19、賢者降臨(3)
短いです。
こんなものか。
仲間の受け入れ準備は完了!
どんとこい!
「コン、ご苦労様。助かったよ」
『サバもありがとう』
礼を言う。
使える者に感謝することは大事だ。
「どういたしました。でも女性にはこういう時、ちょっとプレゼントを渡すと印象がよくなりますよ」
「コン、何か欲しいの」
「いいえ、あなたに使える者が欲しがったりしません。ただ、シュン様がよく訪れる喫茶店の季節限定『苺沢山タルト』など出てくるとやる気が120パーセントアップするかなと」
さらっと要求しているね。
確かにおいしいな。
限定というのも惹かれるんだよね。
今度買ってくるか。
「まあ、期待しないで待っていてね」
「いや、おねだりしたみたいで・・・」
おねだりしていますよね。
しっかりと。
流石精霊女王!
見た目は少女なのに。
『サバは今は何もいりません』
サバ偉い。
当たり前か?
で、今は?????
夕食後しっかりとお風呂に入り・・・
お風呂にヤマシロ神様がいた。
背中を流して差し上げました。
風呂上がりのコーヒー牛乳にテンションがあがっています。
そして。。。
リビングでヤマシロ神様と寛いでいる。
お菓子付きで。
「準備は大丈夫かな」
「今やれることはやったと思います」
「そうだね。君は準備をしっかり取り組みタイプだよね」
「自分でもその自覚はあります」
「でも、臨機応変、素早く判断して行動することも忘れないように、行動すべき時に考え込まないことだ」
「肝に銘じて」
「世の中、何があるかわからない」
何かのフラグ?大丈夫か?
「神様でもわからないのですか?」
「そうだよ」
「気を付けます」
「まあ、今日はゆっくりと休んで」
「はい、おやすみなさい」
就寝した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ヤマシロ神様は自身の執務室に戻った。
「いよいよ賢者降臨か」
「心配です」
「大丈夫だろう、彼なら」
「うまくいくでしょうか」
「今回は順調だろ」
「それ、フラグというやつになりません?」
「おう、さすがアキバが大好きなヤマシロ神」
「からかわないでください、地球神様」
シュンの活躍を期待する2柱の神様だった。
限定ものに弱いよね。
フルーツタルトも大好物。




