Vチューバーズゾーン アーカイブ001:第4章 十字軍
Vチューバーズゾーン、アーカイブ001。
これは光と闇が交差する時代。
英雄たちはまだ知らない──
彼らの運命が、ここから大きく動き出すことを。
──その休憩のあと、三人のヒーローはついに巨大な神殿へ。
「お、おい…あれは…まさか魔法使いか…」
「魔法使いだぁぁぁぁぁ!!!」
「いや、そこまで大げさに叫ぶことないだろ…」
「コイチってたまに変だよな。しかも突然、背景に雷鳴ってるし」
「もうやめて!これはオレの物語だ!オレはただのバトルストーリーにしたかったんだ!」
「で?今度はコイチに腕がぶっ壊れるほどのチート能力を持たせろとか、エネルギーを自在に操る力を持たせろとか、木の里の忍者にして古代の精霊に助けられろって言いたいのか?」
「それ全部、他の物語のネタだろ!」
──とにかく、三人は魔法使いに魔法の加護を求めた。だが代わりに3つの試練を与えられる。
ドラゴン・マテマティカスを倒し、バイシクローぺスを倒し、そして最後は彼自身を倒せ、と。
「よしコイチ、オレが突っ込むからお前はVT発動だ!」
「了解!」
「え、私どうするの?私もVT使えるんだけど!」
コイチとグラはドラゴンに突撃。しかしドラゴンは火炎を吐いて迎撃!
「グラが怒ってるぞ…」
VT356–VT465発動! リーフキャノン!!
エミキクスもVTをチャージしていたが──
「な、なんだと…エミキクスのVTは…いや違う!あれはVTS!?神の欠片の力だと!?」
エミキクスがもう一つの姿、エミキクス・セカンドへと変身!
「待て、ってことは…お前、VTリアル中央の女王なのか!?」
「そうよ…ワタシは女王…」
(コイチ:いや絶対ウソだろ…でも今は戦闘中だし!)
「コイチ今だ!」
「待ってたぜ!」
スーパー・ドゥーパー・スパイラル・シャーク・ヘリコプター・マダファカーー!!
ドラゴンが防御しようとするが、エミキクスがVT47のエネルギー波を発射!
(威力は大したことないが、ドラゴンは怯んだ)
「グラ行けえええ!!」
「任せろ!」
ズバァァァァァァァ!!
グラの水流レーザーがドラゴンを真っ二つにし、粉々に消し飛ばした!
#テレポート音#
「ドラゴンを倒したか…だがワシには勝てんぞ!」
「このジジイ、急に偉そうになったな…」
フィスーラ・ドミニアル・ルナティックレイン!!(VT235)
「ば、バカな…強すぎる…!エミキクスはどこに…?」
「ここよ」
「今度は…VT解放:ヒキコモリの炎!」
「やめろぉぉ!なんでオレのゲーム部屋が借金まみれに!?」
「おい!なんでウチの冷蔵庫が全部差し押さえだってぇぇぇ!!」
エミキクスは元の姿に戻り、力尽きて倒れた。
「お前たちは…ワシより強い…」
「声に出てるぞジジイ…」
魔法使いは脱出カプセルに入り、巨大なタイタンに変身!
「千年かけて集めた力…ここでお前たちを葬る!!」
#テレポート音#
「ま、まさか…ヒーローNo.1のミナ・スタイル!?」
「嘘だろ…オレの推しヒーローNo.2ナイン・ソウルズまで…!」
「VT解放:シャドウ・トータル!VT566–789!!」
(悪意ある者を完全抹消する究極技)
「グラ…借金払わないとヒーローランク5から19に落ちるぞ」
「そんなのイヤァァァァ!!」
#テレポート音#
「なぁエミキクス、今のナイン・ソウルズ見たか?」
「うっそぉ!見逃した!でもガーゲリオン推しだし…」
「バーニー・ザ・ダイナソーのファンかよ!」
「さぁコイチ…お前のVTも見せろ!」
「VT発動!2.05–4.02!」
「よ、弱っ!?そのレベルじゃ宇宙ですら耐えられんぞ!!」
──そして物語は次回へと続く。
「じゃあみんな、次の章でまた会おうな!ハートも忘れずに♡」
眠れ…深く、深く…
お前の心は今、真実の扉に導かれる。
声が聞こえるだろう?
それは運命の囁きだ。
抵抗するな…すべてを受け入れろ…。