第一話 「夏影 -The late summer-」 01
キャラクター紹介
(※ログからの拾い物です。本編とデータが異なる場合は、本編が正しいです。)
【PC1】
神代 明日弥
能力値 2 2 8 1
回避2 RC4 意思1 調達4 情報:FH1 UGN1
ライフパス
出自:有名人(親が有名)
経験:FH秘密(何かしらの秘密がある。上司 コードウェル博士)
欲望:居場所
覚醒:感染
衝動:嫌悪
HP最大32 常備化10 行動12
ロイス
Dロイス:チルドレン エフェクト一つのLVを上げる。また、最大もあがる。FH専用アイテムを装備できるようになる。
姉:神城 皐月
上司:コードウェル博士
エフェクト
無形の形:1LV メジャー 侵食2 あらゆる判定を精神で振る。1R1回
千変万化の影:4LV(Dロイスにより5LV) マイナー 侵食2 SL+1、選択した技能のLVがあがる。1シナリオ3回
原初の赤:サイレンの魔女:LV4 メジャー 侵食5(原初の赤により6)シーン(選択)に攻撃。(SL×3)ダメージ、装甲無視。
一般アイテム エフェクトバースト(FH専用)
RCの攻撃の直前に使用。ダメージに+精神する。1シナリオ3回のみ。
【PC2】
天道 照
コードネーム「デイライト・アサシン」
キュマイラ/サラマンダー (W)UGNエージェントA (C):高校生
15~18歳(16?)・男・おうし座・185cm・90kg・B型
【肉体】6 【感覚】1 【精神】1 【社会】2
白兵4 回避1 RC1 意志3 調達2 情報/UGN2
ライフパス
【出自】義理の両親 【経験】永劫の別れ 【邂逅】主人 【覚醒】素体 【衝動】闘争
【HP】33 【常備化P】8 【財産P】0 【行動値】3 【戦闘移動】8【全力移動】16
ロイス
師匠:天道 拳 □尊敬/畏怖
上司:(支部長)□尽力/脅威
エフェクト
<コンセントレイト:サラマンダー>2 <憎悪の炎>1 <復讐の刃>2 <ターゲットロック>2
<氷雪の守護>1 <炎の刃>1
武器:日本刀
防具:なし
アイテム:思い出の一品・コネ:手配師
凪山陵学園の学生で、UGN日本支部凪山出張所(?)のエージェント。モットーは早寝早起き。
大柄で褐色の肌、ひたすら熱血な性格で暑苦しい。運動はできるが勉強はからっきし。
みなしごだったが、幼少の頃から格闘家の天道拳に育てられ武術を学ぶ。彼がグランドキャニオンでジャーム300体を道連れに谷底に落ちてからは、凪山の支部長が親代わりに彼を引き取り育てた。
性格はひたすらポジティブで挫折を知らない。
彼と対峙した者は撤退時期を逃して命を落とすことから、FHには白昼の暗殺者「デイライト・アサシン」の名で警戒されている。
【PC3】
外山葵
“神速の一撃”
年齢 16
性別 男
星座 知らない
身長 168
体重 62
血液型 A
ワークス 高校生
カヴァー 高校生
ブリード トライ
シンドローム モルフェウス/ハヌマーン/キュマイラ
能力値
肉体 6 <白兵>4、<回避>1
感覚 3 <知覚>1
精神 1 <RC>2
社会 2 <調達>1、<情報:噂話>1
ライフパス
出自 犯罪者の子
経験(学生) 初恋
邂逅 貸し:猫川美亜
覚醒 感染(14)
衝動 自傷(16)
侵蝕率基本値 30
HP 33
常備化ポイント 4
財産ポイント 1
行動値 7
戦闘移動 12m
全力移動 24m
ロイス
母:外山さやか 慈愛/■厭気
思い人:(クラスの委員長) ■尊敬/憤懣
D:業師(リミットリリース取得)
エフェクト
コンセントレイト:ハヌマーン 2
スタートダッシュ 1
インフィニティウェポン 2
ギガンティックモード 1
疾風剣 2
リミットリリース 1
アイテム
ペンダント(思い出の一品)
コネ:噂好きの友人
携帯電話
ピアス(アクセサリー)
成績は、体育以外はからっきし。だが、選択問題には何故か強い。
身体を動かすのは、結構好きだ。
この間読んだラノベに、薙刀って武器使うキャラが出てきた。薙刀カッコイイ。
あと最近、ちょっと気になる奴がいる。……誰かは秘密。
あ!やべ!そろそろバイトの時間だ!!
