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第一話 「夏影 -The late summer-」 04

Climax Phase


8月31日夜。

凪山市内某所のマク○ナルド店内。

鳴り響くポテトタイマー。

そして、鳴河と神代の前に現れたのは――――UGNの特殊部隊、だった。


GM: 特殊部隊は、マスターレイスこと鳴河を捕縛しようとします。

天道: 登場します!(とダイスを振る)明日弥! お、和樹も居たのか!! 丁度いいや! 見てくれ、コレ!! と、学ランをはだけると、鎖帷子を着ている私。(一同爆笑)

凪山: なんか、特殊部隊がうっかり天道を撃ちそう(笑)。

天道: ん? なんだ、この雰囲気?

凪山: というところでこちらも登場!(ダイスを振る)第一観察対象の神代明日弥が学外活動をしているようなので、見に来ました。

神代: オミクロンの様子は?

GM: 「……この人達を招き入れたのは、君かい?」

神代: いいえ。彼らの所属は……UGNみたいね。困ったわ……。戦ったほうがいいのか、戦っちゃいけないのか、全然分からない……。

天道: ちょっと話に入っていけないので、呼吸法をしてます。(一同笑)

神代: ちょ、ちょっとごめんなさい、照さん……。あの特殊部隊はUGNかもしれなくて、こっちにいるオミクロンはFHの人なので……。

天道: ん? ん!? ちょっと待て、落ち着けお前達!!(特殊部隊に向かって)おい、ちょっとちょっと! そっちの人達!! 説明してもらえないだろうか!!

GM: 「では、説明しましょう。」と、御子柴が出てくるね。

天道: あっきーさん!

GM: 「苗字で呼べと何度言えば……。」

天道: 待て! あっきーさん!! ここは、UGNの支部内じゃない!! 確か、UGN支部内では苗字で呼べと言っていたはず!!(一同爆笑)

GM: 「…………親から言われなかったか? 屁理屈を言うなと。」

天道: それは本題じゃないんだ!(一同笑)これは一体どういうことなんだ!? あっきーさん!!

GM: 「UGNの調査により、彼が強力なFHのエージェントであることは判明している。この機会を逃す手は無いだろう。」

神代: (冷静に)そうね。……オミクロン、どうする?

GM: 「僕はこんなところで死ぬわけにはいかない。目的があるからね。」

神代: そうよね……。

葵: じゃあ、デートの場所を聞いてたってことで、ここでこっそり裏口から登場。

天道: ティロリ、ティロリ……。(←ポテトタイマー)

葵: ピ。(←止めた)

神代: 止めたーッ!?(一同笑)

GM: 凪山は、何かある?

凪山: …………んー。私は生徒を守るだけだ、とだけ言っておこう。

神代: え!? でも、鳴河側についていいのかなあ?

天道: よし、ルール的な終了条件を聞こう!

GM: はいはい。いいですよー。

   【戦闘終了条件】

     ・鳴河和樹はUGNとは敵対する。

     ・今回の戦闘で鳴河和樹を倒すことは出来ない。

     ・鳴河和樹サイドに、一定数のダメージを与えた時点で、戦闘は終了。

     ・御子柴は演出という形で処理するので、データのあるキャラクターとして、この場には存在しない。


天道: この図だと、私はエージェントだから、御子柴につくしかないんだよね……。

神代: ですよね。

天道: ただ、和樹のことも、友達だと思ってるから、その友達に手を挙げることは考えられないので、鳴河を逃がします。

神代: なんだってー!? 大丈夫なの!?

天道: 倒せって言うなら、拳を交えたいという動機で戦う(笑)。

神代: 私は……私は、この場では動けない。と呟いて、立ち尽くします。

凪山: 鳴河に、君はまだ学園の生徒で居たいと思うかい? と聞こう。

GM: 「学園の生徒であることは、僕にとって重要なことではない。」

天道: さあ、そんな中で外山君!

葵: うん。正直、俺の認識としては、なんか友達が困ってるぞ……くらいのレベルだ(笑)。

神代: だよねえ。

GM: さて、じゃあ三竦みになっている現状で、何処につくかを一度宣言してもらえますか?

