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魔女は幼馴染達から逃げれない  作者: ピグ
幼き日の思い出
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小さな魔女

幼い頃私は度々母の使い魔の黒猫のジアと王宮の森で薬草を採っていた。

なんで私が王宮にいるかって?

それは公爵である父について来たからだ。

実は私は公爵令嬢でもあるのだ。

父と母は恋愛結婚。

今ではとても美しく仲の良い夫婦だといわれている。

二人の出会いは定住地を探す母に父が一目惚れして、猛アタックしたらしい。

しかし、政略結婚が普通の高位貴族である公爵令息が恋愛結婚できたことに疑問を持つ。

答えは簡単母が魔女だからだ。

昔魔女は悪きものと言われた時もあったそうだが、ある魔女が命を引きかえに世界を救ったことから、その偏見は払拭された。

それに魔女は魔法や魔術といった強大な力をもっており、その力は周りの人々を豊かにした。

悪い魔女もいるが、それは普通の人間も一緒である。

まぁ、偏見が払拭されたことにより、周りの人間に幸福をもたらす魔女が自国にいるということは一種のステータスになったのだ。

それが、貴族のなかでも一番上の公爵家の人間と結ばれるのはむしろ願ってもないことだろう。

なので父と母はすんなりと結婚できた。

母と父は、男の子が生まれたら次期当主に女の子が生まれたら魔女として育てようと来めていたらしい。

母と父は2人の子宝に恵まれた。

母譲りの紫の瞳と父譲りの紺の髪をもつ兄と母譲りの白髪と父譲りの翠色の瞳を持つ私だ。

それぞれ次期当主と魔女として育てられ、兄はややシスコン気味だが、7歳ながら神童と呼ばれ優秀な次期当主と期待され、5歳の私は母譲りの美しさと能力を引き継ぎ小さな魔女として期待された。

そして、魔女の才能を開花させつつある私に国王が王宮にある様々な薬草を保有する森を自由に出入りする許可をくれた。

それから、私は父が仕事で王宮に行くたびにジアと一緒によく出入りするようになった。

そこで私はアイツらに出会った。


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