97、ポチ王国訪問(3)
打ち合わせで・・・・
夕食を終えて拠点のリビングで寛いでいると何か騒がしい。
どうしたのかと思ったら、ケイ王女とポチ王国聖女ミヤ様が入ってきた。
温泉を楽しんできたようだ。
いくら風呂上りとはいえ少しラフ過ぎないか?
温泉に入りたくて早く来たようだ。
戸締りはしっかりやったかな?
今日は賢者様が来る前だから3時間お祈りをしますって部屋を内側から閉めたのね。
聖女ミヤ様なかなかですね。
すでに部屋を用意してあるのでそこに着替えなども運んできたのね。
しっかりしている。
ケイ王女よりも。
「シュン先輩、また何か失礼なことを考えている」
お、でた野生の勘だ!
さて、21時時からの打ち合わせだね。
はい、聖女ミヤ様を皆さんに紹介。
そしてみんなも自己紹介。
アカリが何か考えている。
変なことを言うなよ。
「うーん。めぐーみんの妹って感じかな?身長は・・・」
あ、始まった。
「胸と雰囲気はめぐーみんのお姉さん」
それは地雷ですよ。
「アカリ先輩酷い!私はミヤからケイお姉さんと言われているんだから」
「そうなんだ。じゃあミヤちゃん、私はアカリお姉ちゃんでいいよ」
「はい、アカリお姉さま」
「妹属性キター、いいねいいね、かわいいし、小さいけどスタイルはいいから最高だよね。お姉ちゃん嬉しいわ」
あ、アカリの奴、聖女ミヤ様に抱き着いて耳としっぽをモフモフしている。
そんなのポチ王国で知られたら問題になるぞ。
「アカリ先輩、何でミヤだけにモフモフなの?ミヤだけ妹なの?差別よ!訴えてやる」
何?ケイはアカリを取られて錯乱気味?
「めぐーみんは強いきずなで結ばれた魔女っ娘の同志だよ!」
「まだ魔女っ娘なんだ。めぐーみんと呼ばないで」
これでは先に進まないな。
聖女ミヤ様もしっかりとアカリの妹ポジションを確立しているしね。
「サオリ、何とかならないか?」
「無理。完全にアカリワールドのスイッチが入っている。20分で落ち着けばいいけど」
「仕方がない。ジュンのスイーツを食べながら待つか」
ジュンのスイーツでお茶を始めたら、すぐにアカリとケイが落ち着いたよ。
ジュンのスイーツの威力は半端じゃないね。
さて、スイーツも食べ終わり、聖女ミヤ様の鑑定結果を公表した。
ミヤ=シバ
聖女
魔力5
体力4
俊敏6
耐久力6
能力
神託 (神託)
治癒魔法 上級
錬金錬成魔法 中級
防御魔法 中級
体術 中級
探索魔法 中級
鑑定上級
生活魔法上級
精霊魔法中級
念話
真実の眼
加護
医学と薬学の神メディの加護
ヤマシロ神の祝福
ヤマヤマファンクラブ会員ナンバー24
世界の妹を目指す者
最後の2つに少し問題を感じるけど。
真実の眼ってすごいね。
魔力の消費が大きいけど言っていることが嘘か誠かわかるらしい。
常時発動は無理。
精霊魔法では小精霊たちにお願いしていろいろと助けてもらうらしい。
ポチ王国王都の賢者の塔の小精霊とも交流を持っているらしい。
絶対の秘密だったようだけど。
アカリたちも驚いているようだね。
今日のポチ王国での打ち合わせの報告や各施策の進捗の確認をして打ち合わせを終えた。
さて、明日はポチ王国公式訪問だね。
お読みいただきありがとうございます。