神代: 動けずに居ます。

GM: ん……じゃあ、少なくとも相容れないのはどこですかね?

天道: ちなみに私は、明日弥・和樹とは敵対しません!

凪山: 基本的にはUGNに味方する義理は無いので、攻撃されたら敵対するよ。

神代: ――――オミクロン。もしかして、外山君がこうなってしまったのは、貴方の部隊が原因なの?

葵: えっ――――……?

GM: 「それに関しては、答えることは出来ないな。」

神代: うーん、でも、FHではそんなこと普通だったしなー……。


 UGNと旧知の友人の間で板挟みになり、動けずにいる神代。

そんな彼女をよそに、御子柴は鳴河和樹への攻撃命令を下そうとする。

その時、鳴河の青い目が、赤に変わった――――!


GM: すると、今まで鳴河に感じていた意志を感じなくなり、暴走しているみたいな状態になったように見えます。

葵: 自分が暴走したときのことを思い出して、ぞっとします。

凪山: (呟く)同胞が、目覚めたか……。

GM: で、彼の影が広がって、外山のオープニングにも出てきたAとBの2人が出てきます。

天道: きゅぴーん!! 貴様、名を聞いておこうか。

GM: 「佐々木だ。」

天道: 俺は、天道照だ!! って駄目だ、収集つかない!(一同笑)皆、提案なんだが、このままシーンを進めてみないか? 状況が進むうちに、整理されてくるかもしれないし!!

神代: 確かに! じゃあ、そこで、UGN戦闘部隊含めた皆に向かって言うよ。気をつけて!! 彼はRBを他人に植え付ける研究でマスターレイスの名を冠した男・オミクロンよ!!(外山に)RBって言われてもさっぱりよね。大丈夫、後で説明してあげるから。

葵: うん……(笑)。

GM: ちなみに、オミクロンは暴走してる状態だと思ってください。

凪山: それは、俺から見たら、強制的に暴走させられてるのは分かるの?

GM: 凪山には分かっていいですよ。では、御子柴がUGN戦闘部隊に指示を出したところで、戦闘開始です!! 衝動判定をしてください!

一同: 成功!!

天道&凪山&葵: 侵蝕率が100%超えた!

神代: 120%超えた!(一同笑)

凪山: 彼は今、自らの意志で動いているのではなく、彼にとり憑いている私の同胞が暴走させている状態のようです。

神代: そうよね……知ってる。(モノローグ風に)でも、それを作ったのも彼自身なの……。

葵: 神代さんは……あいつと戦う気はある?

神代: ――――わからないわ。でも、外山君は外山君の気持ちに従えばいいと思う。あなたをこの世界に引きずり込んだのは、彼だから……。

葵: …………。

 ●第一ラウンド

GM: では、セットアップ!! こちらは特に無いです。

天道: 《ターゲットロック》!! 目標は、佐々木!!(一同笑)

葵: こちらは《スタートダッシュ》! ……お前に聞きたいことがあるっ! と、三人にエンゲージします!

GM: はい。では、イニシアチブ40のオミクロンですが、待機します。そして、次はAが動きます! 目標は、後ろに固まってる3人!!

神代: ですよね!

GM: 《レーザーファン》《主の右腕》《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《幻惑の光》! くらうと放心が入ります!!(ダイスを振る)達成値は36!

神代&天道&凪山: 失敗!

GM: ではダメージが(ダイスを振る)24! 装甲値は有効です。

天道: 16くらった。

神代: まだ立ってる!

凪山: オミクロンにロイスを取って、タイタス化・昇華して立ち上がる!

GM: 次は神代の番!

神代: はい! ……そっちがその気なら、黙っているわけにはいかないわよね。私だってそんなに、大人しいわけじゃないんだから……! マイナーで《千変万化の影》メジャーで《サイレンの魔女》にエフェクトバースト!!(ダイスを振る)29!!

