ「せや、国としては参加せえへんけど、元首相が個人で執行委員に入っとんねん」

マリコ「ねじれとるやん!」

サチコ「ほんで、ジャレッド・クシュナー」

マリコ「誰それ?」

サチコ「トランプさんの娘婿や。イヴァンカさんの旦那」

マリコ「娘婿!?ファミリービジネスやん!」

サチコ「で、このクシュナーさんが不動産開発業者なんやけど…」

マリコ「不動産?平和と関係あらへんやん」

サチコ「それがな、ガザの復興計画を発表したんやけど、その内容がえらいこっちゃでな」


サチコ「クシュナーさんが発表した『新ガザ』構想ゆうのがあってな」

マリコ「新ガザ?」

サチコ「ガザ地区を一から作り直して、高層ビルが並ぶ観光地にすんねやて」

マリコ「えっ、あの瓦礫だらけのガザを?」

サチコ「そうや。AIで作った完成予想図見せてな、『地中海沿岸のリゾート地にする』って」

マリコ「ちょお待ってえな。国連の推計では、ガザには6000万トンの瓦礫があんねんで?撤去に7年以上かかるって聞いたで?」

サチコ「…マリコ、いつの間にそんな数字覚えたん?」

マリコ「だって気になったから調べてん」

サチコ「まあ、せやな。でもクシュナーさんは『中東では2~3年で都市を作れる』って言うてんねん」

マリコ「でも、地雷の撤去は?住民はどこに住むん?誰が金出すん?」

サチコ「…そこは全部『これから考える』らしいで」

マリコ「えっ」

サチコ「『プランBはない』言うてた」

マリコ「プランAも微妙やのにBがないんかい!?」

サチコ「マスタープランだけ先に作って、『あとは投資家の皆さん、よろしゅう』みたいな感じや」

マリコ「それ、詐欺の手口っぽいで…」

サチコ「マリコ!そこまでは言うたらあかん!うちも思とるけど!でも、国際法の専門家からは『完全に非現実的』『不動産開発者の視点で平和を見てる』って批判されとるのは事実や」


