第151話「2026年、世界地図が溶けていく!?~不確実性の大海原を漂う日本丸の行方はいかに~」【新春超拡大版!】
サチコ:
(舞台中央へ元気よく飛び出してきて、満員のお客さんに向かって明るく)
どうもー!皆さん、新年あけましておめでとうございます!2026年もサチコとマリコをよろしくお願いいたします!
マリコ:
(サチコに続いて、なぜか船長の帽子をかぶって、双眼鏡を首からぶら下げて登場)
よろしくお願い申し上げます!サチコ!うち、今年は決めたんや!2026年の世界情勢を俯瞰して、日本の進むべき道を示す「世界の羅針盤」になるって!
サチコ:
(マリコを訝しげに見て)
…なんやその格好。船長のコスプレか?双眼鏡持ってどこ見てんねん。客席のイケメン探しだけはマジ勘弁してほしいんやけど?
マリコ:
あほ言うな!うちは世界を見渡すんや!高市早苗首相も年頭所感で「日本に希望を生み出す」って言うてはったやろ?昭和元年から数えて満100年目の節目の年やって!
サチコ:
(腕を組んで、少し真面目な顔で)
…ほう、ちゃんとニュース見てるやん。確かに2026年は世界にとっても日本にとっても、めちゃくちゃ重要な年になりそうやな。
マリコ:
せやろ!ほんで、うちなりに世界情勢を調べてみてんけど、なんかもう、わけわからんようになってきてるやん!アメリカは「アメリカ・ファースト」言うてるし、中国は「中国夢」言うてるし、ロシアは「ロシアの栄光」言うてるし、みんな「ファースト」言い過ぎやねん!
サチコ:
(苦笑)
まあ、それが今の世界の縮図やな。2026年の世界は、専門家の言葉を借りれば「不確実性の常態化」の時代に突入してるんや。
マリコ:
不確実性の常態化!?なんやそれ、占い師が「あなたの未来は不確実です」って言うてるみたいなもんか!そんなん誰でも言えるわ!
サチコ:
違う違う!もっと深刻な話や。これまで世界の秩序を支えてきたルール、つまり「みんなで決めたルールに従いましょう」っていう国際秩序が、音を立てて崩れてきてるんや。
マリコ:
崩れてる!?ジェンガみたいに?「そこ抜いたらアカン!」って言うてる間に、バラバラーって?
サチコ:
まさにそんな感じや。第二次世界大戦後、アメリカを中心に作られた「パックス・アメリカーナ」、つまりアメリカ主導の平和の時代が、終わりを迎えつつあるんや。
マリコ:
パックス・アメリカーナ!?なんかカッコええ名前やな!でも終わるん?アメリカ、まだ世界一の大国やのに?
サチコ:
そこがポイントや。アメリカは確かにまだ世界最強の軍事力と経済力を持ってる。でもトランプ政権の「アメリカ・ファースト2.0」で、「世界の警察官」としての役割をどんどん縮小させてるんや。
マリコ:
世界の警察官やめるんか!?じゃあ世界は無法地帯になってまうやん!ヒャッハー!な世紀末がくるんか!?北斗の拳かいな!?
サチコ:
そこまで極端ちゃうけど、世界各地で「パワーバランス」、つまり力の均衡が崩れやすくなってるのは事実や。ウクライナ、中東、台湾海峡、どこで何が起きてもおかしくない状態なんや。
マリコ:
うわぁ、怖いなぁ。ほんで、肝心のトランプさんは何をしてるん?
サチコ:
トランプ政権は今、「製造業の再建」「対中抑止」「国際システムの再構築」っていう3つの目標を掲げてるんやけど、正直なところ、上手くいってへんのが現状や。
マリコ:
上手くいってへんの!?あんなに自信満々やのに?
サチコ:
そうなんや。製造業の雇用者数は2025年初めから約5万人も減少してる。しかも、対米投資のほとんどがAI関連のデータセンターに集中してて、肝心の自動車や鉄鋼といった製造業への投資は全体の約7%しかないんや。
マリコ:
7%!?少なっ!「製造業復活!」って言いながら、AIにお金めっちゃ取られてるやん!これ、「ダイエットするわ!」って言いながらケーキ食べてるのと一緒ちゃうん!?
