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転生悪役令嬢は闇の秘密結社を作る  作者: Crosis


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簡単に滅ぼされるという事【背景イメージイラスト】

「ん?なんだ、これは?」


踏ん反り返っている教皇へ差し出されたものは黒い筒状の形をしたものであった。


その見たことも無い、何らかの道具である事しか理解出来ない教皇はこれが何かを聞いてくる。


「はい。これは人を簡単に殺せる『銃』という武器で御座います。そう、女子供でも鍛え抜かれた兵士程度ならば指一本を使い引き金を引くだけで簡単に、で御座います。この様に」


その教皇の問いに初老の男性は人を簡単に殺せる銃という武器である事を説明した後、連れて来た犬型の魔獣へ向けてその引き金引く。


すると雷鳴が轟く様な破裂音と共に魔獣の頭部が射抜かれており、そして魔獣は事切れていた。


一瞬の出来事である。


どんな攻撃であったかすら目視出来ぬ程の速度で持って魔獣を殺した事実に私は戦慄を覚える。


こんな攻撃は避けようが無いではないか。


しかも、もし見える程の目を持つ者が居たとしてもこの銃により撃ち出される物は魔術により作られた結界魔術ある為透明で見えない。


そしてそれは資源を必要としない画期的な方法である。


そして銃弾用の結界を作るのはジュレミア商会の武器屋で同時に販売している魔術式が書かれた護符である為弓の様に矢と矢筒を持ち歩く必要も無い


そんなふざけた武器が普及しては殆どの武器が過去のものへとなってしまう、私にはそれ程までに強烈であった。


「それで?」

「そ、それでと申しますと?」

「たかだか魔獣一匹倒せる武器を持ってきて何だと言うのか。それに弓であるならば同じ様な攻撃が出来よう。しかもほぼ無音でだ。しかもあれ程の轟音を轟かせておいて仕留めたのが魔獣一匹であろう。こんな武器など第五階位魔術と比べれば児戯にも等しいでは無いか。この武器を貸せっ!!」


バカだバカだとは思っていたのだがここまでバカであったとは開いた口が塞がらないとはこの事か。


この武器があれば戦えない者を兵士に出来るだけでは無く、これまでの様に剣や盾などと無駄に技術を教える必要が無いのである。


訓練しておらず狙いが定まらない者でも数を揃えて横に並べればそれだけで脅威となり得る。


そしてこれは言い換えれば、女子供でも扱えるからこそ、この武器で戦う戦法を確立して訓練の上鍛え上げた部隊を一番初めに作った国が世界を制すと言っても過言では無いのである。


この銃が人間が使う道具である限りそこにはやはり素人と玄人の開きは出来てしまうものである。


的を狙って半分当たる者と全弾当たる者、どちらで組んだ部隊が強いのか説明するまでも無いであろう。


そしてこの武器の最も恐ろしい所は、我々聖教国の技術力を持ってしても同じ武器どころか性能を低く下げた物すら作れないという事である。


そもそも性能を落とした武器がどう見てもただの弓なのである。


それは他国の動きから見ても、我々聖教国同様の問題を抱えている事など簡単に知れるというものである。


ジュレミアが手がける武器以外に同様の武器が未だ現れていない事からもその事がうかがえる。


そしてこの事の何が怖いのかと言えば、将来この武器が全世界各国の軍へ普及するには時間の問題であろう。


そうなってしまった時、世界各国の命運はジュレミアの指示一つで簡単に決められてしまうという事である。


『その国には武器を降ろさない販売しない、今まで販売させて頂いた武器全てにセキュリティーロックをさせて頂きます』


そう宣言するだけで良いのだから。


しかし、そうと分かっていても他国からの武力行為を防ぐ為には銃を持たなければならないというジレンマに陥ってしまうのである。


それは即ち、ジュレミアが世界をその手中に収めたと言って過言では無い。


いや、この銃という武器をここまで完成度を高くした状態になるまで売ることをせず、そして誰も真似出来ないレベルに達した時既に世界はジュレミアの物となった。


こんな武器を見せられてしまってはジュレミアに対して喧嘩を売る国はこの世界から居なくなる。


我が聖教国以外は。


それともう一つ、この世界は最早ジュレミアの手に中であると言える事がある。


「こんな下らない武器を持って来たお前はこの武器によって死ね」


教皇はそう言うと初老の男性が持って来た銃の銃口を、初老の男性のこめかみに向けて何の躊躇いも無くその引き金を引く。


『個人特定の認証に失敗しました。パスコードを入力し、続く音声ガイダンスの指示に従って指先をかざし本人認証を行なってください』

「は?何でこの俺が扱えれないんだ?なぁこのゴミ屑が。何とか言えよ、なぁ」

「この銃という武器は帝国の元奴隷商人であるジュレミアが新たに経営しております武器屋にて販売されているのですが、その武器屋独自の技術により、どう言う理屈か分かりませんが手続きした本人又は団体にしか使えない様になっております。この様に」


そう、ジュレミアが世界を手に入れたと言えるもう一つの理由、それはこの銃という武器の使用許可不可の権限は全てジュレミアの意思一つで銃の使用を許可にも不可にも出来てしまうという事である。

ブックマーク500人突破しましたっ!!


ブックマークして下さった皆様、評価をして下さった皆様、誤字脱字報告をして下さった皆様、感想を書いて下さった皆様、そしてここまで読んで下さった皆様のお陰で御座いますっ!^^ありがとうございますっ!!


そしてこれからもよろしくお願いしますっ!!^^




一応、この世界の風景はこんな感じをイメージして書かせて頂いてるので500人突破という事で過去絵ですので描いた年数もまちまちなのですが共有出来たらと思っております^^



挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)



おまけ


挿絵(By みてみん)

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