GM: オミクロンは《虚無への回避》でダメージをキャンセルします。Aは《リフレックス》《うごめく沼》《蛇の動き》で(ダイスを振る)18。佐々木はガード!

神代: ダメージは、(ダイスを振る)37点の装甲無視!!

GM: いってーッ!!

神代: 自分の命の危機だったら、友達とか言ってられないわよね! ってことで、鳴河くんのロイスをタイタス化しまーす。

葵: 神代さん……なんか怖い。

GM: 佐々木は《イージスの盾》でダメージを軽減します。そして、Aの体が光って、神代にダメージを返します! Eロイス・《怨念の一打》を宣言!

神代: では、鳴河君のタイタスを昇華して立ち上がりまーす。い、痛い……。

葵: 神代さんっっ!?

神代: 大丈夫……こういうのには慣れてるから。

GM: では、次は佐々木の行動! マイナーで《ハンティングスタイル》《完全獣化》《剛身獣化》《破壊の爪》で後ろのエンゲージまで移動して、メジャーで《獣の力》《増腕》《コンセントレイト:キュマイラ》!!

天道: 待っていたぞ、佐々木いいいっっっ!!

GM: (ダイスを振る)こちらは達成値37!

神代&凪山: 当たった!

天道: 《復讐の刃》!! 師匠はこう言った……。右の頬を殴られたら、左の頬を殴り返せとなあああ!!(ダイスを振る)あ、20で止まった。

GM: ダメージは(ダイスを振る)43です!

天道&神代&凪山: 倒れます!

天道: 私は、佐々木のロイスのポジティブ感情を友情に変えて、タイタス化・昇華!! ……なかなかやるな。と戻ってきます。

神代: (冷静に)……照さんは、別に私が守らなくても大丈夫よね。ということで、天道へのロイスをタイタス化・昇華して立ち上がります。

凪山: シナリオロイスのほうの神代明日弥をタイタス化・昇華します。

天道: では、こちらからの反撃ダメージ!(ダイスを振る)30点!!

GM: 装甲値は有効なので、結構大丈夫。

葵: 照、すげえ……!

GM: では次に、凪山の番!

凪山: よし! 絶対当てる!!

GM: あ、そっか! こいつの攻撃くらっちゃまずいんだ!?

凪山: マイナーで《オリジン:レジェンド》メジャー《コンセントレイト:バロール》《悪魔の影》《停滞空間》《死神の瞳》《流血の胞子》《ファストフォワード》!!(ダイスを振る)う……低いか? 19。

GM: これ、いけるかも! 佐々木は、回避を宣言!(ダイスを振る)……ああ、惜しい。14。

神代: よし!!

凪山: では佐々木は、次の攻撃にリアクション不可でダメージが3D増加。そしてバッドステータスの邪毒4レベル付与。このシーンの間、行動値が0になります。これはマイナーで解除可能。それから、今効果が現れている全てのエフェクトが解除されます。そして私の侵蝕率は21増加。

神代: 高ぇ~……(笑)。

GM: では、次は外山の番ですね。

葵: お、俺か!

神代: 大丈夫、落ち着いて! あの本に書いてあったことを、いちからやればいいの!!

葵: では、神代さんからもらった本に書いてあったとおりに戦おうと、何か戦える武器を思い出そうとします。マイナーで《インフィニティウェポン》!


 (何か、何か戦える武器は――――!?)

考える外山の脳裏に、ふと、最近読んだライトノベルで主人公が使っていた武器が浮かんだ。


葵: って、薙刀ぁっ!? と、驚く。(一同笑)とりあえずこれで攻撃……。メジャーで《ギガンティックモード》《疾風剣》《コンセントレイト:ハヌマーン》《リミットリリース》!!

天道: いきなり全力だ!


 (薙ぎ払えばいいのか、これ?)

そう思った次の瞬間、手に持った薙刀の刃が巨大化した。

一度も使ったことがない筈なのに、何故か手に馴染む感覚――――。


葵: ここで、青い目の人物への恐怖をタイタス化・昇華して、クリティカル値を5にします!

神代: おお! すげえ!!

