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第四話 「宣告 –Also sprach Zarathustra-」 03

06◆ 神代明日弥          シーンプレイヤー:外山葵


葵: 「神代明日弥の過去について」を調べます!!

天道: 場所によっては、俺も出て「襲撃者について」を調べよう。

葵: 場所、ねー。UGNとかで調べちゃ、まずそうなんだよね……。

GM: 一応調べ方としては<情報:UGN>か<情報:ウェブ>、<情報:FH>……。

天道: もしくは、黄条院に聞く!!

GM: …………まあ、そうですね。

葵: でも俺、黄条院知らないし。

GM: 因みに一番難易度が低いのは<情報:UGN>ですね。

葵: …………しゃーない。<情報:UGN>で調べます!(ダイスを振る)出目が9なので、財産ポイント使って、12!!

GM: では、UGNのデータベースに載っている神代のプロファイルが乗っているんですが、改竄された形跡があります。

葵: およ?

GM: プロファイルでは、UGチルドレンということになっているんですが、そこは後から挿入されたデータだということが判ります。

葵: つまり、神代さんは、UGチルドレンではないということが判ったと。

GM: そういうことですね。で、神代をUGNに連れてきたのは、橘です。

葵: なるほど……。じゃあ、橘さんに聞けば、もっと分かるかも?

GM: ですね。今、橘は支部に居ないけど。

葵: ねー。じゃあ、この情報が、神代さんが言ってた不穏な状況に繋がりそうな状態なのかなー、と思いつつ、その情報を凪山さんには流しておこうかな。

凪山: はいよー。

天道: じゃ、そこに俺も登場しよう!(ダイスを振る)

葵: お、照!


 扉を開けて室内に入ってきた天道は、アンテナの生えたヘルメットのようなものを小脇に抱えていた。


葵: …………何? それ。

天道: 情報収集アイテム。

葵: ふぅん…………。(一同笑)

天道: これを被って、スイッチオン!! バリバリバリバリ!! ということで、「襲撃者について」調べます!!

葵: お、おい! 大丈夫か!? 照!!

天道: <コネ:UGN幹部>を使って(ダイスを振る)13!! あ、老師様……お久しぶりです。実は、こういう奴を知らないかと思いまして……。ええ、そうです……老師様の道術を使って頂いて……。

GM: ろ、老師って何!?

天道: 老師様っていうのは師匠の知り合いで、俺がかつて四川省で修行をしていたときに道術を教えてくれた人なんだ。

葵: そ、そーなんだ……(笑)。ここで、照にロイスをとります。感服/■脅威で。

GM: じゃあ、簡単に説明しますね。まず、FHを含め、該当する人物は存在しない。

天道: ほう。

GM: そして、「これを見ろ。」と言って、一葉の写真を君に見せるね。

天道: (頭の機械に手を当てて)ピコー。ガガー、ガガー……。

葵: ちょ!? プリントアウト!?

天道: ただのFaxだけどね。

葵: ファックスぅっ!?(一同笑)


 TVのニュース番組で、神城財閥に関する報道が行われている。

神城財閥が母体となっている神城重工の新取締役に就任した、高円寺始氏の挨拶の様子だ。

「この激動の時代。強い会社、強い財閥を作り上げるために一念発起することとなりました。これから待ち受ける困難を考えると身が引き締まる思いですが、自らに課した信念の元、今回の辞令を引き受けることとしました」

そこに、記者からの質問が飛ぶ。

「神城早月会長は今、どうなさっているのですか?」

「神城早月前会長は、次代の神城を担うため、学業に励み大学・大学院に進学予定となっております。その間の短い就任期間とはなりますが、前会長がお帰りになるまでの間に、必ずや新たな神城を用意するつもりであります。…………」

就任挨拶を続ける高円寺の後ろには財閥の重役たちが並んでいるのだが、高円寺の傍らに居る女性秘書が、襲撃者に非常によく似ていた。


葵: なんと……。

神代: 情報、こっちにも流してー。

葵: ……照が、居なくなってからね。

GM: で、彼女の名前も分かります。名前は本宮遥ほんぐうはるかです。

天道: ということで、その写真と白紙の報告書を葵にすっと渡して、……と、いうことらしい。って言い残して、去っていく。

葵: ……これ、俺に報告書を書けってことなのか? と思いつつ、神代さんに本宮さんの写真を写メって送って……報告書を書こうとします。

神代: あ、書くんだ(笑)。


07◆ 研究内容           シーンプレイヤー:神代明日弥


神代: いやー、いいですねー。こういう、ラスボスは私!? みたいな感じ♪ 頑張って最後は向こうに帰るんだ~。

葵: 向こうってFH?

