母の過去1
性暴力的表現があります。
できる限り表現はオブラートにしましたが、苦手な方はお気を付けください。
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早坂美奈の容姿・・・・黒髪黒目の日本人系美女
(※本人に自覚なし)
あれは今から30年前。私は子供を産んだ。当時の私は夏紀と同じ中学2年生の14歳の子供だった。
下校中、知らない男たちに後ろから口をふさがれて人気のない倉庫に連れ込まれた。
私は怖くてただ震えていることしかできなかった。
男の一人が渡井の両手を人できつく縛って柱に括り付けた。そして私の首をねっとりと舐めた。
男たちは顔の上半分を隠していて口元しかはっきり見えなかった。見えている口からは荒い息を吐いていた。気持ち悪くなって、上に覆いかぶさっている男を思いっきり蹴り飛ばしてしまった。
「っ! こっのくそアマ!」
私に覆いかぶさっていた男は逆上して、何度も私の顔を殴りつけた。私は両手が固定されてて防ぐことが出来なかった。周りからは・・・
「わ~~かっわいそ!」
「あんまやりすぎんなよ。俺は晴れた顔の女となんかやりたくねぇぞ。」
周りの男たちはただ、愉快そうに眺めているだけで誰も助けてはくれなかった。
しばらくして、ようやく飽きたのか男が殴るのをやめた。そして私の制服に手をかけた。私は殴られた痛みで、抵抗することが出来なかった。
その後のことはもう思い出したくない・・・・・・・。
名前すら知らない男たちに体をまさぐられるあの不快感。
体が裂けるかと思うほどのあの痛み。
どんなに拒もうといても押さえつけられる、圧倒的な力の差。
今思い出しただけでも体が震えてしまう・・・・・。
叫んで助けを呼ぶことすらできなかった・・・・・。叫ぶたびに何度も殴られた。もう、ただただ、この地獄が終わるのを耐えるしかなかった・・・・・・・。
朝方、ようやく男たちが帰っていった。私は全身痛む体を必死に動かして服を着て家に帰った。縄はかなり緩んでいたから、簡単に外すことが出来た。
親が2人とも出張で家にいなくて本当に良かった。
家に帰ってすぐにシャワーを浴びた。
何度も体をこすっても男たちに触られた感触が取れなかった。
その日は学校を休んだ。
夜になってお父さんとお母さんがかえってきた。2人は雑誌の編集者で、ペアを組んでいる。今回も取材で泊まり込みで出張に行っていた。
私は親にあの夜のことを話すことが出来なかった・・・・。なんでかはわからない。いざ話そうとすると、足がすくんでしまうのだ。
そうこうしているうちに3ヵ月くらいが立った。あの日からわたっしは学校に行けていない。庭にすら出れない。
お母さんたちはそんな私を心配してくれた。無理に学校に行かせようともしなかった。私が落ち着くのを静かに待ってくれた。それでも私はあの日のことを話すことが出来ないでいた。
その頃から私のお腹が少しずつ膨らんでいった。私は運動不足のせいで少し太ったのだろうと楽観的に考えていた。
それから数日後・・・・・。
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