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サチコとマリコの時事ネタ漫才  作者: 藍埜佑


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第158話「真冬の決戦!自公連立崩壊と禁断の野合、そして維新の独り相撲~2026年衆院選は日本政治の終わりの始まりか~」

マリコ「どうもー!サチコ・マリコでーす!」


サチコ「よろしくお願いしますー」


マリコ「サチコ、私な、最近ニュース見てたらびっくりしたわ」


サチコ「何があったん?」


マリコ「なんか選挙やるって」


サチコ「ああ、衆議院の解散総選挙な。2月8日が投開票や」


マリコ「2月!?真冬やん。雪降ってるのに投票行くん?」


サチコ「2月に衆院選やるのは36年ぶりらしいで。1990年の海部内閣以来」


マリコ「海部内閣?私、生まれてへんわ」


サチコ「あんたの年齢はどうでもええねん。問題は、解散から投開票までたった16日間しかないことや」


マリコ「16日間!?短いな」


サチコ「戦後最短やで。普通は40日くらいあるのに、今回はギュウギュウ詰めのスケジュールや」


マリコ「なんでそんな急ぐん?高市首相、トイレでも我慢してるん?」


サチコ「トイレちゃうわ!高市首相は支持率が高いうちに勝負をかけたいんや」


マリコ「支持率?どれくらいあるん?」


サチコ「読売新聞の調査で内閣支持率73%。JNNの調査やと78%を超えとる」


マリコ「78%!?クラスで言うたら40人中31人が高市さん好きってことやん」


サチコ「まあ、そういうことやな。歴代の首相でもトップクラスの数字や」


マリコ「なんでそんなに人気あるん?」


サチコ「ものをはっきり言う政治家やからやと言われとる。中曽根さんとか小泉さんとか、支持率高かった首相は皆そうやった」


マリコ「私もはっきり言うで。腹減った!」


サチコ「それはただの空腹宣言や!」


マリコ「で、高市さんは何をはっきり言うてるのん?」


サチコ「高市早苗が内閣総理大臣で良いのかどうか、今、国民の皆様に決めていただく、って」


マリコ「直球やな」


サチコ「自分の進退をかけるとまで言うとる。与党で過半数取れへんかったら辞めるってことや」


マリコ「へー、度胸あるやん」


サチコ「でもな、問題もあるねん」


マリコ「何が?」


サチコ「高市首相の支持率は73%やけど、自民党の支持率は30%しかないんや」


マリコ「えっ、めっちゃ差があるやん」


サチコ「そこがミソやねん。首相個人の人気と党の人気は別物や。しかも、2024年の石破首相の時に自民党は惨敗して、今の自民支持率はその時より低いんや」


マリコ「あかんやん」


サチコ「さらにな、自民党は長年の相棒を失っとる」


マリコ「相棒?水戸黄門でいう助さん格さん?」


サチコ「公明党や」


マリコ「あー、公明党」


サチコ「自民党と公明党は1999年から26年間連立を組んできた。自公連立っていうやつや」


マリコ「26年!?私より長いやん」


サチコ「せやからあんたの年齢は関係ないねん!で、その自公連立が2025年10月に崩壊したんや」


マリコ「なんで崩壊したん?」


サチコ「高市首相が誕生した時に、公明党は企業・団体献金の規制強化で折り合えなかったって言うて連立を離脱した」


マリコ「献金の問題で別れたんか」


サチコ「表向きはな。でも本音は、高市首相の保守色が強すぎて一緒にやってられへん、ってことやと言われとる」


マリコ「保守色?」


サチコ「高市首相は憲法改正とか防衛力強化とか、スパイ防止法とか、右寄りの政策を進めようとしとる。公明党はそれに反発したんや」