神代: 違うよ!!(笑)

GM: さて。現在、いくつかの話が平行して動いてますが、この後の動き次第では、今回で解決せずに次回に持ち越す話も出てくるかもしれませんので、よろしくお願いしますー。

一同: はーい!

神代: というところで、そろそろRe‐Unionについて調べるシーンをやりたいです!!

GM: いいですよー。

神代: (ダイスを振る)どことも知れぬ闇の中。私はUGNに見つからないように、自分の影を使って情報収集をしています。


 自身の影を使って調べものをしながら、神代は思考する。

(――――このままだと、まずい。何がって、皆が私の過去について調べてるのがまずい。……こうなったらいっそ、開き直って全部を話して、皆で一緒に研究所に行くって選択肢もありなんじゃないかな? …………本当にここは、私の居場所なんだろうか?)


神代: というところで、影が帰ってきます。技能は何で調べられますか?

GM: えーとですね。研究所に行かずにここでRe‐Unionについて調べようとすると、すっごい難易度が高いです。

神代: ということは、研究所でクライマックスってことはない、と。じゃあ、今から研究所に行ってもいい?

GM: 構いませんが、研究所に行った場合、強制的にイベントが発生します。で、その結果何が起きても、僕は保証しません。

神代: んん……よし、研究所行きます!


 某県の山中。

廃村を改造して作られたFHの研究施設。

既に廃棄されたものらしいが、まだ電気が通っているらしく、所々に非常灯が点いている施設内を、神代は一人歩いていく。

(果たして本当にここに、本宮遥についての情報があるのだろうか? そして、Re‐Unionの六人について、私は思い出せるのだろうか――――……?)


GM: では、研究所内の制御室まで来たと思ってください。まだ、電源の生きている端末を見つけます。ここから情報を抜き出せるかどうかの判定が出来ます。

神代: はい。

GM: 技能は<知識:機械工学>! 目標値は秘密です。

神代: では……マイナーで《千変万化の影》!(ダイスを振る)ぃよし!! 27!!

GM: すると、何とか……。

神代: 何とかだとっ!?

葵: いいじゃないか、成功したんだから(笑)。

神代: 違うよ!! 25くらいに目標値設定してたってことだよ!? クリティカルしなかったら届かなかったってことだよ!! 危なかったー。<RC>と違って、<知識:機械工学>は伸びないんだから!!

GM: あ、そーなんだ。ごめん、伸びてる前提で作ってた。

神代: (泣きそうな声で)違うよ~。

GM: まあ、端末から暗号化されたアーカイブを見つけることが出来ました。

神代: お!!

GM: ファイル名に『Re-Union-Circlet-Approach』と書いてあります。

神代: 間違いない、これだ。……でも、なんでこんなものを、こんな所に残しておく必要があるのか……。私は周囲を警戒します。

GM: するとですね、後ろに気配を感じます。

神代: やはり……!

GM: <回避>をしてください。失敗すると、結構酷いことになります。

神代: そんなこと言ったって、私は私の全力でやるしかない……。

GM: 因みに、回避する際に振り返ったとき見えるんですが、例の女性が、君に襲いかかろうとしていますね。

神代: だよね! そうだよね!! 《幸運の守護》を使用します!!(ダイスを振る)クリティカルしない……っ、28!!

GM: それだとちょっと足りないですね。

神代: じゃあここで、照の顔が一瞬よぎります。私はここでやられるわけにはいかない……! と照のロイスをタイタス化・昇華!!(ダイスを振る)これで33!!

GM: では、すんでのところで回避に成功しました。

神代: 来ると思ったわ、本宮遥。

GM: 「此処に何故あなたが?」

神代: ……私の予想が正しければ、貴方は私が此処に来ることを知っていたはずだけれど?