葵: (ダイスを振る)うわっ!? 低っっっ!! 28……。

GM: 範囲攻撃か……。Aはさっきと同じ回避のコンボ。

葵: あ、《疾風剣》入ってるんで、回避ダイスは-3個です。

GM: なんと!? Aは回避失敗。マスターレイスは、外山が敵対行動をとってきたことが分かるので、《原初の紫:イージスの盾》!

葵: ダメージは(ダイスを振る)装甲無視の25。

GM: はい。Aにはダメージ入りましたね。マスターレイスは38点防ぐので、無傷。

葵: くー……。あ!《ギガンティックモード》使ったので、作った薙刀が壊れます。

GM: ここで、Aの【HP】が一度0になりますので、《蘇生復活》で復活します。そして《尽きせぬ力》を宣言!《怨念の一打》の使用回数を復活させます。

天道: さて……私の番だ。佐々木! お前とのバトル、楽しかったぜ!

神代: (佐々木になって)「ま、待て! お前、完全な状態でない俺を倒して、それでいいのか!?」

天道: 問答無用っっ!! メジャーで《憎悪の炎》《炎の刃》《コンセントレイト:サラマンダー》!

凪山: この攻撃にはリアクション不可ですので。

GM: そうだった! 何もできねえ!!

天道: (ダイスを振る)に……2個しかクリティカルしない……。

GM: なんか、今日は皆、出目が悪いねえ……(笑)。

天道: ここでDロイスの伝承者を使用! 達成値は47だ!!

GM: はい、ダメージどうぞ。

天道: えーと、3D増えるから(ダイスを振る)……64!

GM: すご……!

天道: 技の名前はオーヴァー拳!!(一同笑)

GM: では、今のダメージを食らったときに、オミクロンの持っているウロボロスの影からの威圧が、少し弱まったように感じられます。

神代: じゃあ、こうして攻撃してれば、オミクロンは元に戻る!?

GM: かも、しれない。

天道: えっと、今の一撃くらって、まだ立ってるの?

GM: ええ。一応キュマイラですし。結構痛いけどね。マスターレイスは行動放棄。じゃあ、次のラウンド……。

凪山: の前に、クリンナップで邪毒ダメージ。

GM: そうでした。うー……痛いなぁ。

 ●第二ラウンド

GM: セットアップ! 何かありますか?

一同: なし!

GM: ではここで、マスターレイスがEロイス《原初の記憶》を宣言! 各人1D10を振ってください。

天道: おお、10……。

葵: 8!

凪山: 6……。

神代: 5。

GM: で、その出目と自分の覚醒の侵蝕値を足した数だけ、侵蝕率を上げてください。


 マスターレイスの影が広がり、神代たちを包む。

その影に包まれた瞬間、自分がオーヴァードに覚醒したときのことを思い出し、体の中のレネゲイドウイルスが一気に活性化するのが感じられた。


一同: マジかっ!?

神代: これは……まずい!

GM: このEロイスを使われたときに、外山は自分の中にいる別の存在が、希薄になるのを感じます。

葵: ん? なんだ……この感じ?

凪山: 147%になった!

葵: 俺は146%。

天道: 同じく146%!

神代: 私は150%!

GM: そして、佐々木もセットアップで、《殺刃剣》を宣言します! 効果は、これ以降、佐々木以外の登場キャラクターは、クリンナップに2D10の【HP】ダメージを受けます。

葵: 全員?

GM: 勿論!

天道: これだけEロイスが飛び交えば、余裕で帰って来れるだろう!

GM: さて、それはどうかな? ということで、マスターレイスですが、待機します。

神代: じゃあ次はAの番。

GM: マイナー《主の恩恵》メジャーで《スターダストレイン》《主の右腕》《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《細胞侵蝕》《幻惑の光》!

天道: 遠隔攻撃ずーるーいー!!

GM: 知らんわ!(ダイスを振る)うわ、ひっく!! 19です。

神代: (ダイスを振る)やった!! 21!! 避けたっ!!