マリコ「でもな、すごい完成予想図があんねんやろ?」

サチコ「あるで。170棟の高層タワー、データセンター、空港、港、観光ゾーン…」

マリコ「わあ、未来都市みたいやなあ!」

サチコ「せやけど、その土地に今、200万人のパレスチナ人が住んどんねんで」

マリコ「あ…」

サチコ「しかも、その完成予想図、『沿岸観光ゾーン』って書いてあるとこ、今まさにパレスチナ人が避難生活しとるとこやねん」

マリコ「えっ、ほなその人らはどこ行くん?」

サチコ「クシュナーさんの発表では言及なし」

マリコ「えー…」

サチコ「ハマスの報道官は『ガザの人々はこの計画を許さへん』って言うてるし、批評家からは『民族浄化計画』とまで言われとる」

マリコ「わあ、きっつい言葉やなあ…」

サチコ「実際、パレスチナ人の代表は平和評議会の執行委員会に一人もおらへんねん」

マリコ「え!?ガザの復興やのに、ガザの人がおらへんの!?」

サチコ「まあ、別に『ガザ行政国家委員会』ってのがあって、そこにパレスチナ人のテクノクラートがおるんやけど…」

マリコ「テクノクラート?」

サチコ「技術官僚や。専門知識持った人らや」

マリコ「でも、平和評議会の『上』にはおらへんのやろ?」

サチコ「せやな。監督する側には一人もおらへん」

マリコ「それって、校長会議に生徒が一人もおらへんのに『生徒のための学校改革』決めとるみたいな…」

サチコ「うまい例えやな」


サチコ「ほんで、参加国の顔ぶれがまた興味深いんや」

マリコ「どんな国が入っとんの?」

サチコ「まず、アルゼンチンのミレイ大統領、ハンガリーのオルバン首相」

マリコ「あ、トランプさんと仲ええ人らや」

サチコ「せやな。あとは、サウジアラビア、UAE、カタール、トルコ、パキスタン、インドネシア…」

マリコ「中東とアジアが多いなあ」

サチコ「ベラルーシのルカシェンコ大統領も招待されとる」

マリコ「えっ、『ヨーロッパ最後の独裁者』って呼ばれとる人?」

サチコ「せや。トランプさんは『影響力があって仕事ができる人やったら誰でもええ』って言うてた」

マリコ「それ、人権とか関係なしっちゅうこと?」

サチコ「ヒューマン・ライツ・ウォッチは『人権侵害で知られる国のリーダーにも席が用意された』って批判しとるで」

マリコ「うーん…」


サチコ「逆に、参加せえへん国も多いんや」

マリコ「どこが断ったん?」

サチコ「まず、イギリス、フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、スロベニア…」

マリコ「ヨーロッパの主要国ほとんどやん!」

サチコ「せやな。イギリスの外相は『プーチンが参加するかもしれへんもんに署名はでけへん』って言うてた」

マリコ「あ、ロシアも招待されとんや」

サチコ「せや。プーチン大統領は『検討中』って言うてて、しかも『10億ドルはアメリカに凍結されとるロシアの資産から出せばええ』って提案しとる」

マリコ「えっ、凍結資産で会費払うって、それアリなん?」

サチコ「まあ、そこは交渉次第やろな」


マリコ「で、日本は?」

サチコ「日本は署名式典には参加せえへんかったんや」

マリコ「お、慎重派やな!」

サチコ「木原官房長官が『詳細を精査しとる。参加の可否を含めて検討を進めていく』って言うてた」

マリコ「『検討を進めていく』って、政治家の『やりまへん』と同義語ちゃうん?」

サチコ「まあ、そうとも限らんけど…。トランプ大統領から高市首相宛てに招待状は届いとんねん」

マリコ「ほな、10億ドル払うかどうか、高市さんが決めんの?」

サチコ「まあ、最終的にはそうやろな。でも今、日本は衆院選の真っ最中やから、それどころちゃうと思うで」

マリコ「あ、2月8日投開票やもんな。忙しい時に来たなあ」

サチコ「タイミング悪いわな」


マリコ「でもな、カナダはどうなったん?最初は入るって言うてたんやろ?」

サチコ「おお、それも知っとんのか、えらいな」

マリコ「だって面白いから調べてもうた」

サチコ「カナダのカーニー首相は最初『原則的に参加する』って言うてたんや」

マリコ「でも?」

サチコ「10億ドルは払わへん、って言うたんや」

マリコ「まあ、高いもんなあ」

サチコ「ほんで、ダボスでカーニー首相が演説してな、『大国が経済を武器にし、関税を圧力に使い、金融インフラを強制に使う時代になった』って言うたんや」

マリコ「それ、明らかにアメリカのことやん」

サチコ「せやな。で、トランプさんがブチ切れて、その晩にSNSで『カナダの招待は取り消しや』って投稿したんや」

マリコ「はっや!」

サチコ「『史上最も権威ある指導者の会議に、あんたは来んでええ』って」

マリコ「ちょっとした悪口言うただけで出禁にされたやん!まるでSNSのブロック!」

サチコ「国際政治がSNSのノリで動いとんねん」

マリコ「こわっ」


サチコ「あと、おもろいエピソードがあってな」

マリコ「なになに?」

サチコ「ベルギーがな、最初ホワイトハウスの発表したリストに『署名国』として載っとったんや」

マリコ「おお」

サチコ「でも、ベルギーの副首相がSNSで『署名してへん!この発表は間違いや!』って否定したんや」

マリコ「えー!勝手に名前使われとったん!?」

サチコ「『ベルギーはそんな意図まったくなかった』って」

マリコ「それ、勝手に連帯保証人にされとったみたいな話やん!」

サチコ「まあ、何かの手違いやったんやろうけど…」

マリコ「手違いで国際機関の署名国にされるん、こわすぎるわ。あとな、平和評議会のロゴは見たか?」

サチコ「お、見たで。金色のオリーブの葉っぱに囲まれた盾の上に地球が乗っとるやつやろ」

マリコ「でもその地球、アメリカ大陸しか見えへんねんで」

サチコ「せやねん。西半球だけが正面向いてて、ヨーロッパもアジアも見えへん」

マリコ「『平和評議会』やのにアメリカ中心やん」

サチコ「しかも、そのロゴ、SNSで『AI生成のスロップ(=くず)』って言われとんねん」

マリコ「えっ、AIで作ったん?」

サチコ「欧州外交評議会の専門家が『アメリカ中心の西半球を、国連のオリーブの葉っぱのパクリで囲んで、トランプ好みの金色に塗っただけ』って評しとった」

マリコ「ロゴまで自分中心やん!」

サチコ「『世界平和』を掲げるロゴに世界の半分しか映ってへんのは、なんか象徴的やな。まあ、トランプさんとしては、ガザで成功したら他の紛争にも介入していく考えらしいで」

