第162話「316議席の衝撃!世界が見た高市圧勝と21.3兆円のサナエノミクス~憲法改正、防衛費、そして財政の行方~」
マリコ「どうもー!サチコ・マリコでーす!」
サチコ「よろしくお願いしますー」
マリコ「サチコ、私な、2月8日にすごいこと目撃したで!」
サチコ「何があったん?」
マリコ「選挙や!真冬の選挙!」
サチコ「ああ、衆議院選挙な。寒かったわー」
マリコ「私、投票行ったで!」
サチコ「えらいやん。で、結果知っとる?」
マリコ「知っとる!自民党が316議席獲得や!」
サチコ「...お、ちゃんと数字覚えとるやん」
マリコ「当たり前やん。高市早苗首相が率いる自民党が単独で3分の2超えたんやで」
サチコ「めずらしく詳しいな。どうしたん?」
マリコ「だって前回の漫才で、サチコに『もっと勉強しろ』言われたやん」
サチコ「言うたっけ?」
マリコ「言うた。だから今回はちゃんと調べてきた」
サチコ「偉いやん。ほな、316議席ってどれくらいすごいか分かる?」
マリコ「えーっと...465議席中の316議席やから...」
サチコ「計算できるんかいな」
マリコ「約68%や!」
サチコ「正解や。戦後で一つの政党が衆院の3分の2超えたんは初めてやねん」
マリコ「初めて!?歴史的やん」
サチコ「せやねん。しかも維新との連立で352議席になる」
マリコ「352議席...もう何でもできるやん」
サチコ「そこが問題なんや」
マリコ「問題?」
サチコ「ブレーキがないねん」
マリコ「ブレーキ?車か」
サチコ「比喩や。これまでは公明党がブレーキ役やったけど、連立離脱したやろ」
マリコ「ああ、前の漫才でやったな。自公連立が崩壊して、中道改革連合ができたやつ」
サチコ「その中道改革連合が惨敗したんや」
マリコ「どれくらい負けたん?」
サチコ「公示前165議席あったのが、選挙後は59議席や」
マリコ「165が59!?100議席以上減っとるやん」
サチコ「歴史的大敗や。野田佳彦さんと斉藤鉄夫さんの共同代表は辞意表明した」
マリコ「辞めるんか。責任取るんやな」
サチコ「当たり前や。これだけ負けたら辞めなしゃあない」
マリコ「でもさ、サチコ」
サチコ「なんや」
マリコ「世界はどう見てるん?この結果」
サチコ「ええ質問やな。各国の反応がまた面白いねん」
マリコ「どう面白いん?」
サチコ「まずアメリカや。トランプ大統領が大喜びしとる」
マリコ「トランプさん!またあの人か」
サチコ「SNSで『圧倒的な勝利おめでとう』って祝福したんや」
マリコ「仲ええんやな」
サチコ「せやねん。ニューヨークタイムズは『高市首相がどん底から自民党を救った』って書いた」
マリコ「どん底って、そんなに悪かったん?」
サチコ「2024年の石破内閣の時、自民党は200議席割ったからな。69年ぶりやった」
マリコ「69年ぶり!?私のおばあちゃんが生まれる前やん」
サチコ「あんたのおばあちゃん何歳やねん」
マリコ「知らん」
サチコ「知らんのかい!で、CNNは『高市氏の大きな賭けは成功した』って報じた」
マリコ「賭け?ギャンブルか」
サチコ「解散総選挙のことや。勝つか負けるか分からんかったからな」
マリコ「ほかの国は?」
サチコ「イギリスのガーディアン紙は『高市氏を鉄の女と評価』や」
マリコ「鉄の女!?鉄でできとるん?」
サチコ「これも比喩や。わかるやろ。サッチャー元首相みたいに強いリーダーってことや」
マリコ「ああ、強い女性ってことか。かっこええやん」
サチコ「韓国は複雑やねん」
マリコ「なんで?」
サチコ「中央日報は『日本の政治史を書き換えた。かつてない黄金時代を迎えた』って報じたけど、一方で『右傾化加速を警戒』とも言うてる」