‐‐‐‐‐‐‐
ということで、普通の高校生です。
父親が犯罪を犯した後に離婚したため、母子家庭で育ったので、母親に心配をかけまいとする傾向が強い。
思い出の一品のペンダントは、母親から父親の形見だと言って渡されたもの。
※コードネームやエフェクトは、全て覚醒後のものです。
※武器は伸縮自在の薙刀です。
【PC4】
PC4 『名称未定』(現時点で呼称を必要として無いため)
コードネーム「A strange friend (見ず知らずの友人)」
ソラリス/バロール ワークス/レネゲイドビーイングC カバー/ 凪山陵学園の怪談
外見年齢 17歳(実年齢3歳)・性別不詳・170cm・64kg
【肉体】1 【感覚】1 【精神】6 【社会】4
知覚1 RC4 意志1 情報/UGN1 交渉1
ライフパス
【出自】人類の興味 【経験】人類の調査 【邂逅】いい人 【覚醒】生誕 【衝動】嫌悪
【HP】28 【常備化P】8 【財産P】8 【行動値】8 【戦闘移動】13 【全力移動】26
ロイス
Dロイス:触媒
観察対象の生徒
あと一人w
エフェクト
<コンセントレイト:ソラリス>2 <悪魔の影>1 <流血の胞子>3 <空間圧縮>1 <テイクオーバー>1
イージーエフェクト
〈竹馬の友〉〈ポケットディメンジョン〉
凪山陵学園に漂っていたレネゲイドウィルスに意識が芽生えた存在、それがPC4である。
肉体の無い意識体として誕生したPC4は、本能的に人間の観察を開始する。
程なくして、肉体を持てるようになったPC4は、より近くで人間を監察すべく《竹馬の友》を使用しいろいろな教室に潜り込むようになる。だが、証拠隠滅などの行為を行わなかった為にすぐに学園の噂となる、”誰も知らない生徒が違和感無く学園に存在している”と、凪山陵学園の怪談”見ず知らずの友人”の誕生である。
騒ぎが多くなる事を恐れたPC4は、それ以降人前に出ることはない。だが、どうにかして普通に学園通えないかその方法を模索中である。
なお、普段はポケットディメンジョンで作った空間に住み、そこから人間の観察を進めている。
Pre Play
かずさ: 今回ね、どうやって唯一の女キャラを落とそうかと……。
朝比奈: ああ。じゃ、取り合う?(笑)
かずさ: せっかく学園モノだし、そういうのもいいかなと思いつつ……。
Mind: 頑張って!! ←唯一の女キャラの中の人
閑話休題。
変熊(以下 GM): では、キャラクターの自己紹介からしていきましょうか!
Mind: はーい。では、PC1から?
GM: ですです。では、ハンドアウトを~。
【PC1用ハンドアウト】
推奨カヴァー/ワークス UGNもしくはFH関係
シナリオロイス:鳴河和樹 推奨感情:懐旧/猜疑心
君にはある秘密がある。
君は元FH所属だ。とある理由によりFHを離れて、UGNに所属している。FHと決別し、決断したことが正しかったのか、今でも迷うことがある。今は凪山陵学園の学生を仮の身分としている。慣れない学園生活だが、仕方ないだろう。そんな中、君のクラスに時期外れの転校生が現れる。
初対面の筈だが彼に既視感を感じるのは、何故だろうか?
Mind(以下 神代): 神代明日弥です。ワークスはFHチルドレンC、カヴァーはUGNエージェント高校生です。神に代わり明日を弥せる女。コードネームは、“ゴッドハンド”。
かずさ: ん? そう名乗るの?