サチコ:
まあ、そんな感じやな。しかもトランプさんの関税政策、あれがまた世界中を振り回してるんや。2026年は11月に中間選挙があるから、そこが大きな分水嶺になるって言われてる。
マリコ:
分水嶺!?水が分かれる嶺?なんかカッコええな!
サチコ:
そこ食いつくとこちゃうで!共和党が優位を保てば、トランプ路線が続く。民主党が勢いを取り戻せば、一定の歯止めがかかる。でも正直、上院を民主党が奪還する可能性は低いって言われてるわ。
マリコ:
じゃあ、しばらくはトランプ劇場が続くんか。世界中が彼の「お気持ち次第」で振り回されるって、なんか理不尽やなぁ。
サチコ:
そうやねん。ある専門家は「今のアメリカは同盟国にとって『パートナー』ではなく『ボス』になってる」って言うてたわ。
マリコ:
ボス!?まるでヤクザ映画みたいやん!「おい、日本、分かってるよな?」って肩叩かれる感じ?
サチコ:
まあ、そこまで露骨ちゃうけど、同盟国への防衛負担増額要求はめちゃくちゃ厳しくなってるわ。日本も例外やない。
マリコ:
ひえー。ほんで、そのアメリカと覇権を争ってる中国はどうなってるん?
サチコ:
中国も大変や。表面上は「1兆ドルの貿易黒字」って景気のええこと言うてるけど、内実は不動産バブルの崩壊で深刻な内需不振に陥ってるんや。(※詳しくは第144話「中国ゴーストタウンの怪! ~消えた人と、残された借金~」見たってや!)
マリコ:
不動産バブル崩壊!?日本のバブル崩壊みたいなこと起きてるん?
サチコ:
そうや。若者の失業率は高いまま、「寝そべり族」っていう働く気力を失った若者も増えてる。でも習近平政権は弱みを見せられへんから、対外的には強硬姿勢を崩さへん。
マリコ:
内では弱ってるのに、外には強がるって、まるで「お金ないけど見栄張ってブランド物買う人」みたいやな!
サチコ:
言い方アレやけど、まあそういう側面はあるわな。日本への渡航自粛要請を出したり、レアアースの輸出規制をちらつかせたり、いろんな形で圧力をかけてきよる。
マリコ:
レアアース!?なんやそれ、珍しい土?
サチコ:
「希土類」って言うて、スマホやEV、ハイテク製品に欠かせない鉱物資源や。中国はこれを世界で独占的に握ってて、武器として使う姿勢を見せてるんや。
マリコ:
うわぁ、怖っ!「レアアース止めるぞ」って脅されたら、日本のハイテク産業、詰んでまうやん!
サチコ:
せやから、今後はサプライチェーン、つまり部品や原材料の調達先を多元化することが、めちゃくちゃ重要になってくるんや。一つの国に依存するのはリスクが高すぎんねん。
マリコ:
なるほどなぁ。ほんで、ロシアとウクライナの戦争はどうなってるん?
サチコ:
2025年にトランプさんとプーチンさんがアラスカで会談したんやけど、結局、戦争は「凍結された紛争」に移行しつつあるんや。
マリコ:
凍結!?冷凍庫に入れたん?解凍したらまた始まるってこと?
サチコ:
そういうことや。完全な和平やなくて、「とりあえず今は戦わない」っていう状態。ウクライナのゼレンスキー大統領は「和平合意が90%完成」って言うてるけど、残りの10%、つまり領土問題が解決せん限り、本当の平和は来えへんねん。
マリコ:
90%完成って、宿題の最後の1問が解けへんくて「もうええわ」って出すみたいなもんやん!その1問が一番大事やのに!
サチコ:
まさにその通りや。しかも欧州は「アメリカの後ろ盾が揺らぐ中、自立的な防衛体制をどうするか」で右往左往してる。NATOの結束も以前ほど強固やないしやな。
マリコ:
大変やなぁ。中東はどうなん?ガザとかイランとか。
サチコ:
ガザは一応停戦したけど、暴力は続いてる。ハマスは軍事組織としては弱体化したけど、完全に消滅したわけやない。そしてイランや。2026年は米国・イスラエル・イランの三角関係で緊張が沸騰する年になりそうやって言われてる。
マリコ:
三角関係!?ドロドロの恋愛劇みたいやん!
サチコ:
恋愛やったらまだええわ!これは核兵器の話や。イランが核施設での活動を再開したり、弾道ミサイル能力を再構築したりしたら、イスラエルが攻撃する可能性がある。そうなったら中東全体が火の海になりかねへん。
マリコ:
ひえー!怖すぎる!世界中で火種だらけやん!