凪山: (ダイスを振る)全然無理~。

葵: (ダイスを振る)16……当たった。

天道: (ダイスを振る)あ、18? よし、ここで鳴河和樹のロイスをタイタス化して昇華!(ダイスを振る)これで達成値が22! 避けた!!

GM: ダメージは(ダイスを振る)12点!

葵: まだ、立ってる。けど、いってー!!

凪山: こっちは倒れる。

神代: これは、天道くらっといても良かったかも……?

GM: そして命中した人は、バッドステータスの重圧・邪毒レベル3・放心

天道: いや、避けといてよかった!

凪山: では、ミハエル金谷のロイスをタイタス化・昇華! 立ち上がる。

GM: (泣きそうな声で)あぁ、ヒドイ……。彼にも色々事情はあるんですよ?(笑)

神代: さて、次は私の番ですね? メジャーで《サイレンの魔女》!!(ダイスを振る)32!!

GM: 佐々木は、ガード。マスターレイスもガード。Aは……1点でもくらったら死ぬから、うん。回避せずにくらいます!

天道: 何か最後っ屁がありそうだな……。

神代: そうだね。(ダイスを振る)ダメージは27点の装甲無視!!

GM: まず、マスターレイスは《原初の紫:イージスの盾》!(ダイスを振る)34点防いだ。

神代: はい。

GM: 佐々木は……今、まだ獣化解けてるんだよね。はい、くらいます。そして、Aは倒れますが、最後に《怨念の一打》!

神代: はい。では、私は27点くらいます……このまま倒れててもいいかな?

葵: シーン攻撃きたら、神代さん死ぬけど?

神代: ……わかったよぉ。じゃあ、私は外山君をこんなにした人達を許さない! ということで外山君。

葵: はい?

神代: 外山君のロイスをタイタス化・昇華して立ち上がるよ。

葵: 意味わかんねえ!!(笑)

GM: で、次は佐々木……。

神代: は、今回のラウンドはイニシアチブ0です。

GM: あ! そうか!! じゃあ次は……凪山か!

凪山: じゃあ、マスターレイスに《コンセントレイト:バロール》《流血の胞子》《悪魔の影》《停滞空間》《死神の瞳》!! これで161%!

GM: まあ、まだいける範囲だよね。

天道: だよね!(←なんか嬉しそう)

凪山: (ダイスを振る)達成値は31!

GM: ガード! こいつ、今回はガードしかできねーんだよ!

神代: 今回は、そういう戦い方だよね。

凪山: では、効果を。次の攻撃にはリアクション不可でダメージ+3Dになります。で、邪毒4レベルが入って、イニシアチブが0になります。

GM: はーい。

天道: さあ、次は葵の番だ!

葵: はい! じゃあ、マスターレイスに攻撃しよう!! マイナーで《インフィニティウェポン》、メジャーで《疾風剣》《コンセントレイト:ハヌマーン》!!

GM: 今回の攻撃には、リアクション不可です。これ、凪山なんとかしないとまずいな……。

葵: (ダイスを振る)うわ、29で止まった……。ダメージが、(ダイスを振る)56点の装甲有効!!

GM: では、それで累積ダメージが一定に達しました!

葵: ぃよし!!

天道: なぁんだ。

葵: おい、照(笑)。

神代: 私はここで、オミクロンにロイスを取っておきます。

葵: あ、俺もオミクロンにとります!

GM: はーい。




Back Track


GM: 今回のEロイスは5つです。

天道: (ダイスを振る)うわ、目が走った!? これは余裕コースかも。

神代: (ダイスを振る)121%……ロイス3つでこれはキツイか……。

GM: では、通常のバックトラックを行ってください!

天道: 倍振りなしで、93%まで戻った!

葵: 普通に振って、82%~。

凪山: 2倍振りで戻ってきた。

神代: 私も2倍振り。21を3Dで出す自信はなかった(笑)。




Ending Phase


01◆ 決着


GM: では、累積ダメージが一定を超えた時点で、Aのほうがオミクロンの影に吸収されて、また出てきます。Eロイス《究極存在》の拡大解釈だと思ってください。

神代: 倒しても倒しても出てくる感じですね。

GM: そして再度、攻撃命令を下そうとするんですが、そのとき、オミクロンの目が、赤から青に戻ります。

神代: あ、戻った!