神代: ええ。敵に「誰だ!?」って言われたら、「神に代わり明日を弥せる女……神代明日弥よ」って言う。そうすると、周囲が、「きゃー! 神に代わり明日を弥せる女よ!!」って盛り上がる。
朝比奈: 巷では有名なんだ(笑)。
神代: はい。で、能力値は【肉体】2【感覚】2【精神】8【社会】1。出自は有名人でロイスに姉・神城早月、経験(FH)は秘密で、ロイスにアルフレッド・J・コードウェルを取りました。欲望は居場所。覚醒は感染で、衝動は嫌悪です。
GM: はい。
神代: ウロボロスのピュアブリードで、エフェクトは、メジャーで《無形の影》。これで、何でも【精神】で振ろうかと!
GM: このエフェクトがまた、凶悪なんだよ……(笑)。
神代: マイナーでは《千変万化の影》! 私はDロイスでチルドレンというのを持っていまして、エフェクト1レベル分をここに振りました。なので、初期キャラですが、5レベルで持っています。それから、《原初の赤:サイレンの魔女》で、シーン攻撃をします!
GM: はい。
神代: それから、一般アイテムでエフェクトバーストというFH専用アイテムを持っています。
GM: じゃあ次は……。
朝比奈: (元気に)はい!!
GM: はい(笑)。じゃあハンドアウトを。
【PC2用ハンドアウト】
推奨カヴァー/ワークス 高校生/UGNチルドレン
シナリオロイス:PC1(神代明日弥) 推奨感情:有為/不信感
君の表の顔は、凪山陵学園という私立高校の学生。そして裏の顔は凪山市所属のUGNエージェントだ。ミッションをこなす上で学生という身分は役に立つこともあり、現状には満足している。同じ学園に、支部の後輩としてPC1・神代明日弥が入ってきた。自分へのサポートと、後輩育成という意味でのことだそうだ。仕方がない、慣れない部分があれば、フォローしてあげなくては。
しかし、彼女の所作に引っかかるものを感じる。それは今までの経験によるものであり、信頼に足る情報のひとつだと思っているのだが……。
朝比奈(以下 天道): (一息ごとに奇妙に動きながら)天道、照と、いいます! (素になって)……普通にやる?(一同笑)
かずさ: お好きにどうぞ(笑)。
天道: えー、出自は、義理の両親なのですが、これをちょっと変えまして、師匠が育てたということにしました。なんか、師匠に奥さんが居るイメージ沸かなくて。
GM: ああ、はい(笑)。
天道: 天道拳という史上最強レベルの武闘家に一から武道を叩き込まれながら育ったわけですよ! その流派の名前がオーヴァー道。レネゲイドウイルスによって強化された肉体を余すことなく駆使した武術を身につけたのですが、その師匠と永劫の別れをするときがやってきました。
神代: きた(笑)。
天道: 思い起こせばあれは三年前。グランドキャニオンにて。(一同笑)色々あって、師匠は自らの肉体と引き換えに300体のジャームを道連れに谷底に落ちて行きました。
GM: (笑いながら)なんでグランドキャニオンなんだ……。
天道: そのとき、落ちていく師匠と視線を交わすことで、オーヴァー道の極意を伝承しました。(一同爆笑)ってことで、Dロイスの伝承者をとりました! そして、今の主人にあたる人と邂逅するわけですが、この人の名前が、橘村正さん。UGN凪山支部の支部長さんですね。
GM: そうです。
天道: まあ、現在はその人の下で、エージェントをしています。カヴァーが高校生なので、凪山陵学園の2年B組に所属しています。クラスの皆からは、4割受け入れられて、6割ウザがられている。(一同笑)
かずさ: そんな感じするキャラだよね。
天道: 基本的に学ランの下にタンクトップを着ています。あ、そうそう。思い出の一品として、胴着の帯を持ってます。(一同笑)そして、何かあると、学ランを脱ぐ。
神代: 何もなくても脱ぎそう(笑)。
天道: あ、高校一年生で、身長185cmの体重90kgなので、もう学ランはパッツンパッツンです。
かずさ: 合うサイズなかったんかい。
天道: 席は常に一番後ろにしか座らせてもらえない。
GM: 天道が前は嫌だよ(笑)。
天道: まあ、そんな感じです。生きる目的は、今のところ特にありません。
かずさ: (ぽそっと)エフェクト一つも言ってない……。
天道: そうか! えっと、ここまで言っといてなんですが、拳じゃなくて日本刀で戦います。
神代: なんてことだ(笑)。
天道: そうだ! 私が何故“デイライト・アサシン”というコードネームでFHに恐れられているのかということを説明しましょう。
GM: うん、気になってた。
天道: まず、私のシンドロームは、キュマイラ/サラマンダーです。で、メジャーで炎の刃を出して攻撃します。まあ、この辺は普通ですね。
GM: うん。
天道: ただし! 敵から殴られたときにも炎の刃で斬ります。《復讐の刃》で!