サチコ:
せやから、今の世界は「壊れてはいないが、落ち着いてもいない」っていう微妙なバランスの上に成り立ってるんや。権力は行使されてるけど正当性が薄い、各国政府は動き回るけど長期の方向性を示せへん、そんな状態やな。
マリコ:
なんか、船が嵐の海で舵を失って漂流してるみたいな感じやな。うちが船長の格好してきたん、意外と正解やったかも!
サチコ:
あんたの直感だけは褒めたるわ。ほんで、この荒波の中で日本はどうしてるかって話や。
マリコ:
日本!高市首相やな!女性初の首相として頑張ってはるんやろ?
サチコ:
そうや。高市政権は2025年10月に発足してから、内閣支持率が3ヶ月連続で75%超えっていうロケットスタートを切ったんや。
マリコ:
75%!?めっちゃ高いやん!石破さんの時、確かめっちゃ低かったよな?
サチコ:
そうやねん。FNNの世論調査によると、10代20代の男性で89.4%、10代20代の女性で95.5%が支持してる。石破内閣の時は10%前後やったから、天と地ほどの差や。
マリコ:
95.5%!?ほぼ全員やん!なんでそんなに人気なん?
サチコ:
いくつか理由があるんやけど、まず「政治が動いてる感」があるんや。岸田元首相が「静」、石破前首相が「受」やったとしたら、高市首相は「動」。政策のドライブ感が国民に受けてるって分析されてる。
マリコ:
ドライブ感!なんかカッコええな!アクセル踏み込んでる感じか!
サチコ:
そう。それと「年収の壁」の引き上げ、103万円から178万円への改革も、現役世代からの支持を集めてる要因や。うちらが前にやった漫才のネタやな。(※これも第145話「178万円の壁、突破!でもその先は落とし穴!?」を見たってな!)
マリコ:
ああ、あれか!働く人の手取りが増えるってやつな!
サチコ:
あと、高市首相の明るさとわかりやすい言葉、前向きなメッセージも人気の理由やな。年頭所感でも「日本の未来を信じてほしい。希望を抱いてほしい」って呼びかけてたわ。
マリコ:
ええこと言うやん!「希望」って言葉、久しぶりに聞いた気がするわ。
サチコ:
ただし、課題もあるんや。まず外交。日中関係がめちゃくちゃ悪化してる。中国政府の日本への渡航自粛要請は長期化してるし、インバウンドにも影響が出てる。
マリコ:
中国からの観光客、減ってるん?
サチコ:
そうや。しかも、レアアース輸出規制のリスクもある。2010年の尖閣問題の時と同じことが起きたら、日本経済への打撃は大きいで。試算によると、名目GDPが0.4%から0.7%押し下げられる可能性があるって言われてる。
マリコ:
うわぁ、経済にも影響するんか。
サチコ:
それと、高市政権の「責任ある積極財政」っていう路線。2026年度の当初予算は120兆円超で過去最高になる見通しや。これが市場の財政悪化懸念を強めて、長期金利を押し上げる可能性もある。
マリコ:
積極財政って、お金をバンバン使うってことやろ?ええことちゃうん?
サチコ:
短期的には景気を支えるけど、長期的には国の借金が膨らむリスクがあるんや。高市首相も「債務残高GDP比を引き下げる」って財政健全化に配慮する姿勢は見せてるけど、バランスが難しいところやな。
マリコ:
やっぱりダイエットしながらケーキ食べるみたいな感じか。
サチコ:
まあ、そんなもんやな。ほんで、外交面で日本が直面してる最大の課題は、アメリカと中国の間でどうバランスを取るかや。
マリコ:
板挟みやな!「彼氏の機嫌も取りたいけど、お父さんの言うことも聞かなあかん」みたいな?
サチコ:
あんたいつも例えが独特すぎんねん!でも、まさにそんな感じや。アメリカからは同盟強化と防衛費増額の圧力、中国からは経済的な圧力と渡航制限。両方から挟まれてる状態や。
マリコ:
じゃあ日本はどうしたらええん?
サチコ:
専門家の間では「戦略的自律」と「多層的なパートナーシップ」が重要やって言われてる。アメリカ一辺倒でも、中国寄りでもなく、第三の道を模索するってことや。
マリコ:
第三の道!?なんかカッコええな!でも具体的にはどういうこと?
