表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

VTubers Zone アーカイブ001:第二期「チビ計画」

**VTubers Zone アーカイブ001:第二期「チビ計画」**


かつて英雄たちは、世界を救うために命を懸けて戦った。

数え切れぬ犠牲と血潮の中で、彼らは「神」と呼ばれる存在すら打ち倒し、宇宙そのものを再構築した。


だが、平和は決して永遠ではない。

新たな混沌は静かに芽吹き、英雄たちを再び試す。


次なる舞台は「チビ城」。

虚構と現実が交差するその地で、コウイチ、グラ、そしてエミキクスは危険な計画を実行しようとしていた。

それは仲間を得るための作戦であり、同時に世界を揺るがす第一歩となる。


――これは第二の物語。

英雄たちの絆と覚悟を試す、新たなる章の幕開けである。


計画が始まった。コウイチ、グラ、そしてエミキクスは、チビドキを囮にして仲間に加えるため、チビ城へと潜入する。


「ねえコウイチ、なんで私たちの衣装は黒なの? それにどうして私はピンクのタイツを履かなくちゃいけないの?」と、グラが困惑しながら尋ねた。

「それは“本質の力”のためだ」ブロッコリーの声でコウイチが答える。


だが、簡単にはいかなかった。作戦は真剣さにかかっていた。コウイチが兵士を処刑しようとしたその時――

「やあ、愛してるよ、うるうる」タイマーのような声で兵士が言った。

「コウイチ、逃げろ! 爆発兵だ!」エミキクスが叫ぶ。


コウイチは空に吹っ飛ばされた。

「黙れ、ナレーター!」と、コウイチはこの美しい人物に向かって叫んだ。


アランのプランAは失敗した。次はグラの番だ。

「私がやるわ。成功したら、ナレーターはメイドカフェみたいに着飾って私に仕えること!」と、交渉口調でグラ。

もちろん承諾した。勝負はこれからだ。


召喚アイテム:ショカスみたいに叫ばせる懐中電灯。

「ねえ兵士、この光を見なさい!」と、挑発的にグラが言う。

「神よ、私の目が! ああ、目がぁ!」チビ兵士は絶叫した。


作戦は中途半端だったが、ある意味成功した。次はエミキクスの番、頭脳戦が必要だった。

「爆裂投擲!」と、チビドキを両手で構えて城に狙いを定める。

「やめろ! 全員死ぬぞ!」グラとコウイチが叫ぶ。

「エアポート・エクスプロージョン!」と、チビドキが叫び、城全体を木っ端微塵にした。


「次は本当に死ぬな……」と、コウイチは諦め気味に呟いた。

「奴らだ、全員倒せ!」チビ騎士が命令する。


だが、その視線は床や宇宙をさまよい、彼らの姿を見逃してしまった。ヒーローたちはその隙に船へと逃げ込む。そして辿り着いたのはVTソウルズ。そこは休息と安らぎの場所――温泉だった。ただし混浴は禁止。誰もヘ◯タイなんて望んでいない。

「黙れナレーター! これは子供向けよ、バカ!」グラはブチ切れたが、作者は疲れすぎて検閲する気力もなかった。


チビの配下が雑兵の解放を命じた。その兵たちは、古の鍛冶屋が作った大砲弾を武装にしていた。しかし、主人公たちは余裕だった……ただしコウイチだけは男であるため、一人で20本の触手を持つタコと戦わねばならなかった。

「いやああ! これはBLじゃない! グラ助けて! 誰か壁を壊して! 助けてくれ!」怯えた声でコウイチが叫ぶ。

「……何か聞こえる?」と、グラはのんびり答えた。


結局、コウイチは二度とそこへ行かないと誓った。しかしタコを倒したことで借金は75%返済完了。完済まであと少しだった。


「奴らだ!」と、雑兵が叫ぶ。


だが、主人公たちには切り札があった。チビドキが世界ごと爆破したのだ。ただし今回は眠気に勝てず、自制してそのまま倒れ込んだ。その前に敵軍を全滅させ、皆を救った。

「ポケデックスマウザー! 俺も予想してなかった!」と、作者ボイスを使ってコウイチが叫ぶ。


そして主人公たちはDLX挑戦の神殿へ送られる。そこは最強の敵が集う場所。毎月第七日曜日に行われる“ボスサンデー”イベントが始まったのだ。今回の相手は女王ランスロット三世。


だが、それは次回のお楽しみ――作者は今から上司と一緒に“パタス”を食べに行くから。

さようなら、GWAR。

**エピローグ ― チビ計画**


チビ城は瓦礫と化し、煙と笑い声だけが夜空に溶けていった。

英雄たちは勝利を掴んだ…いや、正確には「爆発に巻き込まれなかった」だけかもしれない。


借金はついに75%まで返済。だが道はまだ長く、次なる舞台「DLX挑戦の神殿」が待ち受けている。

日曜日ごとに現れる最強のボスたち――その頂に立つのは「ランスロット三世」。


コウイチは深く息をつき、心に誓った。

「もう二度とあんなバカみたいな城には行かない…たぶん。」


一方でグラは笑みを浮かべる。

「でも面白かったでしょ?」


そしてチビドキはすでに眠りながら爆発の夢を見ていた。


こうして物語は次の舞台へ進む。

英雄たちの奇妙で壮大な旅路は、まだ始まったばかりである――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