神代: なんか、アサシンって割に、正々堂々としてる!
天道: 待って待って! ここからなの!! 何故、白昼の暗殺者とまで呼ばれるようになったかというと、私が斬ると、相手は私に対する憎悪を抑えられなくなって、逃げることが出来なくなるんです。
かずさ: バッドステータス与えるんだ!
天道: そう! 《憎悪の炎》を持ってるので、どっちかが倒れるまで、延々斬り合いになる。(一同笑)
神代: 暗殺じゃねー!!
GM: 面白いなぁ。なんで、敵が撤退時機を見誤るのかと疑問だったけど、そういうことね! なるほど!!
天道: エフェクトの力によるものです。
GM: ていうかさ、ハンドアウトでは神代さんに不信感を抱くってなってるけど……。
神代: この人に不信感を抱かせるような行動をとらないといけないんだよね?
天道: なんか、そういうのをすっごい勢いでスルーしそうなキャラだよね。
GM: それはもう、MindさんのPC1力に賭けるしかないかなと。(一同笑)
天道: じゃあ私はPL力でなんとかしよう。キャラはもうしょうがないから。
神代: ……ガンバリマス。
GM: では、次はPC3!!
【PC3用ハンドアウト】
推奨カヴァー/ワークス 高校生及び、それに準ずるもの
シナリオロイス:“青い目の人物” 推奨感情:任意/恐怖
君は昨日まで普通の学生だった。自分の胸に穿たれた傷を見るまでは。
たまたま学校からの帰りが遅くなり、近道をしようと入った道で、暗闇の中でもそれと分かる“青い目”を見てしまった。その後の記憶は曖昧だ。同じクラスの友人(神代と天道)を見た気もする。SF映画か何かのような光景がフラッシュバックし、感覚が途切れたと思った瞬間、君は知らない建物の中に居た。
そして君は、君が今まで知らなかった世界に、足を踏み入れることになる――――。
かずさ(以下 葵): 凪山陵学園2-B、外山葵16歳。身長168cm、62kg。体育は得意だけど、それ以外はからっきし。ただ、選択問題は勘で解くと結構当たったりします。……えー、最近、ご近所さんの幸村小茉莉のことが気になってますが、恥ずかしいので皆には内緒(笑)邂逅で猫川美亜を振ったので、彼女も同級生ってことになりました。
GM: 猫川は、パーソナリティーズにいるキャラですね。
葵: はい。母さんと二人暮らしで、たまにバイトしてます。携帯と、父の形見のピアス(思い出の一品相当)を常備化している高校生です。
天道: 清々しいまでに普通だ。
葵: だってまだ、一般人ですもの!!(笑)天道のことは、4割の方……つまり受け入れてる側です。
GM: 少数派なんだ……。
天道: 皆、考えてみるんだ。クラスは男子5割女子5割なんだよ。
神代: ……つまり女子からはハブられてる?(一同笑)
葵: 男子でも、ガリ勉タイプからはウザがられてるんだよ、きっと! で、俺は別にそうでもないから、天道とは普通に仲良くしてる。
天道: 俺の話はいいんだよ! 続きを!!