サチコ:
たとえば、イギリス、オーストラリア、カナダ、ASEAN諸国との連携を強化して、「ミドルパワー連合」を形成・主導するっていう考え方があんねん。
マリコ:
ミドルパワー連合!?中くらいの国が集まって「大国に振り回されへんようにしよう」って団結するん?
サチコ:
そうや。日本と同じように米中対立の狭間で国益を守ろうとしてる国はぎょうさんおんねん。そういう国々と手を組むことで、米中どちらの暴走も抑制できる力を持とうっていう発想や。
マリコ:
なるほどなぁ。あと、日本の強みって何があるん?
サチコ:
資源を持たへん日本の最大の武器は、長年培ってきた「技術への信頼」と「約束を守る誠実さ」やと言われてる。中国みたいな「債務の罠」やなくて、人材育成や技術移転を伴う「質の高い成長」を提供できるパートナーとして、グローバルサウス諸国との関係を深めていくことが重要や。
マリコ:
グローバルサウス!?なんやそれ、南半球のこと?
サチコ:
地理的な意味だけやなくて、インドやブラジル、アフリカ諸国など、これまで「先進国」と呼ばれてへんかった国々の総称や。今、これらの国々が米中どちらの陣営にも属さへん「第三極」として、国際政治で存在感を増してるんや。
マリコ:
へー!キャスティングボートってやつやな!
サチコ:
お、ようわかってるやん。そう、決定票を握る存在になりつつあるんや。
マリコ:
ほんで、さっきから気になってたんやけど、AIの話は?2026年は「AIエージェントの年」になるって聞いたで!
サチコ:
(目を輝かせて)
そこ来たか!2026年の最大のトレンドの一つが、まさにAIエージェントの本格普及や。
マリコ:
AIエージェント?スパイみたいな名前やな!
サチコ:
違う違う。AIエージェントっていうのは、大規模言語モデルを頭脳にして、人間の代わりに仕事をこなしてくれるAIのことや。
マリコ:
人間の代わりに!?じゃあ、うちの仕事も奪われるん!?
サチコ:
いや、漫才はまだ大丈夫やと思うで。でもな、2026年には「AIが人から仕事を奪う」ことが、欧米や新興国の企業で現実のものになるって言われてる。
マリコ:
マジで!?どんな仕事が奪われるん!?
サチコ:
主にホワイトカラーの定型業務や。一般事務、データ入力、簡単な文書作成、そういった仕事はAIで代替される可能性が高い。あるアンケートでは、アメリカ人の71%が「AIによって多くの人が職を失う」と心配してるんや。
マリコ:
71%!?みんな不安なんやな。でも、日本は解雇規制が厳しいから大丈夫ちゃうん?
サチコ:
日本は確かにすぐにはクビになりにくい。でも、新規採用が減ったり、配置転換されたりする可能性はある。それに、日本の場合はむしろ「人手不足をAIで補う」っていう方向で活用されることが多いかもしれへんな。
マリコ:
あ、そうか!日本は人手不足やもんな!
サチコ:
そうや。2025年の出生数が70万人を割り込んで、人口減少が加速してる日本にとって、AIとロボティクスは「脅威」やなくて、社会機能を維持するための「生命線」になりつつあるんや。
マリコ:
生命線!?じゃあ、AIは敵やなくて味方ってこと?
サチコ:
使い方次第やな。介護、医療、建設、物流、こういった「人手が足りない産業」での技術活用は、世界に輸出可能なモデルにもなりうる。日本は「課題先進国」として、高齢社会や人口減少の問題にどう対処するか、世界に示せる立場にあるんや。
マリコ:
課題先進国!?なんか嬉しいのか悲しいのかわからん称号やな!
サチコ:
せやな(苦笑)。ただし、AIの導入で「勝ち組」と「負け組」に分かれる可能性も指摘されてる。専門家によると、2027年末までにAIプロジェクトの40%以上が、コスト高騰やビジネス価値の不明確さを理由に中止されるっていう予測もある。
マリコ:
40%も失敗するん!?