GM: そして、彼の目に意志が宿ったのが分かると、彼は、神代のほうを哀しげに見て、自分の影の中に消えていきます。《瞬間退場》を使用します。

神代: オミクロン……また会いましょう。

GM: というところで、戦闘が終了します。

天道: じゃあ私は、なんだよ!! もっと来いよ!!! と叫んで、ボロボロになった鎖帷子を脱ぎ捨て、夕日に向かって退場していきます。

葵: 照……(笑)。

神代: えっと、御子柴さんはどんな感じ?

GM: 君たちの行動に不満そうな表情ですね。その辺の詳しいことは、次のシナリオで語られるということで!

葵: 神代さん、大丈夫?

神代: (抑揚なく)ええ、大丈夫よ。外山君も、戦ってくれたのね。

葵: うん。……神代さんのお蔭、かな。

神代: …………。

天道: ちなみに今、神代の葵への感情は何レベル?

神代: 2レベルです。ちなみに天道さんは3レベルなんで。

天道: なんでだ!?

神代: だって、なんか面白いんですもん(笑)。


02◆ 報告       シーンプレイヤー:天道照


 天道と神代は、マスターレイスの出現と、その撃退の報告をしに、UGN支部に来ていた。


GM: では、UGN組のエンディングからいきましょう。今、君たちの目の前には、橘と御子柴が居ます。

神代: じゃあ、マスターレイスを撃退しました、という報告を。

GM: すると橘が「よくやってくれた。」

天道: 私は包帯を巻きながら、その話を聞いていよう。

GM: 「だが、マスターレイスの名を冠するものが、そう簡単にこの件から手を引くとは思えない。今後も、精進し、尽力して欲しい。」

天道: 精進という言葉に激しく反応します。(一同笑)

神代: (そんな天道を無視して)オミクロンに関して1つ、進言することが。

GM: 「なんだろう?」

神代: 彼の瞳の色によって、所持している記憶が違うことを話します。(冷静に)青い瞳のときの彼については分かりませんが、普段の彼を見たときには、私は既視感を感じました。

GM: というところまで、話すってことね?

神代: ええ。(冷静に)まあ、私の持っているシンドロームにはまだ未知の部分が多いですし、それによる感覚なのかも知れませんが。

GM: 「なるほど。その情報は、今後の対策に生かさせてもらおう。」

神代: (冷静に)ええ、私のほうでも、それについて情報を調べてみたいと思います。

天道: 俺がしっかりバックアップするからな!!(にかっ)

神代: (モノローグ風に)そう言って笑う彼の笑顔は、とても眩しかった。(一同笑)

GM: では、そんなところで橘が君たちに退室を命じます。

神代: はい、失礼します。


 天道と神代が居なくなった支部長室で、御子柴が橘に向けて呟く。

「……今回の結果に対しては、納得していませんから。」

そんな御子柴に、橘は柔らかく笑って言った。

「若い者にそこまで求めるのは、酷だよ?」


03◆ 連絡           シーンプレイヤー:凪山陵


 夜――――。

学食の厨房に勝手に入りこんで、勝手に食材を使って料理を作っている凪山の元に、ミハエルが尋ねてきた。


GM: じゃあ次……ロイス切られちゃったけど、ミハエル金谷と凪山のシーンです。

凪山: おう。まあ、大事なロイスは残ってるから(笑)。

GM: 「あの事件以降、外山君の衝動は収まったようです。」

凪山: よかったよかった。

GM: 「凪山さんの初動捜査が上手くいった結果ですね。」

凪山: まあ、彼の中にあった私の同胞を見つけただけですよ。

GM: 「どうも、今話題になっているマスターレイスもRBに関係しているようなので、今後も助力をお願いしたいのですが。」

凪山: また学園に危機が訪れるようならば、そのときは力をお貸ししましょう。


04◆ 歓迎               シーンプレイヤー:外山葵


GM: この事件の後、定期的に起きていた衝動もなくなり、普通のオーヴァードになることが出来ました。

葵: 普通の……(笑)。

GM: 外山は、事件の後に御子柴から、とりあえずUGNの監視下に入ってもらいたいと言われる。

葵: うー……この人怖いよぅ。でも、断る理由もないから、頷いておく。

GM: まあ、後に橘あたりからフォローはあると思います。

天道: じゃあ、シーンに登場しよう。

葵: ん?

