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サチコとマリコの時事ネタ漫才  作者: 藍埜佑


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第175話「トランプ関税は違法!? ~どうする、どうなる、20兆円から30兆円の巨額返金!~」

マリコ:どうもー!サチコ・マリコでーす!


サチコ:よろしくお願いしますー。


マリコ:(ジャンプして空中のブロックを叩くマイム)チャリン!あ、キノコ出た!(むくむくと大きくなるマイム)


サチコ:何してんねん。舞台上で急にマリオのモノマネすな。


マリコ:いや、ウォーミングアップや。これからとんでもない「ラスボス戦」が始まるからな。


サチコ:ラスボス戦?


マリコ:せや!クッパより強敵やで。任天堂が、アメリカ政府に戦いを挑んだんや!


サチコ:あー、関税の訴訟の話か。2026年3月6日に任天堂の米国法人が提訴したやつな。


マリコ:そうや!「Nintendo of America Inc. v. U.S. Department of the Treasury」や!必殺技みたいな名前やろ!


サチコ:ただの裁判の事件名や。でも、確かにこれは歴史的な大事件やで。


マリコ:せやろ。だって私、Switch 2の予約しようと思って全裸待機してたんやで。


サチコ:服は着とけ!捕まるわ!


マリコ:そしたら、急に「予約延期します」って言われて。風邪ひくかと思ったわ。


サチコ:自業自得や。でも、その延期の理由が、まさにトランプ政権の関税やったんや。


マリコ:えっ、トランプさんのせいで私のSwitch 2が遠のいたん!?


サチコ:そうやで。トランプ大統領が2025年にIEEPAっていう国際緊急経済権限法を使って、世界中にメチャクチャな関税をかけたんや。中国に54%、ベトナムにも40%近い高関税。任天堂は中国からベトナムに生産を移して対策しようとしてたのに、そこも狙い撃ちされてんねん。


マリコ:ひどい!マリオカートで言うたら、1位走ってる時にトゲゾーこうら投げられた上に、バナナの皮まで置かれたみたいなもんやん!


サチコ:まあ、確かにそんな理不尽さやな。本体の価格は449.99ドルで維持したけど、アクセサリー類は値上げせざるを得んかった。


マリコ:ドックが10ドル上がったって聞いて、私の貯金箱が泣いてたわ。


サチコ:あんたの貯金箱の感情はどうでもええ。で、この関税に対して、2026年2月20日にアメリカの最高裁が「違憲や!」って判決を下したんや。


マリコ:おお!最高裁がスターを取って無敵モードになったんか!


サチコ:スターは関係ないけどな。「大統領が緊急事態を理由に関税を勝手にかける権限はない。関税は議会の仕事や」って、保守派の判事も同調して6対3で判断した。


マリコ:トランプさん、見事にクリボーみたいに踏まれてもうたな。


サチコ:クリボー扱いは怒られるで。で、これを受けて任天堂は「違法に取られた関税、全額利息付きで返せ!」って訴えを起こしたんや。


マリコ:利息付き!コインだけじゃなくて、1UPキノコもつけろってことやな。さすが任天堂、商売上手や!


サチコ:商売上手っていうか、当然の権利や。しかも、これ任天堂だけの話やないねん。


マリコ:他にもおるん?ルイージとか?


サチコ:ルイージも任天堂や!そうやなくて、レノボとかコストコとかFedExとか、名だたる大企業が続々と提訴してる。対象になる企業、なんと33万社や。


マリコ:33万社!?それ全員でアメリカ政府に突撃したら、サーバー落ちるで!


サチコ:ネットゲームちゃうわ!でも、返還額の推計は1300億ドルから2000億ドルって言われてる。日本円で20兆円から30兆円や。


マリコ:30兆円!?私の年収の……計算できへん!


サチコ:一生かかっても無理や。アメリカ政府にとっても国防予算の約4分の1が吹っ飛ぶレベルの「財政爆弾」やねん。日本のソニーとかトヨタとかパナソニックも続くかもしれん。日米通商史上最大の補償問題になる可能性がある。


マリコ:アメリカ政府、大ピンチやん!HP残り1ドットちゃう?


サチコ:ところがどっこい、トランプさんはそんな簡単にゲームオーバーにはならへんねん。


マリコ:コンティニューしたんか?


サチコ:最高裁判決が出た数時間後に、今度は1974年通商法122条っていう別の法律を引っ張り出してきて、「全輸入品に一律10%!いや、やっぱ15%の関税かけるわ!」って大統領令を出したんや。


マリコ:えええ!法律すり替えたん!?チートやん!バグ技やん!


