39、閑話 聖女カオル
聖女カオルについてです。
賢者シュンにも伝えています。
私は聖女カオル
ヤマシロという世界のヤマシロ聖国の首都にある中央神殿で聖女を務めています。
そして私は転移者です。
日本の東京で生まれ育った。
父方の祖母と父と母と弟と妹の6人家族だった。
東京の郊外だ。
休みには近くの高尾山へハイキングに行くのも楽しい。
普通に人生を送っていた。
高校1年生のある休みの日、友達と出かけた場所で災害に遭い、そこで行方不明ということになっているらしい。
私以外は小さな怪我で済んだのが奇跡だといわれていると聞いている。
小さな山が崩壊した。
山体崩壊というらしいが何故この山が崩壊したかはミステリーになっている。
それもそのはずだ。
あれは災害ではない。
得体のしれないものに襲われたのだ。
空間を割いて現れた濃い紫の塊に。
迫りくる土砂。
しかし私の前でその土砂は阻まれた。
それによって近くにいた家族と友人を助けることができた。
今で思えばあれは結界等いうものか、防御障壁というものか。
その直後、私だけが濃い紫の塊に飲み込まれた。
しかし、誰かに手を引かれた瞬間、意識は闇に飲み込まれた。
地球に時間で5年間眠り続けたらしい。
成長もせず、衰えることもなく。
まるで時が止まったように。
保護された異空間で。
眠れる異空間の美女。
いやあそれほどでもあるかな?
ごほん、ごほん。
ある日突然目覚めた。
そこにはヤマシロ神様とコンさんがいた。
私が死にかけた時の状況を説明してくれた。
混乱した。
立ち直るまでに少し時間がかかった。
神様たちが助けてくれたのは偶然だはない。
私が神様に注目されていたかららしい。
聖女の能力を持つ私を。
だから、襲われたのに気付き助けることができたという。
わずかな時間、自分たちを守ることができたのも聖女の力。
しかし、何故か目覚めない。
意識を取り戻さない。
濃い紫の塊の影響か?
判らない。
神様でもわからないそうだ。
そして眠っている私はヤマシロ神様に預けれた。
助けられた命だ。
大事にしよう。
前向きに生きよう。
この恩を返そう。
聖女として。
コンさんにいろいろ教わり、聖女としてやっていけるようになった。
記憶を失い、森でコンさんに保護されたということで神殿に入った。
リリィに出会った。
この子の能力なら私の改ざん隠蔽後の能力を鑑定できる。
すぐにわかった。
リリィの鑑定で聖女の資質を見出してもらったということで聖女に就任した。
リリィは12歳で聖女を見出した功績が認められ、教皇となった。
前教皇のヤマシロ神様に推薦されとはいえ、それだけの資質があるのだから。
鑑定でも就任直前に神殿内で唯一教皇候補なっていた。
そして私は20歳。
地球にいればそこでも20歳のはず。
ヤマシロの時間が追い付いてしまったが、賢者様がやってきて地球と時間を同期することになった。
賢者様やその仲間の方たちと頑張って行こう。
できたら地球の家族たちの消息を知りたいな。
お読みいただきありがとうございます。




