表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生悪役令嬢は闇の秘密結社を作る  作者: Crosis


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

204/288

閑話3──器用な事をしおる

「では、そうですね………ヘレンさん、先程この方が言われた通り、今ここに居ますアレクサンドラ・エレキネスト様が我が組織に入りたいと申されており、それを掛けて決闘を申し込まれました」

「まぁ、あの竜殺しのアレクサンドラ様がですか?」

「然様で御座います。この場に何方か適任者は居ませんかね?」

「かしこまりました。、それでは………メリッサ、来なさい」

「は、ははっ、ハイっ!」


そしてジュレミアはここの訓練場の師範であろう女性と話し合い、一人の女生徒を俺との決闘相手へと見繕ってきたでは無いか。


そのメリッサという女生徒はどう考えても素人に毛が生えた様にしか見えない。


どうやらジュレミアは元から俺を断るつもりなど無かったのだろう。


そう、言うなればコレは俺が気が短い、自分の感情をコントロール出来ない人物かどうか見極めていたに過ぎぬ様である。


その事に俺は気づかれないよう安堵のため息を一つ吐く。


「彼女はとても練習熱心でしてね、最近やっと立ち回りを覚え、少しずつ攻撃の技を覚えていっている所なんですよ」

「それはそれは。そんな方を俺の対戦相手に選んでも良かったのですが?」

「ええ。ですが、口で百の言葉を紡ごうとも、一戦交えた方がお早いでしょう。早速始めましょうか」

「それもそうですね」



「では、これより竜殺しアレクサンドラ・エレキネスト様とメリッサ・アングラウスとの模擬線を行います。両者指定の位置へ───礼───構え───始めっ!!」


審判役のメイドに従い、お互い道場の真ん中へ来ると、そのまま礼をし、試合が始まる。


この一連の流れから見てもメリッサという女性の動きはぎこちなく、明らかに素人である事が伺えてくる。


先程の、恐らくこの道場の師範であろう女性が言ってていた通り、立ち回りを覚えたばかりである為実践経験が乏しいのであろう。


そして、そんな者が相手をするのがこの俺であるのだから恨むのであればあの師範を恨んで頂きたい。


出来れば直ぐに試合を終わらせ、メリッサという女性の武道に対するトラウマが少しでも軽減するように、俺は試合開始早々全力で潰しにかかる事にした。


しかしながらこの俺を相手にこのような素人を出して来た事への苛立ちが無かったかと言われれば嘘になるのだが。


「ひぃぃいっ!!」

「むっ………部分的な結界魔術か、器用な事をしおる」


そして、一撃で仕留めようとした俺の太刀は、甲高い音と共にメリッサの結界魔術によって阻まれていた。

すみません、少なめです。


やっと、倉庫勤務から元部署へ帰ってまいりました。


先日の土日に更新しようと思っておりましたが思ってた以上に疲れがたまっていたみたいで休みの日は文字通り一日中寝ておりました。


自分でもびっくりです。


そして体重が二週間で5㎏程落ちました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さん、更新はお疲れ様です! 仕事もお疲れ様です!元部署へ帰還はおめでとう!ゆっくり十分のお休みを取って下さいね。 二週間で5㎏落ち程に大変な仕事かぁ、デブの私としては、羨ましいのような…
[一言] 先程この方が申した通り この方と敬意を払っているのに申したは無いと思いますが、この者にするか、言われたかおっしゃったにしないと・・・
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