サチコ:ほんまにバグ技みたいなもんや。しかもこの122条、今まで過去に一度も使われたことがない法律やねん。


マリコ:アイテムボックスの奥底でホコリ被ってた裏アイテム使ってきたんか!


サチコ:せや。ただ、これは150日間限定の暫定措置やから、7月23日までしか持たん。その間に通商法301条とかを使って、新しい関税の根拠を作ろうとしてる。


マリコ:いたちごっこやな。モグラ叩きみたいや。


サチコ:ほんまにモグラ叩きや。「違法関税→最高裁が止める→別の名前で関税かける→また提訴される」っていう泥沼の法廷闘争がこれから5年は続くって言われてる。


マリコ:5年!Switch 3出てるかもしれへんやん!


サチコ:気ぃ早いわ!でもなマリコ、この判決で一番損する国ってどこやと思う?


マリコ:そら、日本ちゃうの?巻き込まれてるし。


サチコ:日本は関税が返ってくるメリットもあるから、プラスマイナス混在や。実は一番損するのは「アメリカ自身」って言われてるんや。


マリコ:アメリカが!?自爆ダメージくらってるん?


サチコ:そう。20兆円の返金で財政が圧迫されるし、大統領がサクッと関税をかけられへんようになったから、外交の交渉カードが弱くなった。


マリコ:なるほど。「関税かけるぞ!」って脅しても、「どうせまた裁判で負けるやろ」って舐められるんやな。


サチコ:その通り。逆に、この判決で一番得する国はどこやと思う?


マリコ:えーっと……ピーチ姫の国?


サチコ:あほ!キノコ王国は現実世界に存在せえへんねん!中国や、中国!


マリコ:中国か!なんで?


サチコ:アメリカの対中強硬路線の最大の武器が「関税」やったのに、それに法的なストップがかかったからな。「アメリカはルールを守らん国や」って、グローバルサウスの国々に宣伝する絶好の材料にもなる。


マリコ:なるほどなー。中国、棚からぼた餅やん。


サチコ:ついでに、中国の企業が工場を移転させてたベトナムも得するな。アメリカの関税政策が弱まれば、ベトナム経由の輸出がまた増える。


マリコ:でもサチコ、中国って今、そんなに余裕あるん?なんか景気悪いってニュースで見たで。


サチコ:おっ、マリコ、よう知ってるな。その通り、中国は今、かなり深刻な状況や。3月5日に開幕した「全人代」、全国人民代表大会で、それがハッキリした。


マリコ:全人代。中国の国会やな。何が発表されたん?


サチコ:今年のGDP成長率目標が「4.5%から5.0%」に引き下げられたんや。今まで「5%前後」って強気やったのに、1991年以来の低い目標になった。前の漫才でもやったやんか。


マリコ:あら、ラスボスもちょっとレベル下がったんか。


サチコ:不動産バブルの崩壊、地方の借金、若者の失業、それに人口減少。中国はもう「右肩上がりの高度成長」を諦めて、「質の高い成長」にシフトしたんや。


マリコ:質の高い成長?無農薬野菜とか作るん?


サチコ:なんで無農薬農業やねん。AI、半導体、ロボット、宇宙開発や。これを「新質生産力」って呼んでる。


マリコ:新質生産力!また呪文みたいな言葉出てきたな。


サチコ:特にロボティクスには命かけてるで。人口が減って労働力が足りんようになるから、人間をロボットに置き換えようとしてる。世界の産業用ロボットの2台に1台は、すでに中国で動いてるんや。


マリコ:工場中がメカだらけ!ロックマンのステージみたいやな!


サチコ:「フィジカルAI国家」を目指して、いずれは家事も介護も軍事もロボットがやるようになる。


マリコ:軍事も!?


サチコ:そう。ここが怖いのよ。経済の目標は下げたのに、軍事費は前年比7%増の約43.5兆円や。経済がしんどいのに、武器には金をつぎ込んでる。


マリコ:ええっ!ご飯代削って、ガチャに課金してるみたいな状態やん!


サチコ:ガチャやない!本物の兵器や!台湾周辺での無人機やロボット兵器を使った「封鎖戦」を想定して、着々と準備を進めてるんや。


マリコ:でもサチコ、そんなに軍備拡張して、誰が指揮するん?