マリコ「公明党は自民党が高市さんやったら連立しとうなかったんやな」


サチコ「公明党内には自民が高市総裁でなければ、連立離脱もなかった、って声もあるらしい」


マリコ「ほな、高市さんが嫌われたんや」


サチコ「嫌われた、というより、政策の方向性が合わんかったんやろな」


マリコ「で、自民党は公明党なしでどうやって選挙するん?」


サチコ「そこが大問題やねん。公明党の支持母体は創価学会やろ」


マリコ「創価学会、聞いたことある」


サチコ「創価学会の組織票は、1選挙区あたり1万票から2万票あると言われとる」


マリコ「1万票から2万票!?それ、めっちゃでかいやん」


サチコ「せや。小選挙区は接戦になることが多いから、その票がないと自民党候補は勝てへん選挙区がいっぱいある」


マリコ「公明党と別れたら、その票もらえへんくなるやん」


サチコ「それどころか、その票が敵に回るかもしれへん」


マリコ「敵に?どういうこと?」


サチコ「ええか、よう聞きや。ここからが今回の選挙の一番すごいとこやねん」


マリコ「なんやねん、あらたまって?」


サチコ「立憲民主党と公明党が合体して、新党を作ったんや」


マリコ「えっ!?立憲と公明!?」


サチコ「新党の名前は中道改革連合。略称は中道」


マリコ「中道改革連合?なんか、駅前の不動産屋みたいな名前やな」


サチコ「駅前関係ないわ!1月16日に設立届が出されて、野田佳彦さんと斉藤鉄夫さんが共同代表になった」


マリコ「野田さんって、元首相の?」


サチコ「せや。消費税増税した時の首相や」


マリコ「斉藤さんは?」


サチコ「公明党の代表や。元国土交通大臣」


マリコ「元首相と元国交大臣がタッグを組んだんか」


サチコ「所属議員は165人。立憲から144人、公明から21人が参加しとる」


マリコ「165人!?そんなにおるんや」


サチコ「衆議院の定数は465やから、約35%を占める勢力や」


マリコ「でもさ、サチコ」


サチコ「なんや」


マリコ「立憲と公明って、ずっと敵同士やったんちゃうの?」


サチコ「せやねん。そこが禁断の野合って言われるとこや」


マリコ「野合?」


サチコ「主義主張が違う者同士が、選挙のためだけにくっつくことや。野良猫の集まりみたいなもんや」


マリコ「野良猫!ニャーニャー言いながら集まってきたんか」


サチコ「猫やない。でも、たしかに政策的には水と油やった」


マリコ「どう違うん?」


サチコ「立憲は安保法制は違憲やって言うてきた。原発はゼロにすべきやって言うてきた」


マリコ「うんうん」


サチコ「公明党は自民党と一緒に安保法制を通した側や。原発も再稼働を認めてきた」


マリコ「真逆やん」


サチコ「せやねん。それが今回、中道改革連合の綱領では安保法制は合憲、原発は条件付きで再稼働容認、に変わっとる」


マリコ「えー!立憲、主張変えたん?」


サチコ「変えた。共産党は政策の大転換や、有権者を欺くものやって猛批判しとる」


マリコ「そらそうやろ。今まで違憲やって言うてたのに、急に合憲ですって」


サチコ「党内からも反発が出とる。立憲の松下玲子さんはXで異論を唱えとったし」


マリコ「松下さんって誰?」


サチコ「元武蔵野市長や。野党共闘を長年やってきた人」


マリコ「その人が反発してるんか」


サチコ「立憲リベラル派にとっては、公明党と組むなんて考えられへんことやからな」


マリコ「でもさ、なんでそこまでして合体したん?」


サチコ「単純な算数や。立憲だけやと自民に勝てへん。でも公明の組織票が加われば、接戦区で勝てる可能性が出てくる」


マリコ「組織票欲しさに主義を捨てたんか」


サチコ「野田代表は勇ましい言葉の政治ではなく、国民生活に根ざした現実的な政策を打ち出す中道改革勢力を固めていく必要があるって言うてる」


