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●シチュー

◆注意


今回より残酷な描写がある場合はタイトルの頭に●を付けさせて頂きます。


また、ラストに向けて残酷な描写が所々出てくる可能性がございますが、振り落とされないよう、しがみ付いて頂ければと思います。

しがみついてて良かったと思えるようなラストにはするつもりでございます。


そもそも私自身が残酷な描写や鬱展開等が苦手なためラストまで書ききれるのかという一抹の不安もございますが、そういった描写が好みの方からすれば『この程度で?』と物足りなく感じてしまわれる中途半端な内容となるかと思いますので何卒です。


そして●が頭につく話に関しましては前書きにてあらすじを大まかに説明させて頂きますので、あらすじを読んで頂き、次話へスキップしても話が繋がるように致します。


本編を楽しみたいという方は、ここから本編まで飛ばして頂きますよう宜しくお願い致します。





では、今回のあらすじです。


●シュバルツ聖教皇が部下四人を物理的に首ちょんぱしたあとシチューを作ります。

(このシチューの材料がグロイ表現であると判断しております)


●エルフの搾りかす共(帝国やエルフ国に現れた化け物達)が想像以上に使えず、結局神である自分が表舞台に立たなければならなくなった事を苛立ちを覚えつつも仕方なしと動き出す


●王国で謎の大量失踪事件が起きており、フランさんの元婚約者候補である王国騎士団団長であるアレックスが捜査をしていき何か大きな事件が裏で起き始めているのではと思い始める

そして次の瞬間、四人の首が物理的に飛んだ。


「ふむ、、皆良い顔でこと切れているでは無いか。これを永久保存して飾って行きたいのだけれどもこのままでは腐るしホルマリン漬けは白く変色するし、ミイラににしても乾燥してしまうからなぁ」


せっかく神となったと言えど痒い所に手が届かない事に苛立ちを覚える。


しかし苛立ちを覚えた所でどうしようもない事はどうしようもないと諦め、四人の死体を天井へ吊るすと血抜きをし始める。


そして、血抜きをしている間に今度は頭を綺麗に割ると、中から脳みそを取り出して行く。


「ふんふんふん~今回も実に美味しそうな色艶をしているではないか」


頭から脳を取り出した後、鍋に牛乳と、頭皮を剥がした頭蓋骨を大雑把に砕きながら入れていき出汁を取って行く。


その間に血抜きの終わった人肉を皮、肉、内臓、骨へと解体していき、今日食べる分以外は塩漬けしていく。


これら作業が終わった後、鍋から頭蓋骨を取り出し、良い出汁が出ているスープへ、脳みそと人肉を一口サイズへ切り分けていれて行き、ある程度火が通ったら季節の野菜を入れていく。


うん、今日も美味しそうなシチューが出来そうな良い匂いがし始めて来たではないか。


そして出来上がったシチューを白い皿に盛りつけ白いテーブルへ置き、これまた白い椅子に座ると白パンと白ワインでシチューを食す。


出来上がったシチューはやはり美味しく、癖になる味であった。


「さて、まさかあのエルフの搾りかす共がここまで使えないとは予想外であったな」


シチューを食べ終え、口の汚れをナプキンで拭きながらこれからの段取りを考える。


当初はエルフの搾りかす共を使い王国、エルフ国、帝国を蹂躙した後に聖教国がそれら大国全てを飲み込み世界征服の足掛かりにするつもりであった。


しかし、私の予想は外れてエルフの搾りかす共が討伐されたとなってはこの私が自ら行動しなければならないという事である。


実に面倒くさい。


そもそも神である私が自ら動かなければならないというこの状況に腹立たしささえ覚える。


王国へと向かわせたエルフの搾りかすはまだ討伐されていないみたいではあるものの今までの状況から考えるに近いうちに討伐されるものとして考えて行動するのがベストであろう。


面倒くさいのだが背に腹は代えられない。


「全く、無能共が」


そもそも聖教国の貴族共や騎士達も使い物にならないとはどういう事なのか。


この私の為に戦える、言わば聖戦であると言うのに大国三国一気に相手をすると言っただけで怖気づきやがって。


そのせいで貴族も騎士団隊長格も殆ど殺し尽くしてしまった。


当たり前であろう。


神である私の足を引っ張るなど、死んで当然である。


そして私はゆっくりと席を立つと、奴隷へ後片付けをさせるのであった。





最近王都では人知れず人が消えていくという事件が起こっていた。


「いくら探しても死体どころか消息もつかめいない。一人二人ならば単なる家出や駆け落ち、人さらいで目星がつくものなのだが、今回の行方不明者を合わせるとこの王都だけで三十四名………」


王国騎士団団長であるアレックスは今回の事件について考えれば考える程何かとてつもない事件が裏で起こっているのではないかと思い始める。



誤字脱字報告ありがとうございますっ!

ブックマークありがとうございますっ!

評価ありがとうございますっ!


今回も少なめです。


某映画のシチューとその化け物をイメージしながら書いております(*'▽')


相変わらず片頭痛と睡魔がやばく、死に体で帰宅後過ごしております。

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