マリコ「褒めてるんか、警戒してるんか、どっちやねん」
サチコ「両方や。期待と警戒が入り混じっとる」
マリコ「ほな、中国は?」
サチコ「中国が一番警戒しとる」
マリコ「やっぱりな」
サチコ「習近平主席がジレンマに陥っとるって、ブルームバーグが報じてる」
マリコ「ジレンマ?二択ってやつ?」
サチコ「せや。高市首相と関係を構築するか、それとも冷え込みを続けるか」
マリコ「どっちも嫌なんやろな」
サチコ「そらそうや。高市さんは台湾有事の発言もしとるし、憲法改正も言うてるし、中国からしたら脅威やねん」
マリコ「台湾有事?」
サチコ「台湾で戦争が起きたら日本も対応するって発言や」
マリコ「それ、中国怒るわな」
サチコ「怒っとる。選挙期間中にも、高市首相が新潟で『憲法になぜ自衛隊を書いてはいけないのか。憲法改正をやらせてほしい』って言うたら、中国外務省が即座に批判した」
マリコ「即座!はっや」
サチコ「『侵略の歴史を深く反省し、平和発展の道を堅持せよ』やって」
マリコ「お説教されとるやん」
サチコ「でもな、高市首相は圧勝したから、もう止まらへんで」
マリコ「何するん?」
サチコ「まず経済政策や。21.3兆円の経済対策を打ち出しとる」
マリコ「21.3兆円!?」
サチコ「すごい金額やろ」
マリコ「私の年収の...えーと...計算できへん」
サチコ「計算せんでええわ。で、この21.3兆円、3つの柱があるねん」
マリコ「3つ?」
サチコ「1つ目、生活の安全保障と物価高対策で11.7兆円」
マリコ「物価高!うち、最近卵高くて困っとるねん」
サチコ「卵だけちゃうねん。電気もガスもガソリンも全部高いやろ」
マリコ「ガソリン、高いわー。車持ってへんけど」
サチコ「持ってへんのかい!で、この対策で、電気ガス料金の負担軽減、ガソリン税の引き下げ、子供一人あたり2万円の給付とかがある」
マリコ「2万円!?もらえるん?」
サチコ「子供がおる家庭はな」
マリコ「私、子供おらんわ」
サチコ「あんたにはもらわれへん」
マリコ「えー、私も子供みたいなもんやん」
サチコ「どういう理屈やねん!あと、お米券も配るらしい」
マリコ「お米券!それもほしい!」
サチコ「これは全員もらえるかもしれへん。1人約3000円分や」
マリコ「3000円分のお米!炊きまくるわ」
サチコ「炊きまくんな。で、2つ目の柱が危機管理投資と成長投資で7.2兆円」
マリコ「7.2兆円!何に使うん?」
サチコ「半導体、AI、デジタル、医療、スタートアップ支援、食料安全保障、エネルギー安全保障、防災、国土強靭化...」
マリコ「いっぱいあるな」
サチコ「将来への投資や。特に半導体とAIには力入れとる」
マリコ「半導体って、スマホとかに入ってるやつ?」
サチコ「せや。日本は半導体で遅れとったからな。巻き返しを図るんや」
マリコ「ほな、3つ目は?」
サチコ「防衛力と外交力の強化で1.7兆円」
マリコ「1.7兆円も防衛費!?」
サチコ「これが一番議論になっとる」
マリコ「なんで?」
サチコ「高市首相は、防衛費をGDP比2%にするって約束しとったんや」
マリコ「2%?多いん?少ないん?」
サチコ「NATO基準や。アメリカが同盟国に求めとる水準」
マリコ「アメリカの要求か」
サチコ「せやけど、これを2027年度までに達成する予定やったのを、2025年度中に前倒しするって言うてるんや」
マリコ「2年も早めるん!?急ぎすぎやろ」
サチコ「そこが高市スタイルや。スピードこそ最大の武器って言うてる」
マリコ「スピード狂か」
サチコ「狂やない。で、この1.7兆円、何に使うかっていうと」
マリコ「何?」
サチコ「スタンド・オフ防衛能力、統合防空ミサイル防衛、無人アセット、サイバー宇宙、弾薬備蓄、基地強靱化...」