マリコ「綺麗な言葉で包んでるけど、要は選挙に勝ちたいだけやろ」


サチコ「まあ、そう見られても仕方ないわな」


マリコ「創価学会の人たちは、ほんまに立憲の候補に投票するん?」


サチコ「そこが最大の疑問やねん。創価学会員にとって、長年敵対してきた立憲の候補に投票するのは心理的ハードルが高すぎる」


マリコ「そらそうやろ。26年間自民党応援してきたのに、急に立憲応援してって言われても」


サチコ「朝日新聞の世論調査によると、中道改革連合が高市政権に対抗できる勢力になると思うか、って質問に対してならないが69%やった」


マリコ「69%!?ほとんどの人が期待してへんやん」


サチコ「なるは20%だけや」


マリコ「厳しいな」


サチコ「しかも、若年層での支持がほぼゼロやって言われとる」


マリコ「若者に人気ないんか」


サチコ「一方で高市首相は18歳から29歳で92%の支持があるらしい」


マリコ「92%!?若者は高市さん大好きやん」


サチコ「せやねん。中道改革連合の支持層は高齢者中心で、若者には全く響いてへん」


マリコ「おじいちゃんおばあちゃんの政党なんや」


サチコ「そう言われても仕方ない部分はあるな」


マリコ「で、自民党は公明党の代わりに誰と組んでるん?」


サチコ「日本維新の会や」


マリコ「維新!吉村さんとこの?」


サチコ「せや。2025年10月に自民党と維新は連立政権合意を結んだ。ただし、維新は閣外協力っていう形で、大臣は出してへん」


マリコ「閣外協力?中途半端やな」


サチコ「まあ、いきなり一緒の政権は無理やったんやろ。で、今回の選挙は自民・維新連立への信を問うっていう形や」


マリコ「維新が自民と組んでるって、なんか違和感あるわ」


サチコ「維新は身を切る改革とか言うて、自民党批判してきたのにな」


マリコ「その維新も今、えらいことになってるらしいな」


サチコ「お、知っとるんや」


マリコ「大阪ダブル選挙やろ?私、大阪の話は詳しいねん」


サチコ「ほんまか?ほな、説明してみ」


マリコ「吉村さんと横山さんが辞めて、選挙するねん」


サチコ「そこまでは合うてる。で、なんで辞めるん?」


マリコ「えーっと、都構想をもう一回やりたいから?」


サチコ「正解。大阪都構想への3度目の挑戦や」


マリコ「え、3度目なんや!?しつこいな~」


サチコ「都構想は2015年と2020年に住民投票で否決されとる。2020年の時、吉村さんは僕自身が大阪都構想に挑戦することはないって明言してた」


マリコ「言うてたのに、また挑戦するんか」


サチコ「手のひら返しや。でも本人は民主的プロセスを経れば問題ない、って言うてる」


マリコ「民主的プロセス?」


サチコ「出直し選挙で勝ったら、民意を得たことになるから都構想に再挑戦できる、っていう理屈や」


マリコ「ややこしいな」


サチコ「でもな、この出直し選挙、党内外からボロクソに批判されとるんや」


マリコ「なんで?」


サチコ「まず、任期があと1年しか残ってへんのに、今辞めて選挙しても意味ないって」


マリコ「確かに。来年4月にまた選挙あるんやろ?」


サチコ「せや。勝っても任期は来年4月8日まで。数億円の税金使って選挙して、1年後にまた選挙するって、身を切る改革どころか税金の無駄遣いやって」


マリコ「維新は身を切る改革が売りやったのに」


サチコ「しかも、党内からも猛反対が出とる」


マリコ「党内から?味方やのに?」


サチコ「維新の全体会議で吉村さんが説明した時、会議は1時間以上紛糾した。国会議員からは2人で勝手に決めた、それがまかり通るなら独裁政党だ、考え直さないなら維新は分裂するって厳しい声が上がった」


