75、実験線(1)
並行してやるべきことが増えてきた。
4月2日午前中。
シュンとタクと技術系の神殿職員らで初歩段階に実験線を作ることにした。
場所は内壁の南側の門からの外から外壁の南側の関所の内側までにしたよ。
途中に車両基地も設け、その横には車両工場も建設する。
これは地下に!
但し車両工場は地上部にもあり車両基地からスロープで繋げるんだ。
坂の部分の実験を行うために建設することにしたよ。
まず実験線は1本。
長さ2900m。
内壁南門の東側の壁の外側1mのところから外壁の99m手前まで地下道を作りそこに走行路を設置します。
走行路の端には安全に停止させる装置と衝突防止の装置を魔道具で作り設置することになったよ。
今回地下道は実験観察のために広めに作った。
1車両は長さ12m、幅3mで計画している。
1編成は6両の予定だよ。
地下道を作る技術のある魔術師も動員するがその力はシュンとタクには及ばない。
これを補うため、作業のための自律型ロボットを作った。
こちらではオートマタか?
技術者の皆さんには申し訳ないけどね。
でも納得してくれたよ。
力の差をしっかり理解してくれている技術者が選ばれたようだね。
この作業用オートマタの使い方習得に取り組んでいる。
これから各地で行うからね。
このオートマタは地上部建設にも使えるよ。
一度指令を出せば、複数のオートマタで協力してその作業を完了するまで行ってくれる。
作業員の排除や危険を及ぼすことがないようになっている。
むしろ、作業員が危険になったときは最優先でそちらを守る機能も持つ。
この世界で使われている物に比べて高性能なオートマタだ。
オートマタには掘削や成型などを行える魔道具も与えてある。
これで地下道をどんどんと掘り進めている。
同時に車両基地のスペースも掘り進める。
さらに車両工場を地下と地上に建造する。
ポイントも作る。
列車の走路は凹型になっていてそこに車両下の台車がはまる。
台車は浮上の魔法が発動できまた両側にもぶつからないようになっている。
更に台車は上の車両と角度を持つことができることによって曲がれる設計になっている。
浮上式などであまり傾きは作れない。
大きなカーブは取れないためポイントは長くなる。
それらを考えながら実験線から車両基地と工場へ分岐していく。
工場には車両建造の魔道具の工作機械をを用意した。
これらの工作機械も一種のロボットだ。
工場専用のオートマタも用意して協力して列車の試作をしてもらう。
実験線と試作列車の方は技術者とオートマタに任せておくか。
オートマタはサバが統括していてくれているから問題ない。
昼食をとってから湖の廃村へ行くことにするか。
お読みいただきありがとうございます。