GM: 「私は始様に言われて此処に来ただけです。」

神代: そう。――――やっぱりお父様が。

GM: 「………………。」

神代: 全てはこの中に入っている。そういうことでしょう?

GM: 「それをこちらに渡してもらいましょう。」

神代: いいえ。本当の私の居場所を作るためにも、これは渡せない。

GM: ではここで、アーカイブファイルの奪い合いをしてもらいます!

神代: お!

GM: こちらは<白兵>で攻撃をします。そちらは<回避>してください。本宮は、活動時間が限られているので、今回の攻防で失敗した場合には撤退します。

神代: 分かりました。

GM: では、(ダイスを振る)達成値32で攻撃!!

神代: ジェネシフト!(ダイスを振る)……5点しか増えなかった。じゃ、《幸運の守護》!!(ダイスを振る)よし、34!!

GM: 彼女の貫き手が凄い回数であなたに迫るんですが、それをギリギリで回避する!

神代: ではここで、私は更に一歩前に出て、彼女の目の前に立ちます!


 そして右手をすっと上げると、神代は静かに呟いた――――《サイレンの魔女》。


神代: (ダイスを振る)31!

GM: 《リフレックス:ハヌマーン》、《残像》で回避!(ダイスを振る)47!!

神代: ……お互い、まだ本気じゃないみたいね。

GM: 「(腕時計を見て)残念ですが、時間です。」と言って、彼女は撤退します。《瞬間退場》を使用!!

神代: はい、わかりました。

GM: ということで、あなたはアーカイブファイルを手に入れることが出来ました!

神代: ここで調べられますか?

GM: はい。調べた結果は、次の通りです。


   ・研究名「Re-Union-Circlet-Approach」

     ある人外の存在についての研究を進めていたが、物理法則が異なるのか、或いは生物学的観念が異なるのか、全く手がかりが掴めなかった。

     それを解析しようと苦心した末、レネゲイドウイルスに似た因子を抽出することに成功。これを人体実験も含めて解明しようとするが、いずれの研究も失敗した。

     そこで、その因子を希釈し、更に耐性の強い幼児に投与。各人の体内で安定したところで、因子が持つRe‐Union(再統合・再同盟)特性を用いて統合。それを研究対象とする計画が作られた。

     ・Re‐Union特性とは、その因子が持つ、希釈後分割されたとしても何らかの形で一つに再統合しようとする、互いに引き付けあう特性のこと。

     人体実験に使われた幼児は、◎鳴河和樹・◎神代明日弥・鳴河楓なるかわかえで本宮碧ほんぐうあおい・クローディア=マッケネン・アルフォンス=シュライヴァーの六名(尚、◎は重要を示す印)。

      ※但し、上記六名の内五名は、アバター事件により死亡。因子は回収された。

     ・アバター事件とは、研究対象“アバター”が、消失し、人体実験の対象者六人のうち五人の死亡が確認され、研究自体が頓挫することになった事件。詳細は記録に残されていない。


天道: 六人のうち、五人が死亡した?

GM: そうです。

神代: 鳴河和樹か神代明日弥が死んだことになってるってことじゃない?

GM: さて、どうでしょう?(にやり)そして、最後に画像ファイルが添付されています。


 画像ファイルは、研究対象の写真だった。

写真一面に爬虫類のような鱗が広がっており、途方も無く大きな生物であろうことが予想される写真だ。


神代: お父様……。


08◆ 不安定            シーンプレイヤー:天道照


天道: ちょっと相談なんだけどさ。照が明日弥の過去を知るシーンを挟んだ方がいいと思う? 知らないまま行ったほうがいいと思う?

神代: 知るシーン挟んだほうがいいと思う!

凪山: 葛藤しつつクライマックス行ったほうがいいと思う。

天道: じゃあ、情報収集シーンを頂きたい!!

GM: 面白いなあ、ホントに(笑)。

天道: ということで登場!!(ダイスを振る)場所は、河原です。時間は夕方。

GM: はい(笑)。

天道: そこに黄条院が河原の向こうから歩いてくる。

GM: 「天道君、何の用だい?」

天道: 俺はタンクトップ姿で学ランを肩にかけた状態で、風に吹かれながら立っている。……兼さん、よく来たな。

GM: 「…………。」

天道: …………。ここから、目で語るっていうのと、筋肉で語るのがあるんだけど、どっちがいい?

