異世界考察・貨幣制度
はじめましての人は、はじめまして。
クリントン大西と申します。
わたしの事などはどうでもよくて、貨幣制度ですよ。
信用経済なんてものが実際に運用されている以上、貨幣なるものの本質はどこまでも仮想的です。化石的な表現をするなら、ヴァーチャル・リアリティ。
仮想通貨でビットコインがどーのこーのってハナシが先日ありましたけれど、この手の話題を抽象化すれば、人類の歴史上、似たような茶番は山程あります。
まぁ、チューリップとかですね。
話を広げると、古代ローマの英雄、ジュリアス・シーザーことガイウス・ユリウス・カエサル。彼などは、ある種"歩く仮想通貨"といえなくもなりません。何しろ彼の天文学的な大借金は、主にその”信用”から成り立っていましたから。
で、その辺はさておき。
異世界──
まぁ『なろう』で言うなら、フツーは中世西欧「風」ハイファンタジー世界観における貨幣制度ということになるでしょう。金貨、銀貨、銅貨……場合によっては白金貨、鉄貨、貝貨、ミスリル銀貨、オリハルコン貨、アダマンタイト貨なんてのも?
実際の西洋の歴史では、だいたいナポレオンのせいでアレする前は、銀本位制──つまり銀貨が主役でした。その意味では、本当に中世西欧をモデルにするなら銀貨を主役っぽい感じで回すべきかも知れないのですが……ぶっちゃけ、ピンと来ませんからね。
その辺は雰囲気重視、なぁなぁでいいと個人的には思っております。
さて、その具体的な値打ちは?
【クリントン大西の独断と偏見・異世界の貨幣と日本円の関係】
金貨一枚:十万円
銀貨一枚:一万円
大銅貨一枚:千円
小銅貨一枚:百円
一応、様々な文献に目を通し、類似異世界作品なども参考にしまくった結果の、わたしなりの最適解です。ただし、物価のバランスは、大量消費社会である現代日本とはモノによってかなり違います。
具体的には、書籍など。
印刷技術が未発達で手書きの写本がメインの世界観なら、金貨十枚(百万円)ぐらいしても不思議じゃありません。鉄製品も、ずっと割高でしょう。
実際の欧州の貨幣は、十二進法とか二十進法とか、いろいろ入り混じって必要以上にクソ複雑だったりしますけれど、ま、そこはファンタジーですから。人類は十進法を採用しましたってことでお願いします。
その気になればいくらでも(リアル寄りに)複雑化できるでしょう。ただ、読者にそんな「余計な」記憶リソース負担をかけるのは、エンターテイメントとしてどうか、みたいな話もあります。
以上。なんとなく勢いで書いてみました。
あなたの参考になったならば、幸いです(´・ω・`)
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