第11話 新しい仲間
丘の上から、森林が続く景色が見える
「トマス!本当にこっちで道合ってるのか?」
≪うっむ、アルの情報では、この道であってるはずなんだが。≫
ベッショを出て、荷馬車で5日が経っていた。
次の目的地のナーカツに、後2日も行けば着く予定だが、いくつもの山を越えないといけない。
海沿いの道と山の中の道があるが、近道の山の中の道を選んだのが、失敗だった。
海沿いなら宿屋や、小さな町や村があったのに。
そしてナーカツに着くと、早速宿屋を探す事になった、トマスは簡単な単語をレオンに教えた結果、早めに見つける事が出来た。
町の名前と同じ宿屋ナーカツ、大きな建物だが少し古く老舗って感じだった。
馬車を降り、宿屋の入り口近くにいる厩務員?に、話しかけて馬車を移動してもらい、レオン達は宿屋のロビー兼受付兼酒場の広い場所に入る。
ガヤガヤと盛り上がってて、非常に五月蠅い。
「受付は、何処だよ~?」
≪主よ、あそこ≫
トマスが指をさす方向に目をやると、何故かアルが居る。
「アルじゃないか?」
レオンは、トマスに言うとトマスは頷いた……っというか、ハクトがトマスの頭を持って、頷いている様に上下に振っていた。
タタタタタっとアルが駆け寄って来た。
「お久しぶりです!っというか数日ぶりですね。」
「アル?どうして此処に居るんだ?」
「はい!実はレオンさんやトマスさんやハクトと、一緒に冒険が出来たらなっと思いまして。」
「え?」
「え?ですから、レオンさん達といっしょ」
「いや、それはさっき聞いたよ。」
アルが喋っている途中に、レオンは答える
「アル?お前は戦えるのか?」
「いえ!お世話係をしようかと。」
「あっそういう事か。」
「えぇ、ダメでしょうか?」
「う~んダメじゃないけどなぁ~」
≪主、アルが居た方が良いのでは?字は読めるし、字も書ける、一般常識も有り、何よりも我らの姿が見える≫
「う~ん、そうだな~……じゃぁアルこれからの面倒な事一切を頼む!」
「やったー!………ん?面倒な事ってどんな事でしょうか?」
「宿屋の手続きとか、ギルドの依頼書の内容の説明とか。」
「あ!全然大丈夫ですよ。」
「では、早速部屋を取ってくれ、一般的な3人部屋をな!」
レオンは、金貨15枚をアルに渡した。
「はい!では早速!」
アルは、受付に走って行き受付を済ませて、帰って来た。
「3階の右の角部屋です。いきましょう!」
アルを先頭にレオン達は、部屋に入って行く。
そして、レオンは部屋に入ると、頭の中でアナウンスが流れる。
【新しい仲間】
【サモンガチャ使用権利を1回獲得した。】