サチコ:
そうや。成功するかどうかを分けるのは「ケイパビリティ」、つまり組織と人の能力やって言われてる。AIを導入するだけやなくて、それを使いこなせる人材と組織がないとあかん。
マリコ:
なるほどなぁ。道具は揃えても、使いこなせへんかったら意味ないもんな。
サチコ:
ほんで、もう一つ重要なのが気候変動や。
マリコ:
気候変動!最近めっちゃ暑いもんな!そうかと想ったらめっちゃ寒いもんな!
サチコ:
そうや。2025年12月にカムチャッカで起きた地震津波、覚えてるか?ああいう大規模災害や異常気象が常態化してきてるんや。もはや脱炭素は「理想」やなくて「生存戦略」になってる。
マリコ:
生存戦略!?大げさちゃう?
サチコ:
大げさやない。気候変動は子どもの権利の危機でもあるって言われてて、世界中の子どもたちがすでにその影響に苦しんでるんや。将来世代のことを考えたら、今の大人が真剣に取り組まなあかん問題や。
マリコ:
子どもたち…。そうやな、うちらが今何するかで、子どもたちの未来が変わるんやもんな。
サチコ:
そう。ほんで、今日の漫才で一番伝えたいのが、まさにそこなんや。「子どもたちに確かな未来を残すために、何ができるか」っていう問いや。
マリコ:
おお、急に真面目な話になってきた!
サチコ:
今、カップルが結婚して子どもを持つっていう長期的なコミットメントを行うのに、十分な将来への自信を持ててへんのが問題なんやって。
マリコ:
自信がないから子ども産まれへん?
サチコ:
そうや。不確実性が増大して、長期的な自信が失われてることが、日本や北欧諸国での出生率低下の共通要因やって言われてる。これは経済政策だけでは解決できへん、もっと深い「文明論的課題」なんや。
マリコ:
文明論的課題!?スケールがでかすぎてクラクラするわ!
サチコ:
でもな、できることはあるんや。まず「希望の可視化」。子どもたちが「明日は今日より良くなる」って信じられる社会を作るには、大人が行動で示さなあかん。
マリコ:
大人が見本を見せるってことやな。
サチコ:
そう。気候変動対策への真剣なコミットメント、社会保障制度の持続可能性の確保、若者の雇用の安定と賃金上昇。口だけやなくて、実際に動くことが大事や。
マリコ:
うんうん。
サチコ:
次に「教育の再設計」。AIが答えを出す時代において、子どもたちに必要なのは「正解を覚える力」やなくて、「問いを立てる力」「共に生きる力」「創造する力」なんや。
マリコ:
問いを立てる力?テストで「この問題の答えは何?」やなくて、「そもそもこの問題でええのん?」って考えることか?
サチコ:
そうそう。批判的思考とか、異文化理解とか、倫理観とか、AIには任せられへん人間の力にリソースを割く教育に変えていく必要がある。
マリコ:
なるほどなぁ。あと、「失敗してもやり直せる社会」も大事やな!
サチコ:
せやねん!技術や産業が急速に変化する世界で、子どもたちが何度でも学び直し、転職、起業できる環境がなければ、「一度の受験、一度の就職」で人生が決まる社会は、世界競争から脱落してまう。
マリコ:
「失敗したらおしまい」やなくて、「失敗しても立ち直れる」っていう安心感が大事なんやな。
サチコ:
そう。心理的安全性っていうやつや。「挑戦して失敗しても、生きていける」っていう安心感を社会全体で担保すること。これが、大人が子どもたちに渡せる最高の贈り物やと思うわ。
マリコ:
ええこと言うなぁ、サチコ。うち、ちょっと感動したわ。
サチコ:
それと、もう一つ大事なのが「世代間対話の促進」や。高齢者の知恵と経験を活かしながら、若者の声を政策決定に反映させる仕組みが必要やねん。
マリコ:
おじいちゃんおばあちゃんと、若者が一緒に未来を考えるってことか。
サチコ:
そうや。子どもや若者が政策形成に参加する場を制度として保障して、「大人が決めたことに従わせるだけ」の社会から脱することが大事や。
マリコ:
なるほどなぁ。2026年、めっちゃ大変な年やけど、やることはいっぱいあるんやな。
サチコ:
そうや。「確かな未来」っていうのは、すべてが予測可能で安定した世界やない。どんな変化が来ても、自分の足で立ち、歩み続けられる力を持つ人々がいる世界なんや。
マリコ:
ええ言葉やなぁ。じゃあ、うちも2026年、頑張らなあかんな!