マリコ「独裁政党!」


サチコ「実際、元代表の松井一郎さんは吉村さんの勘違いみたいなのがあるんじゃない?って批判してる」


マリコ「松井さんって、維新立ち上げた人やろ?」


サチコ「せや。橋下徹さんもやるにしてもここではないって苦言を呈してる」


マリコ「創設者たちが批判してるって、もうあかんやん」


サチコ「維新の国会議員の採決では、反対が26人、賛成が4人やったらしい」


マリコ「26対4!?ほとんど反対やん」


サチコ「でも吉村さんは承認事項でないので多数決は取っていないって言うて、強行した」


マリコ「やっぱ独裁やん」


サチコ「大阪市議団の幹事長も総じてほぼ反対の意見が多かったのは事実です、プロセスに関して説明不足を感じますしって言うてる」


マリコ「身内からもあかんって言われてるのに、なんで強行するん?」


サチコ「そこには裏事情があると言われとる」


マリコ「裏事情?」


サチコ「一つは、国保逃れ問題や」


マリコ「国保逃れ?」


サチコ「維新の地方議員が国民健康保険料の支払いを逃れとったスキャンダルや」


マリコ「健康保険料払ってへんかったん?」


サチコ「本来は国民健康保険に加入すべき議員が、会社の社会保険に入って保険料を安く済ませてた疑惑や」


マリコ「セコいな」


サチコ「身を切る改革を掲げる維新が、自分だけ保険料ケチってたって話や」


マリコ「身を守る改革やん」


サチコ「うまいこと言うな。で、この問題から国民の目を逸らすために、デカい花火、つまりダブル選挙を打ち上げたんちゃうかって言われとる」


マリコ「あっち向いてホイ作戦か」


サチコ「もう一つの理由は、高市首相との関係や」


マリコ「高市さんと何かあるん?」


サチコ「維新は副首都構想っていうのを掲げとる。大阪を東京に次ぐ副首都にするって計画や」


マリコ「副首都?」


サチコ「それを実現するには、国の法律を変えなあかん。で、自民党との連立政権に入ることで、それを達成しようとしてた」


マリコ「なるほど」


サチコ「でも、高市首相が突然解散を決めて、副首都構想の話が全部白紙になった。吉村さんは高市政権下での埋没を恐れて、大阪での熱狂を無理やり作り出そうとしたんちゃうかって」


