59、営業再開
喫茶店『ジュンとポチの隠れ家』が営業再開
3月29日だ。
朝から訓練に忙しい。
ケイ王女も参加中。
元気だな。
あ、アイム様今度は私が相手ですか?
よろしくお願いします。
いい汗を流した。
温泉、温泉。
あ、ジュン朝風呂だけは入りに来たんだ。
今日からの営業再開、頑張ってね。
朝食はこっちで食べていくのね。
ジュンのつくったデザートが付いているよ。
いつもありがとう。
さてみんなも地球に一時帰還した。
私はポチ王国の塔を調べに行くか。
ポチ王国首都チワワの賢者の塔へ。
7階にコンとともに転移した。
ここを担当する小精霊が迎えてくれたよ。
「いやあ、ご苦労様。塔には問題がないよね」
「はい大丈夫です」
「ここの聖女様や神殿の様子はどうかな」
「神官長が本の読み過ぎで体調を崩しましたが、今は回復して問題はありません」
「本の読みすぎ?」
「夜遅くまで覆面作家ヤマヤマの作品を」
「はあ~」
溜息しか出ないね。
神様悪い影響を振り撒いてどうするんだよ。
神官長は軽い風邪で聖女様が回復させたとか。
塔の7階を見て回る。
問題なし。
どこをどう使うか考えよう。
ここの塔も各地にある塔の基本的使い方と同じだ。
7階は賢者の間と執務室と賢者の従者の部屋。
6階は聖女の執務室と寝室と会議室。
この6階にいる聖女が神託を受けているそうだ。
神託と治癒魔法上級の能力を持つようである。
5階は聖女の従者と衛兵の詰め所、4階は治療院、2階と3階は孤児院になっている。
1階は受付と応接室か。
姿を消して、6階から1階までを見て回る。
聖女に近くにいた時、彼女がぴくっと反応した。
能力が高いのかな?
鑑定は後にしよう。
10時半には戻った。
事務仕事をして、昼は喫茶店『ジュンとポチの隠れ家』でお昼ご飯にするか。
アカリ、サオリ、タクにも連絡して。
喫茶店『ジュンとポチの隠れ家』の営業は基本11時から14時だから。
ふ~大変でした。
五日ぶりの営業でお客さんが多かった。
で私たちの4人は手伝い。
ランチの材料が足りなくなりそうで早めに買い出しに行ったよ。
収納が使うわけにいかないので不便だね。
臨時休業どうしたのってみんなが心配してくれていたね。
副業が忙しくてとジュンが答えていたよ。
あれ、ユルリ先生は来なかったなあ。
メールしたら今、北海道だって!
今年も行っているの?
まだ寒いよね。
タカシ君から仕事が変わるってメールもあったよ。
転職?
あちらも忙しそうだ。
昼食にありついたのは午後2時過ぎ。
さて、拠点に戻って会議かな。
ジュン、お土産の限定ケーキをお願い。
コンさんたちが待っているからね。
今日の予定も狂ったし。
お読みいただきありがとうございます。




