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バカはしんでも治らない(編集中)  作者: すし河原たまご
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サラVSヨウ

(何で、そんな目で見るの・・・?何で、酷い事を言うの・・・?皆んなの為に虚獣(きょじゅう)と戦ってるのに・・・!)


その光景を目にした少女は戸惑い、嘆いた。


そして・・・決めた。

この光景を変えようと・・・。



♢♢♢



「らぁーー!」


ヨウは興奮気味に槍を突き、サラへ襲いかかる。

連続で1、2、3、4と飛んでくる槍をサラは避けると、ヨウの足元へ槍を左から右へ払い、動きを止めようとする。

が、ヨウはそれを読んでいた。


「やっぱ、足払いか!1年前の模擬戦から変わってないな!」


足払いを跳んで回避し、そのまま重力を生かして槍を思いっきり振り下ろす。

しかし、槍は地面を叩き、土煙が舞う。


「ちっ」


ヨウは舌打ちをし、顔を左方向へ向けるとサラが槍を構えて立っていた。


(・・・足払いした槍の勢いを使って避けやがった)


サラの身長は145センチと小柄で、体重も軽い。

それに対して槍は160センチあり、そこそこ重さもある。

そんなサラが槍を横に振ると、体は槍の方へ持っていかれる。

サラはそれを利用して、ヨウの振り下ろし攻撃を横に転がり避けた。


(槍の扱いはお手のものってか。流石、ムクロ出身だな・・・)


ヨウも槍を構え、再び戦闘体制をとる。

すると、サラが静かに口を開いた。


「・・・ゴウ先輩と、何、話してたの・・・?」


「あ?」


「ゴウ先輩、顔は笑ってたけど、怒ってた・・・模擬戦前、何話してたの・・・?」


サラはおどおどした様子でそう言う。

ヨウは一瞬、首を傾げるが直ぐに喋り出した。


「・・・あー!あの、でかい人か!別に、大した事は話してねぇよ。ただ、お前が俺の事を見下してるって言っただけだ」


「私は、あなたの事を見下してなんか、ない・・・!」


「・・・はっ、そうかよ!」


おどおどしながらも強く否定したサラに、ヨウは少しイラついた様子でそう言い、再び攻撃を仕掛けた。


ヨウは身長が180近くあり、手足が長く普通の人よりもリーチがある。

さらに、160センチある槍で突きを主体とした攻撃をしてくる。


対してサラは身長145センチと小柄で、槍を払うように攻撃するのが主体だった。


槍を突くのと払うのでは、もちろん突く方がリーチは長いし、元々身長差のある2人。

リーチの差は圧倒的にヨウだった。


しかし、サラは何度も間合いを詰め、ヨウヘ攻撃を当てる。


サラは槍を中心に構え、一直線に飛んでくる槍をなるべく中心に槍を構えたまま、最小限の動きでいなして避け、ヨウが槍を引いた瞬間に間合いを詰め攻撃を当てていた。


もちろん全ての攻撃をいなすのは難しく、サラも何回か喰らうこともあったが、2人の戦いはサラが少し押してる状態で進んでいった。


そんな攻防が続いていく中、ヨウの表情は段々と険しくなっていく。


『私は、あなたの事を見下してなんか、ない・・・!』


ヨウの頭には、サラが言ったこの言葉が残っていた。


(何が、見下してないだ・・・見下してるだろ、舐めてるだろ!何で、本気で戦わねぇんだよ!)


攻撃を当てた回数で言えばサラの方が多かったが、サラの攻撃はどれも弱々しく、C級の虚獣(きょじゅう)を倒した時の威力はなかった。


(やっぱ、変わってねぇ!1年前の模擬戦から!何だ、その攻撃は・・・違うだろ!俺を熱くしたお前は・・・初めて戦った時のお前はそんなんじゃねぇだろ!)


続く



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