マリコ「ちょ、ちょっと待ってぇな、カタカナ多すぎてわけ分からん!」
サチコ「簡単に言うたら、遠くから攻撃できるミサイル、ミサイルを防ぐシステム、ドローン、サイバー攻撃への対処、弾薬の確保、基地の強化や」
マリコ「要は、軍備増強ってことやな」
サチコ「まあ、そういうことや」
マリコ「でもさ、サチコ」
サチコ「なんや」
マリコ「21.3兆円って、どこから出すん?」
サチコ「ええ質問やな。これが財政問題や」
マリコ「借金するん?」
サチコ「国債や。国債発行して金を借りる」
マリコ「日本の借金、もう1000兆円超えてるって聞いたで」
サチコ「よう知っとるやん。GDP比で200%超えとる」
マリコ「200%!?年収の2倍借金しとるってこと?」
サチコ「そういうことや。で、高市政権はそれをさらに増やそうとしとる」
マリコ「大丈夫なん?」
サチコ「そこが議論されとるんや。高市さんは『責任ある積極財政』って言うてるけど」
マリコ「責任ある?どこが?」
サチコ「名目成長率を上げて、税収自然増で借金返すって考えや」
マリコ「成長したら税金増えるから、借金返せるってこと?」
サチコ「せや。でも、成長せえへんかったら?」
マリコ「借金だけ残る」
サチコ「そういうことや。ギャンブルやねん」
マリコ「賭けばっかりやん。解散総選挙も賭け、財政も賭け」
サチコ「高市政権はハイリスク・ハイリターンや」
マリコ「でもさ、財政健全化の目標ってあるんちゃうん?」
サチコ「PB黒字化目標っていうのがあってな」
マリコ「ピービー?」
サチコ「プライマリーバランス。基礎的財政収支や」
マリコ「難しい」
サチコ「簡単に言うたら、借金の返済以外の支出を、税収だけで賄えるかってことや」
マリコ「それ、達成できるん?」
サチコ「2027年度に黒字化する予定やったけど、もう無理やろな」
マリコ「無理なんかい」
サチコ「21.3兆円も使うって言うてるんやから」
マリコ「ほな、目標変えるんか?」
サチコ「変えるらしいで。『PB黒字化』から『債務対GDP比の安定化』に」
マリコ「何が違うん?」
サチコ「PB黒字化は厳しい目標や。でも、債務対GDP比の安定化は緩い」
マリコ「緩いって、ごまかしてるやん」
サチコ「まあ、そう見えるわな」
マリコ「財政規律って言葉、死んだんか」
サチコ「死んでへんけど、瀕死や」
マリコ「瀕死!救急車呼ばな」
サチコ「救急車は呼ばんでええわ。でもな、もっと大きな話がある」
マリコ「もっと大きな?」
サチコ「憲法改正や」
マリコ「ああ、さっき中国が怒ってたやつ」
サチコ「せや。高市首相は憲法改正をやらせてくださいって、選挙中に訴えた」
マリコ「何を変えるん?」
サチコ「9条に自衛隊を明記するんや」
マリコ「9条って、戦争放棄のやつ?」
サチコ「せや。今の9条には自衛隊って言葉が入ってへん」
マリコ「入ってへんの?」
サチコ「入ってへん。だから高市さんは『彼らの誇りを守り、実力組織として位置づけるため、憲法改正をやらせてほしい』って言うてる」
マリコ「自衛隊員のために憲法変えるってこと?」
サチコ「表向きはな。でも、本音は違う」
マリコ「本音は?」
サチコ「自衛隊を憲法に明記したら、9条の縛りがなくなるんや」
マリコ「縛り?」
サチコ「戦力の不保持、交戦権の否認っていう縛りや」
マリコ「それ、大事なやつやん」
サチコ「大事や。でも、それがなくなったら、自衛隊は海外で武力行使できるようになる」
マリコ「戦争できるってこと?」
サチコ「戦争とは言わへんけど、武力行使はできるようになる」
マリコ「怖いな」
サチコ「共産党とか、護憲派は『白紙委任はできない』って猛反対しとる」