葵: はーい。えーと……覚醒したら、モルフェウス/ハヌマーン/キュマイラになります。エフェクトとしては、セットアップで《スタートダッシュ》をして、マイナーで《インフィニティウェポン》、作る武器は薙刀です。刀だと天道と被るんで(一同笑)メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》と《疾風剣》で攻撃します。《ギガンティックモード》も持ってるので、範囲攻撃も可能です。Dロイスの業師で、《リミットリリース》を持ちました。
GM: いい意味で、普通の高校生でした。
天道: なんか、含みのある言い方だなあ……。
GM: 心の清涼剤でした。まあ、オープニングで死ぬわけですが。
葵: はーい!(←何故か嬉しそう)
GM: さて、では最後!!
【PC4用ハンドアウト】
推奨カヴァー/ワークス レネゲイドビーイング/任意
シナリオロイス:ミハエル金谷 推奨感情:有為/隔意
君が君であることを認識した初めての土地が、この凪山市だ。君が周りに居る人間と違うことは解るが、君は自分が何であるのかは解らない。ただ、人間社会で生きていくための知識は何故かあり、目覚めてからの生活に不自由したことはない。
この土地には、君と同種の力を使う者達がいる。そろそろ彼らと接触することにしよう。
Dios(以下 凪山): はい、凪山陵って名前にしました。コードネームが“ストレンジフレンド”。三年前程に凪山陵学園に自然発生的に現れたレネゲイドビーイング(以下RB)で、ワークスがRBCで、カヴァーが凪山陵学園の怪談です。
天道: トイレの花子さん的な何かなの?
凪山: うん、まあ。元々肉体を持って居なかったんですが、人間観察をしているうちに肉体を得まして、喜び勇んで《竹馬の友》を使いまくりながら、より近い距離で人間を観察してた結果、「知らない奴なんだけど、何か会ったことある気がする生徒が居る」って感じの噂が広まりまして、今のカヴァーになりました。
神代: なるほど。
凪山: で、まあ騒ぎが大きくなってきたところで、先輩RBの泉華代に諭されて、それからは姿を消して活動中です。で、現在性別は決まってません。着てるのは学ランですが。
葵: そうなんだ。
凪山: 基本的に《ポケットディメンジョン》で学園内に自由に出入り口を作って、そこから人間観察を続けています。ちなみに現在一番興味があるのは、神代明日弥です。
GM: えー、シンドロームやエフェクトとかは?
凪山: バロール/ソラリスで、《オリジン:レジェンド》。Dロイスはバロールの変異種です。《ファストフォワード》を取りました。出来ることは、敵弱体化系の支援です。
天道: コンセプトは面白いよね。
GM: 《ファストフォワード》って、シーンを切り替えるんだよね?
凪山: いや、それは2のときの効果。3では、かかってるエフェクトの効果を全て消す、に変わってる。
GM: あ……勘違いしてた。やべえ!!
凪山: えー……で、学園に関わる人間に危害が加わると、首を突っ込んできます。
GM: はい。では、PCが出揃ったところで、シナリオ名を発表しま~す。シナリオ名は「夏影 ~ The late summer ~」です。シナリオの始まりは、夏休み終わってすぐの頃ですね。
天道: あ! PC間ロイスって、いつ取る?
GM: ああ、そうか! オープニング前に取りましょう! 神代→天道→外山→凪山→神代で!
天道: 感情どうしようかなあ? (外山に)偏愛……とかって嫌だよね?
葵: 出来れば普通の友達か、仲のいい友達くらいがいいなあ(笑)。
天道: じゃあ、最初は普通の友達にしようか!【感覚】以外の能力値も同じだし! ……ネガティブ感情どうしようかなあ?
GM: なんか、ネガティブ感情抱かなそうだよね、天道。さて、結びましたかね?
神代: はい! 私は天道に□庇護/疎外感で取りました!
天道: えー、葵には、□友情/劣等感です。……行動値的にな!!