サチコ:
そうや。マリコ、あんたにできることは何や?
マリコ:
ならば!うちがこの不確実な世界を生き抜くための、画期的なアイデアを出したる!
サチコ:
(心底うんざりした顔で)
もう、ええわ、そのパターン。どうせまた、「世界中の指導者を集めて、みんなで漫才やらせて仲良くさせる」とか、そういうあほな珍プランやろ。
マリコ:
ちゃうわ!「世界不確実性保険」を作るんや!
サチコ:
…はぁ!?
マリコ:
世界で何が起きても大丈夫なように、「不確実性」に備える保険を作るんや!戦争が起きたら保険金もらえる、AIに仕事奪われたら保険金もらえる、気候変動で家が沈んだら保険金もらえる!
サチコ:
それ、保険会社が秒で破綻するわ!リスクが大きすぎて誰も引き受けへんて!
マリコ:
じゃあ、「希望ポイントカード」!
サチコ:
なんやそれ!
マリコ:
子どもに優しいことしたら1ポイント、環境に優しいことしたら1ポイント、たまったら希望に交換できる!
サチコ:
希望はポイントで買えるもんちゃうわ!…でもな、その発想の方向性だけは、ちょっとええかもしれんな。
マリコ:
え、まさかの褒められた!?
サチコ:
小さなことでも、一人ひとりが「未来のために何かする」っていう意識を持つことは大事や。政治家だけに任せるんやなくて、自分たちの生活の中でできることから始める。それが、子どもたちに希望を見せることにつながるんやないかな。
マリコ:
そうか…。うちにもできること、あるんやな。
サチコ:
あるで。まずは、この漫才を見てくれてるお客さんに、世界で何が起きてるか、日本がどこに向かおうとしてるか、少しでも知ってもらうこと。それも一つの「希望への貢献」やと思うわ。
マリコ:
うん!じゃあ、2026年も、うちらの漫才で「希望」を届けていこう!
サチコ:
そうやな。不確実な時代やからこそ、笑いで心を軽くして、明日への活力にしてもらえたら嬉しいわ。
マリコ:
よっしゃ!今年の目標は「希望製造機・マリコ」になることや!
サチコ:
製造機って。あんた、まずは漫才のネタちゃんと覚えることから始めや。
マリコ:
うっ…それはまた別の「不確実性」が…。ネタ飛ぶかどうか、毎回ドキドキや…。
サチコ:
そっちの不確実性は自分でなんとかせえ!
マリコ:
でもな、サチコ。最後に一つだけ、真面目なこと言わせてくれへん?
サチコ:
なんや、急に。
マリコ:
「文明が未来への信念を失うとき、それは衰退する」って言葉があるんやって。うちら大人が、恐怖や不安ばっかり語ってたら、子どもたちも未来を信じられへんくなる。せやから、不確実な時代やからこそ、うちらは希望を語り続けなあかんのやと思う。
サチコ:
(驚いて)
マリコ…あんた、たまにはめっちゃええこと言うやん。
マリコ:
たまには、ってなんやねん!いつもええこと言うてるわ!
サチコ:
(笑って)
まあ、そういうことや。2026年、世界は確かに不安定で、先が見えへん。でも、だからこそ、希望を持って、一歩ずつ進んでいくことが大事なんやな。
マリコ:
そうや!うちらの漫才が、誰かの「希望」になれたらええな!
サチコ:
そうやな。では、2026年も皆さん、一緒に頑張っていきましょう!
マリコ:
新しい年が、皆さんにとって「確かな未来」への一歩になりますように!
サチコ:
高市首相の言葉を借りれば、「日本の未来を信じてほしい。希望を抱いてほしい」や。うちらも、その言葉を胸に、2026年を駆け抜けていくで!
マリコ:
よっしゃ!「不確実性の大海原」を、「希望の船」で乗り越えていこう!
サチコ:
あんた、最初の船長の格好、伏線やったんか。やるやんけ!
マリコ:
せやで!うちは最初からそのつもりやったんや!船長マリコ、出航や!
サチコ:
出航って、あんた船も海図も持ってへんやん。
マリコ:
大丈夫!羅針盤は「希望」や!
サチコ:
(呆れながらも笑って)
…まあ、そういうことにしとこか。
マリコ・サチコ:
(二人揃って、深々とお辞儀)
2026年も、どうぞよろしくお願いいたします!ありがとうございましたー!