マリコ「白紙委任?」
サチコ「中身を明らかにせんまま、憲法変えていいですよって任せることや」
マリコ「それはあかんわ。中身見んと判子押すようなもんやろ」
サチコ「せやねん。でも、高市首相は圧勝したから、『国民の信任を得た』って言うてる」
マリコ「選挙で勝ったら何してもええんか」
サチコ「いや、憲法改正は別や。国民投票がいる」
マリコ「国民投票?」
サチコ「憲法改正は、衆参両院で3分の2以上の賛成で発議して、その後、国民投票で過半数の賛成がいるんや」
マリコ「ダブルチェックやな」
サチコ「せや。衆院では3分の2超えたけど、参院ではまだや」
マリコ「参院は?」
サチコ「参院は過半数に達してへん。だから、国民民主党とか、他の党と協力せなあかん」
マリコ「ほな、すぐには変えられへんのやな」
サチコ「すぐには無理や。でも、高市首相は『任期中に国民投票を実現する』って意気込んどる」
マリコ「任期って、あと何年?」
サチコ「自民党総裁の任期は3年や。2028年まで」
マリコ「3年で憲法改正するんか。スピード狂やな」
サチコ「ほんまや。しかも、他にもやることいっぱいある」
マリコ「何?」
サチコ「安全保障3文書の改定、スパイ防止法の制定、国旗損壊罪の新設、緊急事態条項の創設...」
マリコ「いっぱいあるな」
サチコ「緊急事態条項が一番ヤバいって言われとる」
マリコ「なんで?」
サチコ「緊急事態が起きたら、内閣が法律と同じ効力の政令を出せるようになるんや」
マリコ「それ、独裁やん」
サチコ「まあ、チェック機能がなくなるから、そう見られても仕方ないな」
マリコ「怖いわー。でもさ、サチコ」
サチコ「なんや」
マリコ「高市さん、なんでそんなに急ぐん?」
サチコ「支持率が高いうちにやりたいんやろな」
マリコ「支持率、どれくらいあるん?」
サチコ「内閣支持率73%から78%や」
マリコ「めっちゃ高いやん」
サチコ「歴代トップクラスや。でも、自民党の支持率は30%しかない」
マリコ「あれ?また出てきたな、この差」
サチコ「せや。首相個人の人気と党の人気は別や」
マリコ「ほな、高市さんがおらんくなったら、自民党はまた弱くなるんか」
サチコ「可能性はあるな。だから、高市さんがおる間に、できるだけのことをやろうとしとる」
マリコ「我が世の春やな」
サチコ「せやねん。2028年まで国政選挙ないし、やりたい放題や」
マリコ「やりたい放題って、民主主義なん?」
サチコ「選挙で勝ったら、その範囲内ではやれるからな。でも、独裁とは違う」
マリコ「どう違うん?」
サチコ「次の選挙で審判が下るからや。今回の政策が失敗したら、次は負ける」
マリコ「なるほどな。責任は取らなあかんわけや」
サチコ「せやねん。で、高市政権が成功するかどうかは、これからの2年半にかかっとる」
マリコ「2年半...長いな」
サチコ「長いで。その間に、経済がどうなるか、外交がどうなるか、全部決まる」
マリコ「中国との関係は?」
サチコ「厳しいやろな。でも、高市首相は『戦略的互恵関係を推進する』って言うてる」
マリコ「戦略的互恵?難しい言葉使うな」
サチコ「お互いにメリットがある関係を作るってことや。でも、口で言うほど簡単やない」
マリコ「台湾問題があるもんな」
サチコ「せや。あと、韓国との関係も微妙や」
マリコ「韓国は?」
サチコ「高市首相は保守やから、歴史認識の問題で衝突する可能性がある」
マリコ「靖国参拝とか?」
サチコ「それもあるし、教科書問題、慰安婦問題、徴用工問題...色々ある」
マリコ「めんどくさいな、近隣外交」
サチコ「めんどくさいけど、大事や。隣の国やからな」
マリコ「でもさ、サチコ」
サチコ「なんや」