GM: 筋肉で!(一同笑)

天道: じゃあ、俺の大胸筋がモリィッ! と盛り上がって、明日弥の過去について教えてくれ! と語り掛ける!!

GM: すると黄条院の上腕二頭筋がムクンッ! と盛り上がって……。

天道: なんか、初回ほどのインパクトはないよね。

GM: じゃあ、どうしろと……? えー、彼の大臀部筋が、彼女は元々FHに所属していた。と、言った。でいい?(一同笑)


 黄条院は言う。

「彼女は、FHの中でもトップシークレットだったプロジェクトの一つに関係していたが、とある事件によって、そのプロジェクト自体が頓挫したらしい。その時に、研究対象だった実験体も散逸したようだ。」


天道: さっき、明日弥のシーンで分かったことの簡略版って感じ? ってことが、筋肉の動きで分かるんだな。


更に黄条院は続けた。

「その混乱の中、どういうわけか橘村正が神代明日弥を連れて来てUGNに入れた。そして、それとは別に、新たなマスターレイスとして、鳴河和樹が急に生まれてきたんだ。彼がマスターレイスになった経緯については、僕も知らない。」


天道: ……照として今気になってるのは、もし仮にその話が本当だとすると、橘がFHと繋がりがあるということになってしまうんだよね。

GM: そうですね。

天道: なので、それについて嘘があるかどうかを拳で確かめたいと思ってるんだ!

GM: その情報欲しい?

天道: 欲しいね。

GM: じゃあ、<白兵>で判定してもらって、ダメージが一定量を超えたら情報をあげよう。

葵: それ、ただの拷問……。(一同笑)

天道: 本気で攻撃すると刀なんだけど、それは絵的にどうかと思うので、拳で殴ることにしよう。攻撃力は14スタート!

GM: じゃあ、目標値は35にしようかな。

天道: 《ターゲットロック》に、《炎の刃》《コンセントレイト:サラマンダー》! この俺の拳に、嘘がつけるかあぁぁぁぁっ!!(ダイスを振る)クリティカルしてないだとぉ!? ……2D+14で、35って出る?

神代: 出ないですね。

天道: つまり俺の拳は受け止められたってことだな。照には嘘かどうかの判断はつかなかったってことかな?

GM: そうなりますかね。まあ、今日出してる情報で、色々と矛盾は発生してると思うんで、推理してみてください。

天道: 照の今後の行動指針を決めるために今の情報が欲しかったんだけど、今のままでは明日弥が本当にFHに居たのかも信じられないし、橘が本当に明日弥を連れて来たのかどうかも、もやっとした状態だと。

GM: 天道に葛藤が生じてる……珍しいね(笑)。

葵: 初めてなんじゃなかろうか。

天道: まあ、たまにはいいんじゃないかな。こういうのも。

GM: で、黄条院が最初に取引を持ちかけてきた理由なんですけども。

天道: おお。


 今、FH内では、バーレスクという黄条院が所属するセルと、“オミクロン”の居るセルが争っており、バーレスクとしてはプロジェクトの関連情報が欲しいのだという。そして神代明日弥はそのプロジェクトに参加していた為、神代の情報を欲しているのだ。


天道: ……そういえば兼さん。俺と取引したいと言っていたな。その話は――――何だっけ?(一同笑)

GM: 「橘村正が神代明日弥をUGNに連れて来たときの経緯情報が欲しいんだ。FHとしても、気づいたら彼女がUGNでエージェントをしていた、という状況でね。」

天道: 俺がそれをしたら、どうなるっていうんだ?

GM: 「僕の分かる範囲内で、ということになるが、君の欲しい情報を全て渡そう。」

天道: ――――ちょっと、考えさせてくれ。


 そう言い残すと、天道は夕日に向かって家路につくのだった……。


09◆ 報告           シーンプレイヤー:外山葵


葵: GM! 実は、ちょっと支部長室に行きたいんですよ。

GM: んん?

葵: 結果的に橘さんに会えなくても構わないんですけど。プレイヤー的には、御子柴を揺さぶりたいというのもある。

GM: なるほど。

葵: ではまず、照に押しつけられた報告書を作成します。<知識>でいいのかな?

