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金より命より重い

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

同胞の為に死ねる。同胞の為に死ねない。

それぐらいのクソデカ感情をお持ちなのが、私の中での祟り神。

金は命より重い。それは真理である。借金を背負って自殺者が出る限り、この格言は決して覆るものではない。けれどもマフィア然り、祟り神しかり、情念を持った相手が与える信頼というのは、その金よりも遥かに重い。


友人は巡礼を好む。其れも生粋の神ではなく、情念故に神になられた方の。つまり祟り神だ。

『一度地雷をぶち抜けば末代まで祟る方々であるが、懐に入れると絶対に見捨てはしない』とは彼女の弁である。俺からしたら持て余す程の感情であるが、彼女には其れが刺さるらしい。

「よく『祟り神』を知らない方に、その話をすると嫌がられるんだよね。寧ろ普通の神様に比べて遥かに人間味があるのに」

「そりゃ、『祟る』なんて言葉が着いているからな」

祟る。神仏からの霊障。ある種の迎撃。幾ら此方が丁重に扱おうとも、何が相手の地雷になるか分からない。だからこそ、最初から関わり合いになるべきでは無い。そう思うのはおかしい話ではないだろう。

「……海外のマフィア映画、知ってる? 私は見た事ないんだけど、興味はあるんだよね」

全く別の方向に話が変わり、思わず真顔になった。話の関連会社見えない。

「現実のマフィアがどんなんかは知らないけれど、映画の中のマフィアって、同胞の為に死ねるから。族の為なら自分の命なんざ惜しくない。っていう精神性で動いてるから。

祟り神もそういう方々。少しでも身内を傷付ける様な奴は絶対許さないし、報復も辞さない。そういう身内に激甘なところが好き」

――優しい方だよ。身内には。身内以外にはあんまり興味無さそうだけど。

――今も気を揉んでおられると思う。だから安心した顔をお見せする事が一番のご恩返し。

――なんでクソデカ感情好きな癖に、身内の為に死ねる人が好きな癖に、距離を置くのか私には分からないかな。

そんな過去の彼奴の言葉が脳裏を反芻する。その言葉を吐いている時の目は何時も何時だって曇りのない目だった。

「重い」

「重いよ。というか、マフィア、祟り神に関わらず、情念持った相手の信頼って凄く重い。金より命より重い。揺籃から墓場まで絶対に逃れられない程に。だからその信頼を裏切る様な真似はしちゃいけないの」

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。

作者の神様観の話です。


作者の神様→人間への感情って、

生きとし生ける人間は『掴まり立ち覚えた赤ちゃん』ぐらい。

でも信者じゃなければ、自分の子供じゃない。

だからそこまで興味はない。

的な考えを持って書いてます。

生きようが死のうが自分の子供じゃないから、そこまで悲しまない。

テレビの死亡事故で、赤ちゃん名前羅列されても、泣く人はほぼいらっしゃらないのと同じ様に。

※これは作者の偏見ですね。


でも身内だとしたら話は全く別。

自分の子供が誰かのせいで痛い目あって、殺されて、黙っている親は居ないと思うんですよ。

それこそ絶対に報復するぐらい。


取り分け祟り神ってその傾向が強い。段違いに重い。

自分を慕ってくれる人、身内認定した人は我が子同然だし、傷つけようものなら絶対許さない。

死の底から這い上がっても、守ってみせる。

そんな感情はどっかしかにあると思います。


とある漫画で『関わると、生涯絶対に逃れられない』なんて言葉を見た時に『それー!!』と思いました。

それぐらい情念を持った相手の信頼とか愛って重いんです。


だからその信頼をうらぎるような真似をしちゃいけないよね。という話。


クソデカ感情持ってる方が好きなんですよ。

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