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空間と時を操るもの  作者: TKSZ
98/216

98、ポチ王国訪問(4)

訪問当日に不穏な情報が

4月12日。

ポチ王国訪問の日だ。

朝のうちに報告などを受けている。

賢者はヤマシロ聖国の宰相にあたる。

施策等に関しての報告が伝えられる。

その中に気になる報告があった。

カイ帝国に不穏な動きがあり。

ヤマシロ聖国のあるタマ大陸にある。

タマ大陸の西にはカイ大陸があるが、その大部分はカイ帝国だ。

カイ帝国の南西には2つの国がある。

とくにこの数十年は紛争等は起きていないのだが・・・・


『サバ、どう思う。西に動くのか東に動くのか』

『おそらく西でしょう。カイ大陸の支配が目標だった国ですから。ここ数十年の皇帝は戦争に国力を使うのを嫌っていました。最近変わった皇帝が少し野心家の様ですね』

『わかった。監視をお願いするね』

『かしこまりました』


紛争は厄介だよね。

国力を落とす。

要注意だよ。


オシノ湖村線の建設が地下部分も含めて明日13日中には完成するとの報告があった。

14日には試験走行ができるかな。

2両編成の車両を移送しないとね。

6両編成の新型車両は15日に完成の見込みだ。

16日には外壁内で新型車両の試験走行かな。

外壁外の実験線は16日には完成しそうだから17日には外壁外実験線で走行試験ができそうだね。


さあ、そろそろポチ王国訪問の時間かな。

午前10時にポチ王国王都チワワにある賢者の塔の7階の賢者の間に空間を接続してコンとともに転移する。

事前に視覚を飛ばして出迎えが待っていることを確認はしたよ。

このくらいの距離なら視覚を飛ばすことに問題がないよ。

予定通り出迎えの国王陛下、宰相、神官長、聖女、王女らとあいさつを交わす。

聖女ミヤ様とは初対面ということになっているのでここでは普通に挨拶をした。

事前に各国には神殿を通して文書で賢者とその仲間がどのような目的で活動するか説明してある。

ここでは改めて国王と宰相に説明を行った。

そしてヤマシロ聖国に続いてポチ王国での文明の変革にかかりたい旨を伝えた。

変革には抵抗がある場合が多いがケイ王女の事前の説明がしっかり行われていたようですんなりと受け入れられた。

早速、高速での移動手段の構築の説明を行う。

鉄道がどのように物流を変え、文明や産業を発展させるか説明するとともに注意すべきことについての説明も行う。

またごみ問題や衛生管理の関して、そして環境保護の重要性についても説明を行っていく。

国王陛下も宰相も熱心に聞いてくれた。

また、わからないことはしっかり質問もしてくれた。

いいことだね。

瞬く間に1時間半が過ぎそろそろ王宮への移動の時間になった。

7階の戸締りを行い1階へと移動する。

王都チワワの市民に賢者をお披露目しながら王宮へ行くわけだ。


お読みいただきありがとうございます。

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