GM: ですかね。

葵: (ダイスを振る)3! ということで、割と汚めの字で、必要最低限の「本宮遥って人が凪山さんの襲撃者でした」ってことだけは書いてある報告書を作った!

天道: 本当に最低限のことしか書いてない……。(一同笑)

葵: そして、その報告書を持って、橘さんのところに行きます! コンコン!!(←ノック音)

GM: 「どうぞ。」と、御子柴の声が聞こえますね。

葵: およ? (そっと扉を開ける仕草)――――あれ? えと……。

GM: 「ああ、外山君は知りませんでしたっけ。今、橘さんは中央のほうに行っていましてね。僕が代理としてここで働いているんです。」

葵: あぁー…………そう、なんですか……。あ、とりあえずこれ、報告書です。

GM: 「わかりました。」

葵: あの! 御子柴副支部長さんって、神代さんと昔からの知り合いなんですか?

GM: その答えは、ノーです。長い付き合いではあるんですが、橘に連れて来られてからのことしか知らないね。

葵: なるほど。じゃやっぱり、橘支部長が一番長い付き合い、と。

GM: 「――――彼女を連れて来たとき、僕は反対したんですよ。」

葵: それはまた、なんで?

GM: 「素性の知れない人間を組織に入れること自体が、マイナス要素になると考えるからです。」

葵: (呟く)そうですよね……UGチルドレンじゃないんですもんねー。…………(やっちゃった、という表情で)はっ!!(一同爆笑)

天道: これ、御子柴は突っ込んで聞いてくるかな?

葵: 既に知ってる情報、って気もする……。

GM: 面白いですねー。えー……その話に関しては、スルーしますね。

葵: まあ、情報改竄されてますからね。御子柴さんが絡んでてもおかしくないか。よし! とりあえずここまででいいか! じゃあ、報告書の提出でした!! って言いつつ出て行こう。

GM: 「ああ、外山君。」

葵: はい?

GM: 「神代さんの話なんですが。今、神代さんは何処に行ってます?」

葵: え? さ、さあ……。

GM: 「そう、ですか。わかりました。」

葵: 何か用事ですか? ケータイに連絡くらいなら……。

GM: 「いえ、結構です。」

葵: じゃあ、失礼します。と、支部長室を出て、『御子柴さんから連絡が行ったらゴメン』ってメールを神代さんにする。

神代: あ、メールが来た。

葵: ってところで終わりですかね。


10◆ 和解         シーンプレイヤー:凪山陵


凪山: 本宮遥について調べてもいいですか?

GM: いいですよー。まあ、何らかの組織経由で調べないと、パーソナルデータまでは分からないでしょうが。

凪山: じゃあ、UGNに行きますー。(ダイスを振る)

外山&神代: 登場します!(ダイスを振る)

神代: うん、大丈夫。私が此処に居ても何らおかしくはないもの。と、自分に言い聞かせながら登場します。

凪山: おや? 用事は済んだのですか?

神代: ええ。でも、相変わらず色んなところから狙われてる気がするわ……(笑)。

葵: そんな二人に出くわします。


 「ちょ、ちょっと!! こっち来て、二人とも!!」

外山は、慌しい動きで神代と凪山を小さな会議室に連れ込んだ。


神代: ? 何?

葵: いや、あの! なんか、御子柴さんとかも探してたみたいだし……前のこともあるから、見つかったら……ヤバいのかなって。

神代: 大丈夫なんじゃない? 何とかなるって。

GM: ということで、<情報:UGN>で振るのかな?

凪山: ですね(ダイスを振る)10!

GM: では、以下の情報が分かります。


 本宮遥は、高円寺始の養女で、幼年時の情報はない。

ただ最近、高円寺が新会長になるにあたって、初めて表舞台に出てきた。

彼女には姉が居る。姉の名前は本宮碧。


神代: 襲撃者に関しては、こんなところかしら。やっぱり、私の身も危うくなってきたわね、これで……。

天道: と、ここで登場するよ!(ダイスを振る)目の下に真っ黒なクマを作って。

葵: 照の姿を見て、何となく神代さんの前に出ます。

神代: あ、何か嬉しい(笑)。

葵: しょ、照……?