マリコ「私、一つ気になることあるわ」
サチコ「何?」
マリコ「21.3兆円使って、物価高対策するって言うてたやろ」
サチコ「せやな」
マリコ「でも、そんなに金使ったら、インフレ加速するんちゃうん?」
サチコ「...おお、鋭いやん!」
マリコ「私も成長したんや」
サチコ「せやねん。それがジレンマや。お金配って景気良くしようとしたら、インフレになる」
マリコ「インフレなったら、また物価上がるやろ」
サチコ「上がる。で、また対策せなあかん。で、また金使う。で、またインフレ」
マリコ「無限ループやん」
サチコ「無限ループになる危険性はある」
マリコ「どうするん?」
サチコ「だから、成長率を上げて、賃金も上げて、物価上昇を吸収できる経済を作らなあかんねん」
マリコ「そんなうまくいくん?」
サチコ「うまくいくかどうかは、やってみんと分からん」
マリコ「また賭けか」
サチコ「高市政権は賭けの連続や」
マリコ「ギャンブル政権やな」
サチコ「ギャンブル言うな。でも、まあ、リスク取ってチャレンジするのは悪いことやない」
マリコ「失敗したら?」
サチコ「国民が苦しむ」
マリコ「そんな無責任な」
サチコ「政治はそういうもんや。成功したら英雄、失敗したら戦犯」
マリコ「厳しい世界やな」
サチコ「厳しいで。だから、私らも監視せなあかん」
マリコ「監視?」
サチコ「政治を見張るんや。おかしいことがあったら声を上げる」
マリコ「でも、私らに何ができるん?」
サチコ「投票や。次の選挙で、今回の政策を評価する」
マリコ「次の選挙って、2028年?」
サチコ「参議院選挙は2028年夏や。それまで見張り続けるんや」
マリコ「2年半も?しんどいな」
サチコ「しんどいけど、民主主義のコストや」
マリコ「またその言葉出た」
サチコ「大事やからな。タダで手に入るもんはないんや」
マリコ「でもさ、サチコ」
サチコ「なんや、まだあるんか」
マリコ「私、一つ画期的なアイデア思いついたわ」
サチコ「またか。今度は何や」
マリコ「高市経済対策ウォッチングアプリを作るんや」
サチコ「何それ」
マリコ「21.3兆円が何に使われたか、リアルタイムで見られるアプリや」
サチコ「...それ、ええやん」
マリコ「せやろ。物価高対策に11.7兆円って言うてたやろ。その使い道を全部見える化するんや」
サチコ「透明性を高めるってことか」
マリコ「せや。電気代いくら下がった、ガソリンいくら下がった、お米券何枚配った、全部数字で出す」
サチコ「それ、政府がやるべきことやけどな」
マリコ「やってへんから、民間でやるんや」
サチコ「民間で?誰が作るん?」
マリコ「私」
サチコ「あんた、プログラミングできるん?」
マリコ「できへん」
サチコ「できへんのかい」
マリコ「でも、AIに頼む」
サチコ「AIか。最近何でもAIやな」
マリコ「21.3兆円のうち、AI投資もあるって言うてたやろ。その金使って、監視AIを作るんや」
サチコ「政府の金で政府を監視するんか」
マリコ「皮肉やろ」
サチコ「皮肉やな。でも、実際そういうシステムあったらええな」
マリコ「せやろ。あと、憲法改正カウントダウンも表示する」
サチコ「カウントダウン?」
マリコ「高市首相が『任期中に国民投票実現』って言うてたやろ。ほな、2028年までの日数をカウントダウンするんや」
サチコ「プレッシャーかけるんか」
マリコ「せや。あと何日で国民投票が来るぞって、毎日通知する」
サチコ「うるさいわ」
マリコ「でも大事やろ。忘れたらあかんねん」
サチコ「まあ、確かにな」
マリコ「あと、中国との関係温度計も作る」
サチコ「温度計?」
マリコ「日中関係が冷たいか温かいか、温度で示すんや」
