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03話

スキル振りです


ずっとスキル選択画面を覗いていると、あることに気が付いた。


「これ、基礎値を高く振らないと取得できないスキルとかあるんじゃね?

それならINT値によって解放されるスキルは・・・・あった!ってええ!?」


INT値20、30、・・・で解放されるスキルの一番最後・・・

そこにはINT値100で解放されたスキルがあった。


『魔導の神髄』解放条件:INT値100


魔導を極めし者のみが持つことの許されるスキル。

魔法に関するすべてに大幅な補正が入る。


「これ普通の奴に取らせる気まったくないだろ・・・運営は何考えてるんだ・・・」


なんか説明が雑だな・・・とりあえず強いというのは伝わった。よくわからないスキルだな・・・

まあ俺は取りますけどね!おそらくはゲーム内唯一俺だけが持っているスキルになるだろうから

これは取っておいて損はない。というか


「ユニーク的なスキルっていいよな!」


ロマンがあって大いによろしい。ゲームの中なのだからロマンを追い求めて何が悪い。


結局選んだスキルはこうなった。


『魔導の神髄』解放条件:INT値100


魔導を極めし者のみが持つことの許されるスキル。

魔法に関するすべてに大幅な補正が入る。


『風龍の瞳』 解放条件:INT値80


風属性の親和性を最大にし、神風の加護を常時付与する

(神風の加護:風属性に大幅な補正が入る)



『無属性 強化魔法』 解放条件:なし


無属性 強化魔法を使用可能になる。上昇量はINT基礎値に依存


『即死無効』 解放条件:1種類に40以上


即死魔法と、即死の攻撃を無効にする



『思考強化』 解放条件:INT値 80


思考を強化する。強化の度合いはプレイヤーに依存


かなりバランスが取れていると思う。ステぶりが極振りでなければ。

それにしてもINT値で解放されるものはおかしなものが多い。普通は選ばないだろう。俺でなければ。


『これでよろしいですか?』 OK or NO


俺は何も言わずOKを連打。あちら側もわかってくれたようで一度しか聞かなかった。学習してるんだな。

どこかの脳筋とは大違いだ。


『次にに種族を選んでいただきます。もちろんこちらも選びなおしはできません』


種族なんて選べるのか、てっきりこれで終わりだと思っていた。

このゲームは驚くほど自由度が高い。全部で何パターンくらいあるんだろう?


「種族が違うとなんかあるのか?」


『能力値の上がり方が各種族で異なります。親和性の上がり方も含まれます」


うーん、とりあえず見てみようか。



『種族』


・人間        

・エルフ 

・ドワーフ

・獣人

・悪魔

・天使

e.t.c

➡ハーフ

➡rondom



ハーフとかにもすることができるのか、っていうか、


「このランダムってなんだ?」


『文字通りランダムです。選びなおしはできませんが、レア種族になる確率があります。』


特にどの種族がいいとか考えてないし、ランダムでいいか、それにレア種族とか何それすっごい面白そう!

ここは迷わず、


「ランダムで!」


ランダム一択だ!よし、レア種族来い!


『抽選開始します・・・・・抽選終了しました。種族は『魔女』です』


へ?『魔女』?それって性別女じゃね?バグかな?


まあ面白そうだし選びなおすこともできないからこのままでいいや。


『最後に武器を選んでいただきます。あなたの場合は装備できるものが一種類のみなので

強制的に『魔書』に決まりました。』


『風の魔書』 INT +5


風属性の付与された魔書。



「マジか、装備できるの本だけか・・・確かにSTRに1たりとも振ってないから当たり前か」


剣とかは振れなさそうだ。少し残念だが仕方ない。もしかしたらあとでどうにかできるかもしれない。

プラス思考だ、プラス思考。


『お疲れ様でした。それではこれでチュートリアルを終了します。

これより始まりの町『アイン』へ転送します』


「なにかほかに言ってくれてもいいんじゃないかな・・・」


いくらAIでも、やはり本物の人間と同じようにはできないようだ。

そこは仕方のないことだ、と割り切ることにした。


不意に目の前が光り始めた。どうやら転送されようとしているらしい。

ふとAIの方を見ると、こちらにぎこちない笑みで手を振っている。


「おい、お前その笑い方怖いぞ、もっと自然に笑う練習をした方がいい」


『余計なお世話です』


周りがすべて光で包まれた。最後にあのAIの人間らしいところが見れた。


「人間らしいところもあるじゃないか」


すると急に浮遊感に襲われた。どうやら転送している状態らしい。

これはどうにかならなかったのか。



「これから始まるVR、なにが起こるか楽しみだ」












やっと本番です

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