Vtubers Zone Archivo 001:希望はまだ落ちていない
Vtubers Zone Archivo 001:希望はまだ落ちていない
白が、すべてを包んでいた。
空もない。
地面もない。
ただ、果てしない虚無だけが広がっている。
白が、すべてを包んでいた。
空もない。
地面もない。
ただ、果てしない虚無だけが広がっている。
「……おい。おい、起きろ」
その声で、コウイチはゆっくりと目を開けた。
「……君は誰だ?
どうして、髪が白いんだ?」
目の前に立つ存在は、はっきりとした形を持たなかった。
人なのか、それとも別の何かなのか――コウイチには分からない。
「一つだけ、先に聞かせてくれ」
その存在は静かに言った。
「なぜ君は、“明日”を探し続けている?」
コウイチは言葉に詰まり、視線を落とした。
「……分からない。
ただ……怖いんだ。
一人で、希望がもう見えなくて……」
しばらくの沈黙のあと、その存在は、かすかに微笑んだ。
「大丈夫だ、コウイチ。
怖がらなくていい。
この長い旅を、ただ歩き続けろ。
決して、諦めるな」
「……君の名前は?」
「ジョシアス_VTと呼んでくれ」
その名前を聞いた瞬間、コウイチの表情が変わった。
「……_VT?
VTは、僕たちの力じゃなかったのか?」
ジョシアスは、ゆっくりと首を横に振る。
「そうだった。
そして――それは、俺の“恥”でもあった」
一瞬、空気が震えた。
「この“_VT”はな……
リセットの後に、俺に残った唯一の存在なんだ」
その言葉を聞いた瞬間、
コウイチは“真実”を理解した。
「……君も、エラーなのか?
失敗した……英雄なんだろ?」
ジョシアスは否定しなかった。
「……ああ。
だがな、コウイチ。
俺たち“失敗作”には、
本当の力がある」
「本当の……力?」
「俺たちは、完璧な英雄を作るために生まれた
“百の試行錯誤”だ」
ジョシアスの体が、淡い光を放つ。
「その力を、君に託す。
神の脚本を――壊すために」
光が弾ける。
次の瞬間、コウイチは再び――
元の世界で、目を覚ました。
「その力を、君に託す。
神の脚本を――壊すために」
光が弾ける。
次の瞬間、コウイチは再び――
元の世界で、目を覚ました。




