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親子の絆  作者: リサ
1/21

衝撃

 週1ペースで投稿する予定です。

「夏紀! 起きなさい! 今日という今日は学校に行きなさい!」



 朝起きたら朝食を作る。その後娘の夏紀を起こす。それが私こと早坂美奈の朝のルーティーンだ。そして今私の目の前で布団の中で芋虫状態になっているのは中学2年生の私の娘の夏樹だ。夫は娘が生まれてすぐに白血病を患って他界している。だからこの家には私と、今年14歳になる夏紀の2人だけだ。


 その夏紀も思春期のせいか最近は学校をさぼりがちになっている。親としては学校に行ってほしいけど、今が難しい時期なだけにどうしたら正解なのか分からないのだ。



「う~~~~ん・・・・。ああもう! わかったよ! 起きればいいんでしょ起きれば!!」



 そう言って今日は珍しく夏紀は起きて学校に行った。


 私は珍しいこともあるんだなと思いながら急いで家事を済ませ、経営している喫茶店に向かった。



 忙しくも幸せな日々。これが何時までも続くと思っていた。この時までの私は・・・・・・






 夜。美奈は夕飯を作りながら夏紀の帰りを待っていた。もう時計は21時を回っている。けれど、夏紀はまだ帰ってきていない。夏紀はどの部活にも入っていない。いくら何でも学校の下校時間は過ぎているはずだ。



(まさか・・・・何かあったんじゃ・・・・・・。)



 美奈の頭に嫌な考えがよぎった。いてもたってもいられなくなった美奈は、夏紀を探すべく立ち上がった。その時、



「ただいま・・・・・・。」



 玄関が開く音がした。美奈は玄関の方に飛んでいくと、そこには夏紀がいた。見たところ外傷はなかった。ただ、様子がおかしい・・・・。



「夏紀・・・・どうしたの?」


「・・・・・・・お母さん・・・・。私・・・妊娠した・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」



 一瞬、娘が何を言ったのか理解が出来なかった。そして、娘の言葉を理解したと同時に、目の前が真っ暗になったように感じた。



 まさか・・・まさか・・・・・まさか()()()()()()()()()()()()()()()!!


 最後までお読みいただきありがとうございます。

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