サチコ「どうやって測るん?」
マリコ「中国外務省の発言とか、貿易額とか、観光客数とか、色んなデータから算出する」
サチコ「...それ、本気で作ったら面白いかもな」
マリコ「せやろ。今、マイナス5度くらいやろな」
サチコ「凍結しとるやん」
マリコ「凍結や。春は来るんやろか」
サチコ「来るかどうかは、高市政権次第や」
マリコ「責任重大やな」
サチコ「せやねん。316議席の重みを感じてほしいわ」
マリコ「でもさ、サチコ」
サチコ「何度目やねん」
マリコ「最後にひとつだけ」
サチコ「もうええわ」
マリコ「私、もし21.3兆円もらえたら、何に使うか考えてん」
サチコ「もらわれへんやろ」
マリコ「もし、やで。もし」
サチコ「ほな、何に使うん?」
マリコ「まず、10兆円で世界一大きいたこ焼き屋作る」
サチコ「たこ焼き屋!?またしょうもないこと言い出したわ。スケールがおかしいわ」
マリコ「世界中のたこ焼きファンが集まる聖地にするんや」
サチコ「聖地って。それ、経済対策なん?」
マリコ「観光立国や。インバウンド需要を取り込むんや」
サチコ「無理やりそれっぽいこと言うな」
マリコ「で、5兆円で漫才師の給料アップ制度を作る」
サチコ「また出た、私利私欲」
マリコ「漫才は文化や。文化への投資は大事やろ」
サチコ「21.3兆円の中に文化予算もあったけど、漫才師限定やないわ」
マリコ「残りの6.3兆円は?」
サチコ「まだあるんかい」
マリコ「防衛費や」
サチコ「お、まともなこと言うやん」
マリコ「たこ焼き防衛隊を作る」
サチコ「全然まともやなかった!」
マリコ「日本のたこ焼きを世界の脅威から守るんや」
サチコ「誰も脅かしてへんわ!」
マリコ「分からんで。たこ焼き泥棒が来るかもしれへん」
サチコ「来るかい。もうええわ、あんたの妄想は」
マリコ「妄想やない、ビジョンや」
サチコ「ビジョンって言うな。ただの食い意地や」
マリコ「でもな、サチコ。真面目な話」
サチコ「今から真面目になるんか」
マリコ「21.3兆円って、私らの税金やろ」
サチコ「そうや」
マリコ「ほな、ちゃんと使ってもらわな困るやん」
サチコ「せやな」
マリコ「物価高で苦しんでる人を助けるんやったら、ほんまに助けてほしい」
サチコ「その通りや」
マリコ「防衛費増やすんやったら、ほんまに必要なんか説明してほしい」
サチコ「説明責任やな」
マリコ「憲法変えるんやったら、中身ちゃんと見せてほしい」
サチコ「白紙委任はあかんってことや」
マリコ「せや。私らバカやないねんから」
サチコ「あんた、自分でバカやって言うてたやん」
マリコ「それは謙遜や」
サチコ「謙遜かい。でも、マリコの言うこと、正しいで」
マリコ「せやろ」
サチコ「高市政権は316議席の力で色んなことができる。でも、それは国民の信任があってこそや」
マリコ「信任は期限付きやもんな」
サチコ「せやねん。次の選挙で審判が下る」
マリコ「その時までに、ちゃんと結果出しとかなあかんな」
サチコ「21.3兆円の成果を見せなあかん」
マリコ「見せてもらおうやないか、サナエノミクスの実力を」
サチコ「お、かっこええこと言うやん」
マリコ「たまにはな」
サチコ「たまにはって。でも、ほんまにそうや。私らは見てるで、ってメッセージを送り続けなあかん」
マリコ「見てるで~、高市さ~ん」
サチコ「ほんまに呼びかけんでええわ」
マリコ「21.3兆円、ちゃんと使ってや~」
サチコ「だから呼びかけんなって」
マリコ「憲法改正、ちゃんと説明してや~」
サチコ「うるさいわ、もうええわ!」
マリコ「どうもありがとうございましたー」
サチコ「ありがとうございましたー」
二人「サチコ・マリコでしたー!」




