26、帰還(1)
予定通り一時帰還します。
多忙だった降臨の日の翌日。
賢者の塔に7階賢者、賢者の寝室で目覚める。
今日は帰還して仲間に説明をする。
朝食前に6階の多目的室で訓練をする。
毎朝の日課だ。
体を動かした。
どこからともなくアイム様が現れた。
結界を張って短剣で軽く模擬戦。
いや、いつも軽くないけど。
狭いところの動きも大事だとのこと。
ここがちょうどいい?
いい汗を流せたかな?
シャワーを浴び、朝食。
拠点よりレベルが下がっているかな。
拠点とは食材の質が違うからな。
こちらに慣れないといけない。
コンが6階の図面を持ってきてくれた。
転移室を6階にも設けてくれた。
7階の資料とともに収納とカバンに入れる。
6階・7階の転移門の設営・調節を行う。
拠点にも行き、確認。
大丈夫だ。
賢者の塔の転移室の結界も問題なし。
部外者は使用できないよ。
聖女様も執務室に来た。
転移門を使ってもらう。
問題ない。
聖女様は塔の自室から拠点の自室へ行ける魔道具を持っているけど。
聖女様・コンと昨日の経験をもとにこれからのことを検討する。
教皇とケイ王女をどのように巻き込んでいくかだ。
この二人は優秀だ。
こちらに取り入れるべき人材である。
政治面では優秀だ。
サバや精霊たちの調べでも二人とも大きな問題がないとのこと。
大きなねえ・・・・
ケイ王女の前世の記憶も役立ちそうだ。
前世の経歴も調べている。
途中報告でも全く問題がない。
前世の経験にどのように向き合うかが大事だが。
今の政治手腕を見る限り大丈夫だろう。
そして地球と往来できる我々とどのように関係していくかも重要だろう。
それはじっくり話し合っていくしかないか。
解決できるさ。
むしろ問題があるとするとケイ王女がヤマヤマファンクラブ会員であることか。
これが教皇様とどのように化学反応を起こすかが心配だ。
教皇様も少しあれだから。。。
作家ヤマヤマ先生の正体のこともばれると大変だ。
だからどのようにかかわっていくか。
難しいか?
でも必要だ。
大丈夫さ!
変革はヤマシロ聖国から始めていく予定だが、他国にも拠点や人材が必要だからね。
ポチ王国の賢者の塔にいる聖女も優秀でケイ王女とも仲がよいようだ。
ケイ王女はこの賢者の塔の4階の客間に滞在している。
2日ほど滞在する予定だ。
明日にも面会するか。
模擬戦はお断りだけど。。。。
本人に聞きたいこともある。
会って話す必要があるよね。
執務室で検討しているうちに11時になった。
ヤマシロ神様が執務室にやって来た。
最終確認。
ヤマシロ神様は自室に戻ってそこで地球とこちらの同期を行うということだ。
しっかりやってね。
11時30分。
もうすぐだ。
目の前の空中に時間を示す画面を出す。
地球時間とヤマシロ時間だ。
あと少し。。。。
微調整が行われている。
ヤマシロ時間が地球時間に近づいていく。
3月24日土曜日、午前11時43分同期完了。
地球時間とヤマシロ時間が同じに動く。
同期成功。
午前11時44分、荷物を持ってさあ帰還だ。
塔の6階の見取り図を入れました。
施設を以前の話と少し変更しました。