葵: 凪山に関係・噂話で取りました。□幸福感/猜疑心です。「あー! 覚えてる覚えてる!! ……けど、誰だったっけ?」って感じ。
凪山: 神代には二つ目のロイスなんですが、□友情/猜疑心にしました。
Opening Phase
GM: えー、実はですね。今回シーンと時系列が、結構バラバラになってますので、注意してください。各シーンの頭に、時間はきちんと言っていきます!
一同: はーい。
01◆ 転校生 シーンプレイヤー:神代明日弥
GM: このシーンは、8月28日(水)午前8時30分です。因みに、学校のシーンなので、天道と外山は登場してください。ただし、外山はまだ侵蝕率は上げなくて構いません。
凪山: 登場しまーす!
神代: では、私は教室の片隅に居ます。
葵: 全然してなかった夏休みの宿題を、必死に写してます。
凪山: では、教室の後ろの壁の中からゲートを広げて、教室の中を見てます。
神代: 私と天道は、そんな凪山を感知します。
同級生達が騒ぐ、いつもの教室。
だが、今の明日弥には、どこかセピアがかって見える。
スクリーン一枚を隔てたような、目の前の世界。それが、今の明日弥の居場所だった。
神代: 凪山に関してはどうしていいのか分からないので、放置してます。で、天道の方を見ます。
天道: じゃあ、ガチガチのメタリックなハンドグリップを凄い形相で握っています。(一同笑)
神代: ……(小声で抑揚なく)“デイライトアサシン”。後ろのはどうするの?
天道: それを聞くと、私は手に入れていた力を緩めます。バチン!! と凄い音を立てて戻るグリップ。
葵: 教室中の目が一斉にそっちを見る。
神代: !! 折角目立たないように小声を出したのに!?
葵: で、天道が出した音だと分かると、「なぁんだ」みたいな感じで皆興味を失う。
神代: (笑)じゃあ、それにほっとしつつ……。
天道: 私はにかっと笑って、(大声で)何だい? 明日弥!
神代: 声が大きい!! ……私はその問いには答えずに、後ろを見ます。その視線の先に居るのは、凪山。
天道: ああ! 今日は陵が来てるね!!
凪山: 手を振って答える。
神代: では私はこくりと一つ頷いて、窓の外を見ます。そして、(抑揚なく)……早くオープニング始まらないかな? と呟く。(一同笑)
GM: では、朝のホームルームが始まります。君達の担任の西森明子が、一人の高校生を連れて教室に入ってきます。連れられている生徒が、鳴河和樹です。
葵: あっちゃん先生、おはよー(笑)。
GM: 「もうホームルームも始まるから、ちゃんと西森先生って呼んで欲しいんだけど……。」
葵: はーい。
GM: 「転校生を紹介します。鳴河和樹くんです。季節外れの転校生ですが、皆さん仲良くしてくださいね。じゃあ、簡単に自己紹介してもらえるかしら?」
神代: …………。(窓の外を見ている)
GM: 促されて教壇に上がると、鳴河は一礼して、喋り始めます。「鳴河和樹です。父の仕事の都合でこの街に越してきました。なるべく早く慣れていきたいと思いますが、仲良くしてもらえると助かります。」と頭をかきながら言います。
神代: では、そこで彼の方を見ます。すると、私の背中に電流のような衝撃が走り、強い既視感を感じます! ということで、ここで鳴河に□懐旧/猜疑心でロイスを取ります。
GM: 神代は、鳴河を見たときに、なんとなくFHに居た頃を思い出します。記憶の中の人物の顔は、靄がかかったように見えないのですが、神代がFHに居た頃に一緒に居た子供たちの中の一人と、目の前に居る鳴河が似ているような気がします。
神代: なるほど。
GM: では、外山以外の登場している人は、<知覚>で振ってみてください。
葵: じゃあ気づかない俺は、おざなりな拍手をしてます。(ぱちぱち)
天道: 9!
凪山: 3……。
神代: それは、メジャーアクションですか? リアクションですか?
GM: んー……メジャーかな。
神代: では私は、《無形の影》を使用!(ダイスを振る)23!!
GM: では、達成値6以上だった人。
天道: うん。
GM: 鳴河の視線が、神代に向いたことに気づきます。
神代: じゃあ、そこで目が合います。
GM: 更に、12以上だった人!
