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転生悪役令嬢は闇の秘密結社を作る  作者: Crosis


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出ないとは言っていない

「レオさんもシャルロッテさんも適当な事を言わないで下さいまし。か弱い乙女を捕まえて人をまるでゴリラみたいに仰らないで下さい。わたくし、か弱い乙女ですので」


流石にここで否定しなければこのままゴリラキャラが定着しそうな為『か弱い乙女』を強調しながら否定する。


「そうだぞ二人とも。か弱い乙女であるフランを一体何だと思っているんだ。冗談だとしても女性に対して失礼ではないか」


そうです、そうです、もっと言ってやりなさいノア様。


わたくしの中でノア様の好感度は爆上がりでしてよっ!!


どんくらい上がったかというと初めて消費税が導入された時の割合くらいは爆上がりですわっ!!

え?少ないですって?ゼロが三になるのですわよっ!掛けたら増えるのですわよっ!課金ガチャで考えてごらんなさいっ!!三パーセントガチャ確率が上がるというものがどういうものかっ!


まぁ、明日にはその割合も元に戻っておりますが。

残念ですが一日限定ですの。


「ハンッ、よく言うぜっ!お前がか弱いだ?寝言は寝て言えって。お前がか弱いのなら世界中の女性はどうなるんだよ?羽虫レベルで弱っちくなってしまうじゃねぇかよっブヘァッ!?」


おっと、レオのあんまりな言葉に思わず扇子が出てしまいましたわ。


「痛ってぇなっ!か弱い乙女が息をするように暴力を振るうわけがねぇだろっ!しかもこの俺様が避けれないスピードと死角からの角度でっ!」

「暴力とは失敬な。わたくしは貴方と違って暴力で価値観が違う者の考えを捻じ曲げたり致しませんわ。これは躾けですので勘違いしないで下さいまし」


扇子で打たれた後速攻でレオが抗議してくるのだがあれを暴力などとは人聞きの悪い。

か弱い乙女に対する口の聞き方という物を教えてあげてるだけで御座います。

勘違いも甚だしいですわね。


わたくしが暴力を振るう時は正当防衛か生きる価値も無い悪人のみですわ。

失礼しちゃいます。


「そ、そうですよねっ!!フラン様はか弱い乙女ですから武闘大会とか言う物騒なイベントに参加しても意味が無いですもんねっ!!」


あら、シャルロッテさんの好感度も本日限り爆上がりでしてよ。

今日一日だけならばノア様とシャルロッテさんとで行動しても良いくらいには。

レオ?か弱い乙女に対する口の聞き方も知らない様なお子様は当然論外ですわ。


「はぁっ!?シャルロッテっ!お前フランに何か弱みでも握られているのかっ!?正気に戻るんだっ!!シャルロッテっ!!こいつがか弱い乙女の筈が無いだろうボゲはぁっ!?」

「今のはレオが悪いよ。今さっき一度怒られているはずなのに、また直ぐにフランをそうやって野蛮みたいに言うんだから手に負えない。何度も言うがフランはか弱い乙女なんだからな」


はい、ノア様のおっしゃっている事が大正解ですわ。

金のスーパーフランちゃん人形を差し上げましてよ。


「いや、いやいやいやっ!ノア様も見ましたよねっ!?今俺がフランに扇子で打たれる所っ!!この俺様をこうも簡単に叩ける奴がか弱いわけがないじゃないですかっ!!シャルロッテもあの日の夜の事を忘れたとは言わせないぞっ!」

「レオ様、フラン様が白と言えば黒も白になるのです。ですので間違えているのはレオ様です」


おっと、あの日の夜のとは何の事でしょう?

わたくしには一切何の事か分かりませんわ。


「しかし、今年の武闘大会は順当に進めばレオの優勝で終わりだな。実につまらん」

「それ喜んで良いやつですよねっ!?ノア様っ!!」


しかし、ノア様とレオはなんだかんだで仲が良いですわねと頭の中でいけない掛け算を妄想する。


男性の時であればその計算式の良さが分からなかったのだが今なら余裕で分かるので、目の前で美形同士で仲良しアピールされ捗る捗る。


死亡フラグ製造機達はわたくしの頭の中で行けない妄想の刑ですわね。


全くけしからん。


しかしわたくしは武闘大会には出ないのですがブラックローズは出ないとは言っておりませんのよ?


あぁ、武闘大会が楽しみで仕方ない。




「体調はよろしくて?」

「「「「はいっ!フランお嬢様っ!!」」」」


そして武闘大会当日、わたくしの目の前にはジュレミアにより川に捨てられた四人の奴隷が横一列に並んでいた。


彼女達はブラックローズの軍服を着て踵を鳴らしてビシッと姿勢を正すとわたくしの問いに息の合った返事でもって力強く答える。


その様は実にカッコいい。


ちなみにこの軍服であるが、可愛さ成分が足りないため何かワンポイント付け加えようと考えた結果奴隷達に原型を壊さない程度に改造して良い事にした。


もちろん、いいアイデアが浮かばなかったとかでは無いですから下手な勘ぐりはしない事をお勧め致しますわ。


しかしこの軍服改造であるが、各々好きにやり過ぎないように適度に改造して良い事にしたお陰でその改造具合を見て各奴隷達の性格をそれとなく知る事が出来、ことコミュニケーションにおいてはかなり助かっていたりする。


も、もちろんここまでの事を見込んんでの軍服改造でしてよ。

当然ですわ。

文書をアイパッドで書いているのですが、今日一日分を書き終えた後更新せずに一旦休憩がてら別ウィンドウでネットサーフィンしようと隣のウィンドウをタップしたつもりが操作を誤り次話のウィンドウを消してしまいました。


泣きそうでした^^

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