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– ガーゲリオンの新年
ガーゲリオンは毎年、全ての宇宙で新年を祝う。それゆえに遅刻することも多い。ミナやマジン・リラックスと過ごす時間が大好きで、ときには真面目すぎるナインソウルズも誘う。
彼は二人を兄姉のように慕っていた。実際には4578歳だが、彼にとって彼らは家族だった。
夜、ミナが眠りながら小さく歌う子守唄を聞きながら眠りにつくのが好きだった。その旋律は「青の住処」と「青のワルツ」を混ぜたように響く。
ガーゲリオンの小さな日記:
ミナは寝るときも必ずヒーロースーツを着ている。監視カメラ対策らしい。
彼女の風呂は「光透風呂」――自分だけが映り、他には何も見えない。
好きな食べ物は桜の花びらを添えた鶏ラーメン。食べると心が落ち着くらしい。
ナインソウルズは時々寝落ちする。そこで崖から突き落とすと、「自分は飛べる」と勘違いして目を覚ます。
しかし時には「自分はシノブだ」と思い込み、カーメルダンスを踊ってから落ちてくる。起きると怒り、黒い球を投げつけてくるので逃げるしかない。
ナインソウルズの好物はおにぎり。
俺の好物は団子。