神代: あ、はい!
GM: 鳴河のその視線が、天道にも向けられていたことが分かります。
天道: 私が見られているのはいつものことなので、全然気にしません(笑)。
神代: 特にこちらからアクションは起こしません。
GM: というところで、神代のオープニングは終わります。
02◆ 任務 シーンプレイヤー:天道照
その日、天道はUGN凪山支部に呼び出されていた。
GM: では次! 天道のシーンです。
天道: ま、また出るの!?
GM: もちろん!(笑)
天道: さて、どんなシーン?
GM: 時期は、さっきのシーンの半年ほど前。2月10日です。場所は、UGN凪山市部の支部長室。
天道: うん。
GM: 今、君の目の前に居るのは、支部長の橘村正と、この支部のナンバー2である御子柴彰考が居ます。
天道: では、ガラッと扉を開けて入ってきます。
GM: 「ああ、よく来てくれたね。」と、村正が言う。
天道: 村正さん、あっきーさん、お疲れ様です!!(一同笑)
GM: 御子柴は、「……支部内では、苗字で呼ぶように。」と、注意するね。
天道: あ、す、すいません!
GM: 「いくら注意しても、君はその呼び方を変えないな……。」
天道: すいません! ちょっと、苗字まで覚えるのが億劫で……。(一同笑)
GM: 橘が「まあまあ。別に実害があるわけじゃないし……。」と、御子柴をなだめるんだけど、御子柴が「支部内の内規が乱れます。」と反論しているね。
天道: (素になって)なんか、凄い関係が分かる会話だ。
GM: で、橘が、改めて君に言う。「最近、忙しくて猫の手も借りたいくらいだ。」
天道: はあ。
GM: 「このままでは御子柴くんが過労死してしまうかもしれない。(一同笑)……そこでだ。最近うちの支部に入ってきた神代くんに、即戦力になってもらわないと困るんだ。」
天道: なるほど。
GM: 「ただ、彼女には少し事情があってね……社会性に難有りというか。」
天道: それを天道に言うのか、とPLは思った。(一同笑)
GM: 俺も思ったんだよ!! 思ったんだけど……「あの学園に通っている中で、頼める人が他に居なくてね……。」
天道: では、ドン! と胸を叩いて、大丈夫っす! 自分、人と友達になるの得意っすから!! と言う。
GM: ……御子柴が言うかな。「……支部長、やはり今からでも他の人材を探したほうがよいのでは?」(一同笑)
天道: ではここで、シナリオロイスの神代明日弥へのポジティブ感情を、有為から友情に変えます!
神代: なんでだ!?
GM: 「君なら、人と仲良くなるというミッションは問題なくこなせるだろう。彼女に付いて、彼女のフォローを頼みたいんだ。」
天道: わかりました!
GM: 「そうそう。噂レベルなんだが近頃、失踪案件が起きているんだ。敵対勢力によるものである可能性もあるので、学園の警備と共に警戒してくれ。」
天道: じゃあ何かあったら、すぐ連絡するっす!!
GM: 「では…………。」ううん、ホントはPCに「君の社会性に期待する」とかって言う予定だったんだけど……。
神代: 天道にも社会性なさそう。
GM: 君のプレイヤー力に期待する。
天道: PLは受け止めたよ。(一同笑)
03◆ 接触 シーンプレイヤー:凪山稜
夏休みが終わったとはいえ、夏の日差しが残る放課後。
凪山は、いつものように人間観察をしていた。
GM: では次は凪山のシーンです!
凪山: ほーい。
GM: えー、日時は8月20日です。えーと、まず聞きたいんだけど、普段って凪山は何してるの?
凪山: ヒューマンウォッチング!!