天道: (有無を言わせぬ口調で)葵。そこをどけ。

神代: ……外山君、ありがとう。でも、大丈夫よ。

葵: じゃあ、ちょっと下がります。

天道: なあ、明日弥。俺も色々考えたんだが、どうも分からんことがあってな。お前のことが気にかかって、夜も眠れないんだよ。

神代: (ゴクリと唾を飲んで)そう……。

天道: (まっすぐに神代を見据えて)今から俺が聞くことに、誠実に答えて欲しい。約束してくれるか?

神代: (頷いて)どんな答えを出しても、あなたは私を信じてくれる?

天道: そこに嘘がなければ。

神代: …………。(こくりと頷く)

天道: ――――明日弥。お前は昔、FHに居たのか?

神代: っ! ……ちょっと黙った後、こくりと頷く

天道: そこで俺の心臓がホップステップジャンプする。(一同笑)

GM: お前、ホントにシリアスが保たないのな(笑)。

天道: もう一つ教えてくれ。ここには、村正さんに連れて来られたのか?

神代: こくりと頷く。

天道: ……わかった。ということで! ここで神代明日弥にロイスを結びます! □信頼/不安で!

GM: おお、いいですねー。

天道: 俺は、お前の言うことを信じる。仲間だからな!!

神代: おー! 照へのロイスをとります! □好意/不安で! そして照君をSロイスにします!!

天道: ……これさ、俺も明日弥をSロイスにしたら、綺麗に収まりすぎ?

葵: でも、この流れだと照以外が神代さんにSロイスとるのは無理があると思う。

天道: ……だよな。よし! 神代明日弥をSロイスにします!!


 そして天道は、自身の身の上に起こったことを洗いざらい話す。


天道: 正直、俺も悩んだ。だが、俺はお前の言葉を信じることにする!!

神代: 頷きながら涙を流します。――――ごめんなさい、嬉しくて……。

一同: !!

神代: 私がFHに居たって判ったら、照君には絶対嫌われると思ってた……。

天道: 心臓の鼓動が更に一段高まります!

神代: ……ありがとう。

天道: (ちょっと困ったように)分かった、もう泣くな! お前を泣かすような奴が居たら、俺がブッ倒してやっから!!

神代: 嬉しそうに頷く。

天道: (途端に明るく)いやー! 良かった!! これですっきりした!! これで今夜はよく眠れそうだ!! よし、帰って寝よう!!(一同笑)

葵: ちょっと待てー!!

天道: ん? 何だ?

凪山: まだ、全ての事態が解決したわけでは……。

天道: いや、俺としては、一番の問題が解決したから、凄くすっきりしてるぞ! これで心置きなく兼さんのこともブッ飛ばせるし、村正さんのこともブッ飛ばせるってもんだ!!

葵: いやいやいや! 落ち着けって!!

天道: 師匠は言った。「正しいか正しくないかではない。自分が何を信ずるかだ」とな!

GM: おおー、それっぽい!

神代: それっぽいけど! でも今から寝ちゃうのは違うんだ、照君……。

天道: お? 何だ? 何かあるのか?(一同笑)


 神代は、自ら研究所に行って取ってきた情報と、葵や凪山から得た情報を統合し、自身が様々な組織から狙われている状態であることを天道に話した。


天道: 大丈夫! 俺が守ってやるよ!!


           ◆       ◆       ◆


GM: というところで、次のシーンはクライマックスになるんですが、その前に、ちょっと僕からの質問に答えてください。

一同: はーい。

GM: まず、君達PC間でのわだかまりは、ないってことでいい?

天道: まあ控えめに言ってゼロだな。(一同笑)

GM: じゃあ二つ目。神代が調べたアーカイブの情報は、上に報告しますか?

神代: 正直、私はUGNでは橘さんしか信じてないんですよ。で、新しく信用できる人達が、ここに三人出来たので、この三人には言いますが、御子柴さんには話しません。照君は?

天道: 別に積極的に報告する動機もないし、そもそもマメに報告するタイプにも見えないから、しないと思う。

GM: じゃあ、アーカイブの内容はUGNには伝わっていない、と。OKです!


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