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VTUBERS ZONE — アーカイブ00.5:見えなかった記録

ナレーター(Narrador):

やあ、みんな。信頼できるナレーターだよ。

ちょっと急だけど…リキャップを入れ忘れたんだ。

だから今日は、インタビューをしながら見逃した場面を紹介しよう。

さあ、始めようか!

ナレーター(Narrador):

やあ、みんな。信頼できるナレーターだよ。

ちょっと急だけど…リキャップを入れ忘れたんだ。

だから今日は、インタビューをしながら見逃した場面を紹介しよう。

さあ、始めようか!


グラ(Gura):

こんにちは、グラです。

時々「グラ」って名前が出てくるでしょ?

あれは…私が解放した力なの。

—ちょっと怖そうに言いながら—

オニ王との戦いの時にね…。


ミナ(Mina)[遠くで叫ぶ]:

おのーっ!助けてー!

あ、ミナだ!助けに来た!

あぁ、またやられたー!

ねぇ、オニ王!地の雷じゃなくて、摂氏1000度の光線を撃ってよ!

…またか、制作!


ナレーター:

うん、制作現場はいつもこんな感じ。

何か爆発するし、誰か叫ぶし、最終的に予算が死ぬ。

城が壊された時も、再建ギリギリだったんだよね。

とにかく、全部本当の戦いで、しかも一番不幸なやつに全部起きたんだ。


グラ:

—と言ってマイクを渡す—

ねぇ、コウイチ。あの戦いの後、今どんな気分?


コウイチ:

…じゅ、じゅだ…(意味不明)


ナレーター:

うん、たぶん元気だね。

体の半分しか骨折してないし。

イオルとの戦いは激しかった。

ガンガリオンもまだ天井でマジンリラックスとお茶してるし…。

理由は聞かないで。


ドクター:

ナレーター、患者をいじる暇があるなら、悪役イオルのところ行ってきなさいよ。


ナレーター:

はぁい…。

はい、今イオルの所に来てるけど…手刀を向けてくるのやめてくれません?


イオル:

落ち着け。リリア、ナイフを俺の背中に突き刺すのをやめろ。


リリア:

だってここで一緒に住んでるし!それに邪魔したいの!


ナレーター:

イオル、どうして廃校に住むことになったんだ?


イオル(冷静に):

簡単さ。

検閲されないように言うなら…中の人間を全部空にしただけだ。

それだけ。


ナレーター:

(ため息)…イカれてるけど、正直イケメンなんだよな。


リリア:

それは私のイケメンよ!目をえぐらせて!


ナレーター:

えーっと、話題を変えよう!ミナスタイルに行こう!


ミナ(Mina Style):

あ、えっと…どう言おう?丁寧に?それともCM風に?

うーん、やっぱCM風で!

こんにちは、ミナです!三大英雄の一人、最強のミナ・スタイルです!

まぁ、ガンガリオンが本気出したら負けるけどね!


ナレーター:

監督と脚本によると、君が強いのは「ワンピース」を全話見て、「ドラゴンボール」を一気見したかららしい。

…制作、ふざけてるだろ。


ミナ:

私はただ「チュンチャオウージュ剣術教室」を宣伝してるだけよ!

でもね、ここで大事なお知らせがあるの。


三大英雄とトップ7のみんなから、視聴者へメッセージ!


ナレーター:

ただしグラはいない。大陸半分吹き飛ばして、ランク剥奪されたから。


グラ(外から):

次しゃべったら海に沈めるからね、ナレーター!


ミナ:

視聴者のあなた…。

あなたも 自分のVtuberを作ってみませんか?


応募された中から、2人のVtuber が新たにSSSランクの英雄として選ばれます!


必要なのは3つだけ!

A) キャラ設定とVT能力。

B) 強力な基盤と最高のデザイン。

C) どこまで成長できるか(567VT・VTBを超えない範囲)と、VTSを得た経緯!


ナインソウルズ:

限界なんてない…心が純粋ならね。


ガンガリオン:

でも上限超えたら、俺が直接制裁する。


ナレーター:

名前と設定を送ってくれたら、そのVtuberは物語の最終章まで登場できるかもしれない!

ということで…今回はこれでおしま――

あ、誰か肉焼いてる?


全員:

やったー!バーベキューだー!


ナレーター:

いや、違う!終われ!カメラ止め――!


【終わり…のはずだった】


(画面が暗転、ノイズが入る)


コウイチ(小声):

…ナレーター、まだ「終わり」って言うな。

あのファイルは――最後じゃない。

これから起こることは、存在しちゃいけないんだ。


(ザーッ…音が途切れ、映像がフェードアウト)

【終わり…のはずだった】


(画面が暗転、ノイズが入る)


コウイチ(小声):

…ナレーター、まだ「終わり」って言うな。

あのファイルは――最後じゃない。

これから起こることは、存在しちゃいけないんだ。


(ザーッ…音が途切れ、映像がフェードアウト)

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