表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空間と時を操るもの  作者: TKSZ
82/216

82、王都チワワ

ケイ王女、王都チワワに帰還。

シュンたちが実験線の成功で盛り上がっている頃、予定より早くケイ王女がポチ王国王都チワワに到着した。

今回の賢者の降臨は急なこともあり、降臨の予定が神から知らされてから降臨までの時間がなかった。

そのため近隣諸国でも使節団を間に合わせられたのは4か国。

その中で王族が間に合ったのはポチ王国のケイ王女のみだった。

馬で急いだ結果だ。

それだけでも功績になるのに、使節団の中で唯一の賢者との会談、さらに賢者から仲間と認められ、賢者がポチ王国を訪問することまで決まった。

元来、ヤマシロ聖国とポチ王国はもっとも良好な友好国ではあったがそれでもこの上のない功績でポチ王国、とくに王都チワワはお祭り騒ぎになっている。


(賢者シュン様がシュン先輩なんてとんでもなくチートだよね)


賢者が前世の知り合いなんて言えない。

王宮からは歓迎があるので午前中に到着してほしいと連絡があり、王都に11時に到着した。

王都に入る門をくぐるとそこは歓迎一色だった。

ケイ王女をたたえる横断幕やのぼり、飾りつけと。。。。

紙吹雪が舞い、民衆からの歓迎の声が。。。


(あーあ、シュン先輩が紙吹雪なんて見たら環境破壊だって怒るよね。ちゃんと掃除をしてよ)


すごい歓迎に頬は緩むがそれでも突っ込みを入れる余裕があるケイ王女であった。


王宮の入り口では王族や上級貴族が総出でケイ王女の到着を待っていた。


「おう、よくやったぞ。ケイ」


国王がケイ王女に駆け寄ってきた。

善政を敷く有能な国王でありさらに良い父親でもある。

ケイは今回の人生でもよい両親に恵まれた。


「これでケイが賢者様の嫁になれば・・」

「いや、それは駄目です。賢者シュン様にはアカリさんという方がおられます」

「そうなのか」


(アカリ先輩に聞かれたら…‥恐ろしい)


王宮ではケイ王女の帰還歓迎と功績をたたえる祝賀会が開かれた。

出迎えの場にも祝賀会にもポチ王国聖女のミヤが出席していた。

ケイとミヤは幼馴染で仲もいい。

これから賢者の仲間になるケイ王女は賢者の塔の6階で聖女ミヤとともに暮らす。

王宮の部屋もあるが賢者の塔の6階が拠点となる。

ケイ王女には7階にはいる許可も出ており、7階にはいるための魔道具も賢者シュンから託されているということになっている。

実際には仲間の渡されている万能の腕輪によって認証されるのだが。

指輪が魔道具ということになっていて入り口で光ることになっている。

聖女ミヤを伴って7階で賢者の来訪の準備も行う予定だ。


王都帰着はすでに連絡してあるが21時の打ち合わせまでに解放されるか不安を感じるケイ王女であった。

 



お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