マリコ「焦ったんやな」


サチコ「せや。維新にとって副首都構想は悲願やから、それが潰れるかもしれへんってなったら、暴走するわな」


マリコ「で、ダブル選挙はどうなるん?」


サチコ「他の党は対抗馬を出さへん可能性が高い」


マリコ「えっ、無投票?」


サチコ「自民も公明も大義がないって言うて、候補者の擁立はしない方針や。立憲の安住幹事長は衆院選に勝つために利用しようということ、卑しい手法だって酷評してる」


マリコ「ほな、吉村さんは一人で土俵に上がって、相手おらんのに相撲取るんか」


サチコ「まさに独り相撲や」


マリコ「寂しいな。シコ踏んでも誰も見てくれへん」


サチコ「無投票当選になったら、民意を得たとは言い難いやろ。都構想の議論も進まへんと思うわ」


マリコ「なんのために選挙するんや」


サチコ「そこが問題やねん。維新の内部分裂も深刻になってきとる」


マリコ「分裂?」


サチコ「国会議員団と地方議員団の対立が修復不可能やって言われとる。選挙後、維新は吉村新党と馬場・藤田派に分裂する可能性があるって指摘もある」


マリコ「維新がバラバラになるんか」


サチコ「今回の選挙は、維新にとって終わりの始まりかもしれへん」


マリコ「でもさ、サチコ」


サチコ「なんや」


マリコ「自民、中道改革連合、維新以外の党はどうなってるん?」


サチコ「ええ質問やな。第三極と呼ばれる政党がいくつかある」


マリコ「第三極?」


サチコ「国民民主党、参政党、れいわ新選組、共産党とかや」


マリコ「国民民主党は中道改革連合に入らへんかったん?」


サチコ「入らへんかった。国民民主の玉木代表は中道という結集軸が極めてあいまいだって言うて、参加を断った」


マリコ「断ったんや」


サチコ「国民民主は自民の公明切りも、中道改革連合の理念放棄も批判して、まともな選択肢として無党派層の受け皿になろうとしとる」


マリコ「漁夫の利を狙っとるんやな」


サチコ「せや。衆院選後の政界再編で、キャスティングボートを握るのは国民民主党かもしれへんって言われとる」


マリコ「キャスティングボート?」


サチコ「決定権を持つってことや。どの党も過半数取れへんかったら、国民民主がどっちに付くかで政権が決まる」


マリコ「へー、国民民主って重要なんや」


サチコ「参政党は自民党に外圧をかけて、178選挙区で候補者を立てるって言うてる」


マリコ「178選挙区!?めっちゃ多いな」


サチコ「全国で掘り起こしをしとる。保守票の一部を取り込もうとしてるんや」


マリコ「共産党は?」


サチコ「共産党は中道改革連合を猛批判しとる。立候補は我々自身の判断で行っていくって言うて、積極的に候補者を立てる方針や」


マリコ「立憲と競合するんやな」


サチコ「せや。中道改革連合からしたら、共産党に票を食われるのは痛い」


マリコ「なんか、みんなバラバラやな」


サチコ「それが今の日本政治の姿や。自公連立が崩壊して、みんな右往左往しとる」


マリコ「で、選挙の結果はどうなりそうなん?」


サチコ「いくつかシナリオがある」


マリコ「シナリオ?」


サチコ「一つ目は、自民・維新で過半数確保。高市人気と維新の地盤で議席を伸ばして、政権継続」


マリコ「高市さん続投やな」


サチコ「二つ目は、与党過半数割れ。公明票が中道改革連合に流れて、接戦区で自民候補が負けまくる」


マリコ「政権交代?」


サチコ「完全な政権交代とまではいかへんかもしれへんけど、高市首相の求心力は低下するやろな」


マリコ「三つ目は?」


サチコ「どこも過半数取れへんハング・パーラメント、宙吊り議会や」


マリコ「宙吊り!?議会がブランブランしてるん?」


サチコ「比喩やわ。どの党も単独で政権を作れへんから、連立交渉が必要になるってことや」


マリコ「ややこしいな」


サチコ「その場合、国民民主党がカギを握る。自民に付くか、中道に付くか」


マリコ「玉木さん、モテモテやな」


サチコ「まあ、政治的にはそうやな」


マリコ「サチコ、私ひとつ思ったことあるわ」


サチコ「何?」


マリコ「今回の選挙、なんか変やない?」


サチコ「どういう意味や」


マリコ「だってさ、立憲は主義主張を捨てて公明と合体、維新は党内バラバラなのにダブル選強行、自民は人気ある首相がおるのに支持率低い。みんな、自分のことばっかり考えてるやん」