マリコ「他の紛争って?」

サチコ「ダボスでの発言では、ウクライナの話もしとったな。『ひどい殺し合いを終わらせるために働いとる』って」

マリコ「平和評議会でウクライナ問題も解決すんの?」

サチコ「まあ、その意向はあるみたいやな。実際、署名式の後にゼレンスキー大統領と会談もしとったし」

マリコ「でも、プーチンも招待されとんねやろ?」

サチコ「せや」

マリコ「ロシアとウクライナ、両方呼んで仲直りさせるつもりなん?」

サチコ「まあ、そういう理想はあんねやろうけど…現実は複雑やな」

マリコ「だって、戦争しとる国同士を同じテーブルに着かせんの、むずかしないん?」

サチコ「せやな。やからこそイギリスとかは『プーチンが入るもんには参加でけへん』って言うてるわけや」


マリコ「なあ、結局これ、うまくいくと思う?」

サチコ「正直、分からんな。楽観的に見れば、国連が動けへんところで迅速に動ける新しい枠組みになるかもしれん」

マリコ「うんうん」

サチコ「でも、悲観的に見れば、トランプさん個人の権威主義的なクラブで終わって、国際秩序を混乱させるだけかもしれん」

マリコ「どっちに転ぶか分からへんのやな」

サチコ「フィナンシャル・タイムズは『独裁者たちの新興クラブ』、シドニー・モーニング・ヘラルドは『虚栄プロジェクト』って呼んどった」

マリコ「はあ、厳しいなあ」

サチコ「まあ、最終的には、ガザで実際に成果を出せるかどうかやな。復興が進んで、パレスチナ人の生活が良うなれば、評価も変わるやろうし」

マリコ「でも、今のところは完成予想図だけで、実際の瓦礫はまだそのまま…」

サチコ「せやな。『絵に描いた餅』にならへんことを祈るわ」


マリコ「ところでな、うちも国際機関作りたなってきたわ」

サチコ「は?」

マリコ「『マリコの幸福評議会』!」

サチコ「なんやそれ」

マリコ「入会金は…500円!」

サチコ「安っ!平和評議会の30億分の1や!」

マリコ「でも永久会員になるには、毎日うちにお菓子くれなあかんねん」

サチコ「それもう普通のカツアゲやないか!」

マリコ「ちゃうで!『幸福への貢献』やで!」

サチコ「誰の幸福やねん!」

マリコ「うちの」

サチコ「自分だけかい!」

マリコ「だって、うちが幸せになれば、周りも幸せになるやろ?」

サチコ「ならんわ!」

マリコ「『波及効果』っちゅうやつや!」

サチコ「経済用語使うな!単なるお前のおやの話に!」

マリコ「あと、うちは終身会長な」

サチコ「そこはトランプさんと一緒やないか!」

マリコ「でも、任期終わったら辞めるで」

サチコ「任期あんのかい!」

マリコ「お菓子食べ飽きたら終わり」

サチコ「食い意地が任期を決めんな!まあ、冗談はともかく、平和評議会の話、ちゃんとまとめるとな」

マリコ「はーい」

サチコ「トランプ大統領が立ち上げた新しい国際機関で、表向きはガザの復興支援が目的」

マリコ「でも憲章にはガザって書いてへん」

サチコ「10億ドルの拠出金で永久会員になれて、トランプさんが終身議長」

マリコ「国連より金持ちクラブ寄りやな」

サチコ「参加したんは中東やアジア、東欧の国が中心で、西側の主要国は軒並み不参加か様子見」

マリコ「日本も『検討中』」

サチコ「クシュナーさんが発表した『新ガザ』構想は、高層ビルや観光地を作る壮大なプランやけど、現実との乖離が批判されとる」

マリコ「6000万トンの瓦礫の撤去に7年かかるのに、2~3年で都市作る言うてる。算数できてへんな」

サチコ「成功すれば新しい国際秩序のモデルになるかもしれんし、失敗すれば『トランプの虚栄プロジェクト』で終わるかもしれん」

マリコ「歴史に残るか、黒歴史になるか、二択やな」


サチコ「まあ、うちら一般人にできることは、見守ることくらいやな」

マリコ「せやな。でもな、もし10億ドルあったら、平和評議会入る?」

サチコ「入らんわ!」

マリコ「ほな何に使う?」

サチコ「え、そうやな…新しいマイク買って、漫才の設備整えて…」

マリコ「うちやったら、お菓子1500億円分買うわ!」

サチコ「食い切れんわ!人生何回分や!」

マリコ「でも、永久に幸せになれるで!永久会員やのうて永久幸福!」

サチコ「糖尿病で永久に病院通いになるわ!」

マリコ「ほな、健康食品会社買収して、体にええお菓子作る!」

サチコ「それもう普通のビジネスやないか!」

マリコ「『マリコの健康幸福評議会』!」

サチコ「評議会に戻んな!」


マリコ「でもな、世界平和ってさ、本当に10億ドルで買えるんかな」

サチコ「…なんや急に深いこと言うやん」

マリコ「だって、お金で解決できる問題ばっかりちゃうやろ?」

サチコ「せやな。憎しみとか、歴史的な恨みとか、イデオロギーの対立とか…金じゃどうにもならんことも多い」

マリコ「ガザの人らも、高層ビルが欲しいわけやのうて、安全に暮らしたいだけかもしれんし」

サチコ「…マリコ、今日は冴えとるな」

マリコ「うちはいっつも冴えとるっちゅーねん!」

サチコ「まあ、平和評議会がほんまに平和をもたらすんか、それとも『平和』っちゅう名前だけの別もんなんか、これからの動き次第やな」

マリコ「名前に『平和』って入ってれば平和になるわけちゃうもんな」

サチコ「『平和』っちゅう言葉、使われすぎて軽うなっとる気もするわ」

マリコ「ほな、うちらの漫才で、ちょっとでも笑いを届けて、心の平和に貢献しよ!」

サチコ「おお、ええこと言うやん」

マリコ「笑いの入会金は無料やで!」

サチコ「当たり前や!笑いに課金すんな!」

マリコ「でも投げ銭は受け付けとるで!」

サチコ「結局金か!」


二人「皆様おおきに、ありがとうございました!」


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