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ヘタレ高校生のご主人はお人好しで最強&凶の准貴族  作者: 極超音速絹ごし豆腐
第1章 『竜紋石』
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プロローグ『0x0D』

「くっそおおおおおお!!」


俺は叫んだ。この世界を憎んだ。恨んだ。思いつく限りの罵倒を浴びせてやりたかった。


 そして、思い出した。これが初めてでないことを。


 ただ、ただ、二人でいたかった。それだけなのに、その代償は大きすぎた。彼女は死のうとしていた。もう、何度も見てきた。何度も何度も見てきたんだ。


 立ち上がれなかった。ただ、冷たい灰色の床に突っ伏すことしかできなかった。脚が熱かった。いや、その脚はとうに無いのだ。足があったはずの場所からは、もはや、痛みすら感じてこなかった。


千穂(ちほ)、行くな!」


それしか言えなかった。


「くそ! もう一度…… 今度こそ……」


俺はまだ残っていた腕で石の床を叩いた。手から血が滲んでいた。

13時頃にもう1話アップロードします。

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