サチコ「めずらしく鋭いやないか」


マリコ「国民のことより、選挙に勝つことばっかり考えてる気がする」


サチコ「せやねん。それが今回の選挙の本質やと思う」


マリコ「選挙互助会みたいやな」


サチコ「まさにそう。中道改革連合は選挙のための新党やって批判されとる。長期的な政党基盤の構築よりも、目前の選挙での生き残りを最優先した極めて実利的な構造やって」


マリコ「理念がないんやな」


サチコ「維新のダブル選も、都構想実現っていうより、吉村さん個人の焦りから来とる。国保逃れのスキャンダル隠しやって言われても仕方ない」


マリコ「そもそも政治家って、国民のために働くんちゃうん?」


サチコ「本来はそうあるべきやねんけどな」


マリコ「なんか、悲しくなってきたわ」


サチコ「でもな、一つだけ言えることがある」


マリコ「何?」


サチコ「投票に行くことや」


マリコ「投票?」


サチコ「今回の選挙は、日本政治の転換点になる可能性がある。自公連立の終焉、野党の再編、第三極の台頭。この流れを決めるのは、有権者一人一人の票や」


マリコ「そらそうやな」


サチコ「政治家がアホなことしてるのは事実やけど、その政治家を選ぶのは国民や。文句言うてるだけやったら何も変わらへん」


マリコ「投票に行って、意思を示すってことやな」


サチコ「せや。特に若者の投票率が上がったら、政治は変わる可能性がある」


マリコ「高市さんは若者に人気あるんやったな」


サチコ「92%の支持やって言われとる。でも、若者の投票率は低いから、その人気が票になるかは分からへん」


マリコ「投票率が上がったら、高市さんにとっては追い風やな」


サチコ「逆に、中道改革連合は組織票頼みやから、投票率が下がる方が有利かもしれへん」


マリコ「なるほど。投票率も勝敗を左右するんや」


サチコ「せやねん。2月8日、真冬の選挙。雪が降っても投票に行くかどうか、それが日本の未来を決める」


マリコ「雪かー。私、寒いの苦手やねん」


サチコ「期日前投票もあるで。選挙当日に行けへんかったら、前もって投票できる」


マリコ「そうか。ほな、暖かい日に行こ」


サチコ「投票に行く気になったんやな。えらいやん」


マリコ「当たり前やん。民主主義の基本や」


サチコ「急に賢いこと言うやん」


マリコ「私、政治評論家になれるかもしれへん」


サチコ「それはない」


マリコ「なんでやねん!マリコ・ポリティカル・アナリスト!」


サチコ「名前だけ立派でも中身がないと意味ないで」


マリコ「中身はこれから詰める!」


サチコ「いつも言うてるけど、まず漫才の中身詰めてくれ」


マリコ「それはサチコに任せる!」


サチコ「丸投げすな!」


マリコ「分業や、分業!」


サチコ「せやからそういうのは分業言わんねん!」


マリコ「でもさ、サチコ」


サチコ「なんや」


マリコ「今回の選挙、一つだけ確実なことあるやん」


サチコ「何?」


マリコ「政治家は信用ならんってことや」


サチコ「身も蓋もないな」


マリコ「だって、立憲は主張変えるし、維新は約束破るし、自民は公明切り捨てるし」


サチコ「まあ、そう見えるわな」


マリコ「私やったら、もっとマシな政治できるで」


サチコ「どんな政策掲げるん?」


マリコ「漫才師の給料アップ!」


サチコ「どストレートの私利私欲やないか」


マリコ「あと、ボケに対するツッコミ減税!」


サチコ「意味分からへん」


マリコ「ツッコミされたら痛いやん。その痛みに対する補償や」


サチコ「肉体的苦痛に税金使うんか」


マリコ「それと、舞台袖での待ち時間に仮眠室設置!」


サチコ「漫才師専用の政策やないか」


マリコ「国民の声を聞いてるんや」


サチコ「あんた一人の声やろ」


マリコ「一人から始まる革命もあるかもしれへんやん」


サチコ「ないわ」


マリコ「ほな、私、マリコ新党を立ち上げる!」


サチコ「何人おるん?」


マリコ「私一人」


サチコ「党やないやん」


マリコ「でも、中道改革連合より理念はしっかりしてるで」


サチコ「どんな理念?」


マリコ「腹減った時にすぐご飯が食べられる社会!」


サチコ「それは福祉政策か?」


マリコ「うち的には最重要課題や」


サチコ「あんたの腹の問題を国家課題にすな」


マリコ「でも、食べ物のことは大事やろ?中道改革連合も食料品消費税ゼロって言うてるし」


サチコ「それは経済政策やけど、あんたのは単なる食い意地や」


マリコ「食い意地も立派な政治信念や!」


サチコ「違うわ!もうええわ!」


マリコ「どうもありがとうございましたー」


サチコ「ありがとうございましたー」


二人「サチコ・マリコでしたー!」


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