7、準備(2)
この世界では魔法も魔術も同一のものと考えています。
「それでは魔法について説明しましょう」
カノン様とコンとヤクとともに訓練場に移動する。
移動前に寝室で作務衣のようは服に着替えた。
この服は防御の効果があるということ。
痛いのは嫌いです!
防御って傷つかないということで痛さも感じないよね。
素肌が出ているところは大丈夫かな?
「心配しないでください。けがは私の回復魔法でばっちりです」
それでヤクさんがいるわけね。
でもそれって痛いよね。
「ヤク、賢者様に失礼ですよ。その服は素肌も大丈夫ですよ」
安心しましたよコンさん。
魔法には生活魔法・攻撃魔法・防御魔法・錬金錬成魔法・治癒魔法・探知魔法があり人類の場合、後者に行くほど適性を持つものが少ない。
「時と空間を操る能力、時空間魔法としておきましょう。少し魔法とは異なるのですが」
「先ほど強化魔法があると言っていましたよね」
「生活魔法に含まれます」
生活魔法には下級に水の生成・炉の中の薪や炭に火をつける発火、中級の身体洗浄と灯、上級の浄化や身体強化がある。
灯は光の玉を宙に作り照明として使えるらしい。
攻撃魔法には火や水・氷・空気の塊・土の塊・礫・光を相手に飛ばすものだ。
下級は球状のものを中級は矢の様なもの上級はそれらに追尾の機能を持たせることができる。
「上級を使える人はほとんどいませんが。まれに上級を習得した者に雷を放てる者がいます。上級を極めると広範囲を攻撃できるようになります」
防御魔法はシールドをつくるものだ。
シールドは相性もあるが魔力や物理攻撃を弾くことができる。
下級は水や空気の盾、中級は土や岩や炎の盾、上級は光や雷や魔力の盾。
維持できる時間や強度はその人物の力量による。
(雷の盾?電磁シールド?光の盾は物理的なものが透過しそうだけど)
「光の盾は普通の剣や弓矢・魔法でできた矢は弾くことができます。光の防御は発動が難しいのですが」
錬金錬成魔法は武器防具・日用品・生活雑貨・衣類・文具・本・料理・薬・資材などが作れる。
「かなり分野が限定されます。薬や料理・本を作れるけどは他の分野は駄目ということが多い。材料もしっかり集めないと失敗します。あと抽出・融合というものもありまよ。」
「魔道具もできたりして」
「はい、今着られている作務衣も防御強化の魔法がかかっています。魔法を付与できますが、使える魔法しか付与できません。付与の能力を持つ魔術師もわずかしかいません」
治癒魔法は怪我の治癒・病気の治癒があり下級・中級・上級とあり、診察は上級でなければできない。
下級・中級では上級の指示を受けるか、見える怪我の治療を行うかしかできない。
中級以上なら毒の無効化もできる。
「しかし上級でも除去できない毒もあるのですが」
探知魔法は地形探知・物質探知・生物探知・魔力探知・鑑定がある。
鑑定は大変に稀な能力だそうだ。
「多くの人は神が神殿に下賜した鑑定の魔道具を使います。それによって自分に適する職業に就きます」
「悪意のある人に知らないうちに鑑定されたら怖いですね」
「大丈夫ですよ。シュン様の時空間魔法なら人類の持つ鑑定を弾いたり、隠蔽することができますから。神の鑑定能力を弾くことはできませんけど。ではシュン様の鑑定をさせていただきますけどよろしいでしょうか?」
「あの神様に様付けされると・・・・」
「いえ、私ども下級神より中級神の遣いであるあなた様の上位の存在ですから」
神様に様付けで呼ばれるようになった。
そして、カノン様に鑑定してもらった。
賢者シュンは下級神より上の存在のようです。