天道: 次の日、葵は俺に手紙で呼び出されてるんだよ。

葵: ん? 机に手紙……あ、照からだ。

天道: そして私は、体育館裏で、緑のタンクトップを着て待っている。

葵: 緑になってる(笑)!?よお、照。どうしたんだ?

天道: まあ、こっちに来いよ!

葵: あ、うん。と近づいていく。

神代: これは……(笑)。

凪山: 何かを投げられるフラグですね。(←登場)

神代: あ、ああ。そうですね。(←登場)

天道: では、いきなり目の前に拳をシュッ! と出す。

葵: 咄嗟にガードしようとするけど……。

天道: それは実は寸止めで、手にはフルーツ牛乳が握られている。

葵: …………は?(笑)

凪山: この挨拶は、人間の間では普通なのですか?

神代: (ふるふる、と首を振る)

天道: まあ、飲めよ! 金のことは気にしなくていいぜ!!

葵: ありがとう(笑)。

天道: ところで……(咳払いをして)葵。お前は、オーヴァードという存在になったんだ。みたいな初期説明を始める。(一同爆笑)

葵: じゃあ、知ってるって言うタイミングを逃して、全部聞く(笑)。

天道: というわけなんだ。でも大丈夫! お前にはUGNがついている!! 俺と一緒に来いよ!! と、大きな手を斜め上に向けて、ぐっと差し出します!

葵: これ、乗ることを前提にされてる……!(一同笑)なあ、照。お前にとってUGNって、そんだけ大切なんだな。

天道: そうだな。家族みたいなもんかな!!(にこっ)俺には父ちゃんも母ちゃんもいねーからな!! そこの所長が俺の親代わりみたいなもんなんだ。(朗らかに)はっはっは!

葵: ……(苦笑して)俺も、家族の一員みたいな感じになるのかな? と、軽く天道の手を握る。

天道: その手をめちゃくちゃ力強く握り返して、(大きな声で)ようこそ!! UGNへ!!

凪山: UGN、って……あんな大きな声で言っていいんですかね?

神代: あれが、照くんの良いところだから。

天道: (素になって)いやいやいや!! 凪山はともかく、神代は出てきてよ!!(一同笑)

神代: え? じゃあ、出て行って、クラッカーをパン、と鳴らします。……よ、ようこそUGNへ。ごめんなさい、こういうの慣れてなくて。

葵: う……うん。よ、よろしく?(一同笑)


 満面の笑みの天道に、どこか照れたような表情の神代。

こういう関係も悪くないのかもしれない、と思う葵だった――――。


05◆ 日常              シーンプレイヤー:神代明日弥


GM: では、朝。君の部屋の目覚ましが鳴ります。

神代: チン。(ダイスを振って)…………今日は特に何もなさそう。

GM: 気がつくと、また留守電にメッセージが入ってますね。

神代: !! ……通帳確認し忘れた。(一同笑)

GM: 留守電に入っているのは、「――――また会おう。」という一言だけ。名乗りはありませんが、鳴河の声であることは分かります。

神代: 胸の高鳴り(侵蝕率の上昇)とは関係なく、いいことは起こるのかな……。と思いつつ、ドアを開けて出て行こうとするんですが、そこでふっと考えます。


 今日の放課後にでも、高円寺さんに挨拶にでも行こう。

あの人は、私をUGNに入れる為に尽力してくれたんだから――――……。

そうして、神代明日弥は今日も出掛ける。

今日もまた、一日が始まる――――。



                      第二話につづく

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