今、此処に在るROCK'N'ROLL

　ことあるごとにROCK'N'ROLL！

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　花びらを散らした大輪

　両翼を捥(も)がれた荒鷲(あらわし)

　針の曲がったコンパスに

　毒を抜かれた毒林檎(りんご)

　そんなのをいくつ集めても

　王様にはなれないし

　そんなものいくつもらっても

　魂を売っては やれない

　郷(ごう)に入(い)るなら 郷に従えと

　恩賞をちらつかせりゃ 目にもはいるけど

　おのれが仕(つか)えるべき信念は

　じぶんで決めてやる

　退屈に無難な名前をつけて 歳月を過ごすのが

　賢いやりかたでも

　諍(いさか)いに大層な名前をつけて 雷(いかずち)を降らすのが

　愚かな歴史を刻むって知ってるぜ

　そんな片棒をかつぐ気などさらさらない

　おれの掲(かか)げる旗はただひとつ

　今、此処(ここ)に在(あ)るROCK'N'ROLL

　粉塵(ふんじん)にまかれた大国

　不都合をはしょったあらまし

　ツノの尖(とが)ったテレパス

　綱(つな)を切られた綱(つな)渡り

　そんなのをたとえめざしても

　方舟(はこぶね)には乗れないし

　そんなものたとえならべても

　天国を名乗っちゃいけない

　業(ごう)を負(お)うなら 業(ごう)にひれ伏せと

　紋章を笠に着れば 目にはあまるけど

　おのれが傅(かしず)くべき威光には

　みずから膝(ひざ)を折る

　退屈に不穏な名前をつけて 危機感を煽(あお)るのが

　おまえのやりかたでも

　諍(いさか)いに小綺麗な名前をつけて 血の雨を降らすのが

　哀しい連鎖を結ぶって知ってるぜ

　そんな欲望に屈する気は微塵(みじん)もない

　おれの崇(あが)める御名(みな)はただひとつ

　この胸に在(あ)るROCK'N'ROLL

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　ばかのひとつおぼえ（笑）