**VTUBERS ZONE アーカイブ001 シーズン3 第2話:超常調査テスト(Narou版)**
「ヒーロー科の学生諸君。今日から第一回年次テストを行う。ここでクラス分けが決まる。」
堂々と宣言したのはアオイ・グラ。
「お姉ちゃん……今日はちょっと優しくしてよ……?」
ぐったりした顔のグラ。
あの長い一日のあと、コウイチたちはぐっすり眠りにつき、翌朝、キャンプ場ではすでに準備が整っていた。
■ 試験開始
「ヒーロー科の学生諸君。今日から第一回年次テストを行う。ここでクラス分けが決まる。」
堂々と宣言したのはアオイ・グラ。
「お姉ちゃん……今日はちょっと優しくしてよ……?」
ぐったりした顔のグラ。
「ここでは家族関係は関係ない。
百回腕立て、百回スクワット、十キロ走れ!!」
完全にサイタマ方式だった。
ミナ・スタイルは音楽を聴きながら身体を温めていた。曲は “Why Worry”。
「では、F から M グループに分けますよ〜」
「試験開始!」
アオイの声がキャンプ場を震わせた。
チビドキがコウイチに近づく。
「コウイチ lol ねぇねぇ uwu 今日の試験どうするの lol」
しかしコウイチはアオイの信頼を勝ち取り、
グラにヒーロー免許を取らせるチャンスを作る。
そのことで頭がいっぱいだった。
■ クラス分け発表
「では発表します。
コウイチ、エミキクス、クラーク・スタン、ZR17 → B-7 クラス。
アシスタント級ヒーローです」
「うおっ、最高じゃん!」コウイチは胸を躍らせた。
クラークは興奮気味に自己紹介する。
「俺はクラーク。VT は“オタク無効化”…というか本当は“求人申請”だ。
ついでに FNaF の全ストーリー語れるぞ!」
「ちょっ……私の VT 完全に潰れてるじゃん……」
エミキクスは青ざめた。彼女の VT は、相手を“借金地獄ゲーマー空間”に飛ばす力だ。
ZR17は堂々と言った。
「17 と呼んでいい。VT はプロサッカー級のキック。二十種類の蹴り技が使える。
名前は長いから言わない。作者が面倒臭いらしい」
エミキクスはさらに補足する。
「私はね……“借金でスタンさせる”VT。
プリンセス詐欺で税金100回逃げたこともあるし……」
場の空気が重くなった。
一方その頃、最強組の発表も。
「グラ、チビドキ、ソウコウ、リディア → 2-S クラス。
SSS級の才能があるが、まだ調整が必要」
「すごい!全部防爆仕様! 色も可愛い!」
女子たちは大興奮。
■ 最初の事件:チビドキ失踪
だが……
チビドキがいない。
(まさか世界滅亡級イベントの始まり……?)
と誰もが思ったその時。
木の裏で、クマと一緒に昼寝していた。
「チビドキ!!どうしてそこに!? 友達でしょ!」
グラが叫ぶと、
チビドキはくまの着ぐるみ姿に変身し、
「グラ〜僕のヒロアカ見る〜? じゃあね〜」
と言い残し、クマに抱えられて連れて行かれた。
■ カモメ襲来
プールでは別の事件が起きていた。
「ミナ様! カモメが学生を攻撃しています!
それにトルペド人間が空を飛んでます!」
「誰かがカモメを怒らせたね。噛み跡に見覚えがある……」
ミナはアオイを見る。
アオイは大激怒し、グラに頭突きをかまし、ついでにカモメ全滅。
■ 試験内容:ゴースト500体の捕獲
B・D・L・S 全クラスがチビドキ救出へ走る。
動物にも VT があるため、クマはゴーストを量産していた。
「いたぞ! 行けぇぇぇ!!」
「VT 発動! トルペド・テレ誘導!」
ショウコはミサイルのように飛翔。
皆が一斉に VT を発動し、ゴーストを拘束する。
コウイチ・グラ・エミキクス・クラークは作戦を立てる。
「エミキクスが全力で空間展開すれば、俺がその VT を1時間だけ無効化できる」
「つまり……借金地獄を爆発させるってことね」
「やめろぉぉぉ!!」
しかし実行。
VT 発動:無職ストリーマーの部屋
周囲が紫ピンクのゲーミング空間に。
続けてクラークが発動。
VT 発動:求人アンケート
VT同士が衝突し、大爆発。
17クラスが即寝落ち(グラとコウイチ以外)。
2人で全員を運ぶ羽目になった。
グラはアオイに頭突きをされ、アオイはミナに頭突きされ、結局どっちも怒られた。
■ 夕食とVT公開タイム
「今日の夕食は――クラーンティールステーキ」
作者(= サングラス猫)まで食べている。
部屋では女子たちの自己紹介。
ショウコ:VT「人間トルペド」。爆発しないミサイル。軌道変更可能。
ミリシア:VT「クラップ・スラップ」。拍手でワープ、ビンタで“蜘蛛の木”送り。
チビドキ:置き手紙。「虹色爆発(大爆笑)」。
エミキクスとクラークは VT 過負荷で医務室へ。
ミナは夜空を見上げ、兄弟のナインソウルズ、ガーゲリオンと星を眺めた。
星座はハートの形を描き――今年は特別な一年になると告げていた。
■ おまけ
「ミナ、私の“クール女子アイライナー”知らない?」
「その前に私の“秋の舞踏会リップ”返してよ」
「これ、絶対怒られるやつだよね」
(二人とも後でしっかり怒られた)
■ 次回予告
「今日から釣り実習だって。楽しそうだね〜」
「ミナ様……イオルが戻りました」
穏やかだった空気が凍りつく。
一年が終わり、そして――
また新たな一年が始まる。
次回:『一年経った……よね?』
■ 次回予告
「今日から釣り実習だって。楽しそうだね〜」
「ミナ様……イオルが戻りました」
穏やかだった空気が凍りつく。
一年が終わり、そして――
また新たな一年が始まる。
次回:『一年経った……よね?』