GM: 放課後の時間を想定してるんだけど……。
凪山: じゃあ、部活の様子を見てるよ。自分の周りにだけ《ワーディング》張りながら。
神代: (凪山の)居る場所、わっかりやすいな~……。
GM: では、そんな君の肩が、突然ポンポンと叩かれる。
凪山: えーと……泉から「他人に見つからないように」と言われているので、びくびくしながら振り返ります(笑)。
GM: そこに立っているのは、年の頃30くらいの、優男です。髪は茶に近い金髪で、服装は背広ですね。
天道: なんだ、俺じゃないのか。(一同笑)
凪山: どこをどう考えたらそうなるんだ!?
GM: えー、彼は君の《ワーディング》を意にも介さずに言います。「いやぁ、情報通りだ。本当にここに居るんだなぁ……。」
凪山: ……今の私が見えているということは、私達に近い方々、ですね?
GM: 「ええ。君と同じくレネゲイドウイルスを身体に宿す者……オーヴァードです。」
凪山: ほう……。
GM: 「僕の名は、ミハエル・金谷。UGNの者です。」
凪山: UGN……名前だけは聞いたことがあります。確か、力を持つものが集まった組織だとか。
GM: 「実は、ある筋から君のことを聞いて、ここに来たんだ。最近、この凪山市と周辺で、オーヴァードによる事件が増加傾向にあってね。」
凪山: ほう?
GM: 「この辺りを管轄している僕らもてんてこ舞いなんだ。使える人材は多い方がいいだろうと思って、君に接触しに来たというわけさ。君の事は、泉華代くんから聞いていたんでね。」
凪山: 先輩から、ですか……。
GM: 「不定期で構わないから、僕らに力を貸してもらえないかな?」
凪山: …………この学園内で起こったことに関しては、動きましょう。
GM: 「それでも構わないよ。とりあえず、承諾と受け取っておいていいかな?」
凪山: ええ。――――但し、斬ったり撃ったりは出来ませんよ?
GM: 「それで構わないよ。君としての存在が、役に立つこともあるだろうしね。」
◆ ◆ ◆
GM: ということで、シナリオロイスは、UGN支部か、ミハエルにとってください。
凪山: では、ミハエルにとります。
04◆ 遭遇 シーンプレイヤー:外山葵
普段より少し遅くなった下校時間。
その遅れを取り戻そうと、外山はいつもは使わない道に入っていった。
そして――――……。
GM: では、最後! 登場侵蝕率は、上げなくていいです。
葵: やった♪
GM: 日時は、8月28日(水)午後九時です。神代のオープニングの日の夜ってことですね。
葵: おお。じゃあ、夏休み明けってことで学校でダベってたら、この時間になったということで!
GM: はい。で、君は早く帰ろうと正門からではなく、裏庭を通り、塀を乗り越えるルートをとることにしました。
葵: っし、さっさと帰ろ。
GM: 藪の中を進んでいくんですが……人影が見えます。
葵: およ? こんな時間に?? と気になって、そっちを覗いてみます。
GM: 君が覗くと暗闇の中に、立っている影と、跪いている影が見えます。
葵: なんだ? 一人じゃない……?
GM: と、その時、立っていた影が外山のほうに身体を向けます。その顔の辺りに、ぼんやりと青く輝く光が見えます。恐らく目だろうということが分かりますね。
葵: え……っ? 目!?
GM: その瞬間、身体に力が入らなくなり、棒立ちになります。《ワーディング》を張られた状態ですね。
(なんだ、これ――――!?)
口を動かすことも出来ず混乱する葵に、立っていた影が話しかけた。
GM: 「盗み聞きとは行儀が悪い。何処の鼠だ?」
葵: そんなつもりじゃあ……って思うけど、口が動かないので、ただそっちを見てる。
GM: すると、立っていたその影が君の目の前から一瞬で消え、次の瞬間、衝撃と共に、熱いものが喉の奥からこみ上げてくる。
天道: ブシャッ! ゴポゴポゴポッ……。
葵: ……折角だから乗っておこう。口元から血を吐く。
GM: 下を見ると、自分の胸を貫いて、腕が伸びているのが見えます。
葵: (目を見張って)――――え……っ?
葵が最後に見たものは、自分の胸を貫いていた拳が、握っていた「何か」を握りつぶした光景だった。
――――そして、彼の日常は大きな“変革”を遂げる……。