32、閑話 地球神の憂鬱
短い閑話です。
フィクションです。
もう一度言います。
フィクションです。
ヤマシロの方は何とかなっているようだな。
地球の方もいろいろ大変だ。
それぞれの地域の担当者が大忙しだな。
あ、あいつ。
また、こちらの世界に来て秋葉原に行っているよ。
自分の世界で仕事をしろよ。
あ、タカシがこちらに帰還しているのか。
あんなにたくさん買って。
紙袋を提げてタカシ達に会いに行くなよ。
威厳はどうした。
評価が下がっているぞ。
あ、一人ファンがいたか。
簡単に祝福ではなく加護を与えちゃったよ。
ヤマシロ神がタカシの仲間に与えるのは祝福のはずだろ。
贔屓か。
全く。
こいつ地球で私の部下だったころから管理の仕事の中でも文才を発揮していたからな。
絵もうまいし。
芸術神にすればよかったか?
あいつまた何か考えているな。
道徳・・・がって。
先祖としてビシッとだって。
気持ちはわかるが。。。
政治家のための道徳教育?
なかなか面白いことを言うな。。
だけどいいのか?
おい、それは政治批判か?
そこまでの干渉は神としてまずいぞ。
下手すれば利用されるだけだぞ。
それにもう、お前は地球の担当ではないのだから。
自分のところをしっかり担当しろ。
あ、あそこはコンがいるから大丈夫か。
だからってこちらで暴れるな!
一言注意しなくては。。。。
はあ、疲れた。
頭が痛くなってきた。
神は疲れも頭痛もないはずなのに。。。。
地球神様も大変です。