サチコ:それがな、全人代の直前に、軍のトップたちが大量に粛清されて姿を消したんや。


マリコ:消えた!?ゲームのバグでキャラが消えるやつか!


サチコ:現実の人間が消えたんや!特に核ミサイルを扱う「ロケット軍」の幹部や、軍需産業のトップたちが次々と捕まった。


マリコ:なんでなん?


サチコ:表向きは「汚職」や。ミサイル開発でお金を中抜きしてたとか、ひどい噂では「ミサイルの燃料タンクに燃料じゃなくて水が入ってた」なんて報道もあるくらいや。


マリコ:水!?ウォーターガンか!夏休みの水遊びやん!


サチコ:笑い事ちゃうで。核ミサイルに水やぞ。習近平国家主席からしたら、台湾に攻め込もうと思ってボタン押したら水が出た、なんてシャレにならん。


マリコ:そら激怒するわ。「なんでやねん!」ってツッコむレベルちゃうで。


サチコ:せやから、自分が昇進させた側近たちでも容赦なく切り捨てたんや。これは「軍への不信感」の表れでもある。


マリコ:軍を信じられへんの?


サチコ:中国の軍隊は「国家の軍」やなくて「共産党の軍」やねん。でも、予算30兆円、兵力200万人の巨大組織やから、内部に派閥や利権ができやすい。習近平さんは、軍が完全に自分に忠誠を誓うように、恐怖で締め付けてるんや。


マリコ:裏切り者がおらんか、常に疑心暗鬼になってるんやな。


サチコ:一部の専門家の間では「軍内部でクーデター未遂があったんちゃうか」とか「台湾侵攻を巡って慎重派と早期侵攻派が対立してるんちゃうか」っていう憶測まで飛んでる。


マリコ:ドロドロやな。三國志の世界や。


サチコ:2027年が中国人民解放軍の建軍100周年やから、それまでに組織を完全に掌握して、有事に備えるための「大掃除」をやったんやろな。


マリコ:なるほどなー。アメリカは関税で自爆ダメージ受けてて、中国はミサイルに水入ってて内部崩壊の危機。世界の大国って、どいつもこいつもポンコツ要素抱えてるんやな。


サチコ:ポンコツ要素って言うな。でも、巨大すぎる権力は、どこかで必ず歪みが出るんやろな。アメリカの大統領権限の肥大化を最高裁が止めたように、中国の独裁体制も内部の腐敗っていう形で限界が見え隠れしてる。


マリコ:三権分立って大事なんやなー。誰かが「それアカンで!」ってツッコんでくれるシステムがないと、ボケっぱなしで大怪我するもんな。


サチコ:おっ、マリコ。漫才に例えて、ええ事言うやんか。


マリコ:せやろ。私かて、サチコが横でツッコんでくれへんかったら、今頃ミサイルに水入れて「地球冷やしたろ!」とか言うてるで。


サチコ:どんだけスケールのデカいアホやねん!


マリコ:でもな、サチコ。今回の話聞いて、日本はどうしたらええんかなって思ったわ。


サチコ:日本は今、アメリカの保護主義と、中国の覇権主義の狭間で、めっちゃ難しい舵取りを迫られてんねん。アメリカの関税リスクでサプライチェーンを見直さなあかんし、中国の軍拡と台湾有事のリスクには備えなあかん。


マリコ:ハードモードやな。コンティニュー不可の無理ゲーやん。


サチコ:無理ゲーとは言わんけど、半導体とかエネルギーの経済安全保障をしっかりして、したたかに立ち回るしかない。日本企業の任天堂がアメリカ政府を訴えたのは、その「したたかさ」の一つの象徴かもしれんな。


マリコ:せやな!任天堂には頑張ってほしいわ。裁判に勝って、無事にSwitch 3を発売してもらわんと!


サチコ:あんたの目的は結局ゲームか!


マリコ:当たり前や!世界がどんだけ荒れても、私のゲームへの情熱は「関税ゼロ」やで!


サチコ:何言うてんねん!意味分からんわ!


マリコ:よっしゃ、今から弁護士の格好して、任天堂の応援に行ってくるわ!「異議あり!」って叫びまくったる!


サチコ:あんたが行ったら逆効果や!逆転裁判のやりすぎや!


マリコ:待ってろよ、トランプ!私の「無限のハッタリ」とどっちが強いか、勝負や!ほな、マリオみたいに土管に入ってワープするわ!(土管に潜りこむマイム)


サチコ:どこに行くねん!もうええわ!


マリコ・サチコ:ありがとうございましたー!


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