96、ポチ王国訪問(2)
まだ準備段階です。
ポチ王国訪問でのお忍びでの打ち合わせ。
こういうのは部下がやるもんだよね。
まあいいか。
気にしない。
さて、10時に「賢者の間」へやってきて、その後、執務室で国王と会談まではよし。
「12時半から昼食会。王宮で行うけどいいかな?」
「大丈夫だ。王宮までどのように移動する?」
「馬車でお願い。市民へのお披露目もあるから30分ぐらいかけて移動してほしいな」
「昼食会の参加者は?」
「国王を始めてする王族。あ、私もね。それからミヤと神官長と上級神官2名よ」
「了解したよ」
「午後2時からは国王の執務室で会談、4時までを考えているわ」
「わかった。その後は?」
「5時から歓迎のパーティーね。3時間ぐらいかしら。出席者はこの国の貴族と有力な商人や組合などの長、あと神殿関係者。残念ながらダンスはないから安心していいわ。」
いたずらっぽく笑ったな。
私は得意ではないですよ。
ケイ王女は意外にもダンスがうまいんだよね。
寸劇はもっとうまいか?
明日のタイムスケジュールはいいかな?
「明日は賢者の塔から拠点に帰る予定よね」
「そのつもりだよ」
「国王は王宮に泊まってもらいたいらしいの」
「今回は無理かな。他の予定もあるからね。これから頻繁に来ると思うから勘弁してもらおう」
「そうね」
「で、13日はどうする」
「視察に行ってもらいたいって」
「ああ、いいよ」
「ミヤ、詳細をお願い」
「はい、午前10時から午後3時までです。午前中は学校と工房、昼食は神殿でお願いします。午後は下水処理場と市内の治癒院と孤児院に行きます。塔に戻ってからこちらの治癒院と孤児院も視察してください」
「了解したよ。明日明後日の事はいいかな」
「大丈夫よ。で、一ついいかな」
「うん?なんだケイ王女」
「ミヤも仲間にしたらどうかな」
「そうだな」
「ミヤは面白い能力を持っているの」
「賢者シュン様、私を鑑定してみていただけますか?」
「いいのか?」
「はい」
「あ、シュン先輩、スリーサイズは鑑定したら駄目だからね。したらアカリ先輩に言いつけるぞ」
「しないよ。当たり前だろ」
できるけど封印してあるよ。
聖女ミヤ様の鑑定をする。
へえー面白い能力を持っているな。
これはいいな。
仲間にすることを了承した。
今晩の打ち合わせに聖女ミヤ様も来ることになった。
そこで皆に紹介をする。
皆に鑑定結果を知らせることも了承してくれた。
聖女ミヤ様に仲間に与えてあるのと同じ万能の腕輪を作って渡す。
使い方と注意事項を伝える。
後の装備は今晩の打ち合わせで渡すことにした。
拠点に部屋も用意しなくてはいけないな。
今晩の再開を約束して拠点に戻ったよ。
もう夕食間近だな。
時間が進むのが速いね
お読みいただきありがとうございます。




