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第七話 参上です
「その髪飾りが君の存在の象徴だね」
「やめてっ!!」
少女はかすれこえで抵抗する
「駄目だよ」
男性が髪飾りに手を触れる。
「いったい何が有ったんだいw」
青年の声が廊下に響く。
「あら、貴方はそこのこの虚ね、貴方も同じ目に合わせてあげるわw」
「いゃ、お断りですよwあんたみたいな見るからに弱そうな奴にはねw」
気楽に青年は笑う。
「何ですって!?虚のくせに私を侮辱?」
「止めなよ、君じゃ敵わない。」
言い終えると同時に女性は短剣を放つ。
「おっと」
青年は至って脳天気のようだが、紙一重で全てよける。
「反撃だよ」ボソリ
青年の銃から先程と同じ光球が放たれる。
「えっ?私の指輪が…そんな…」
女性の顔が青ざめる。
気付くとそこに女性はいなかった。
「なんでっ!」
先程まで少女をいたぶってた男が叫びなが駆けて行く
「もう大丈夫そうだねw君は大丈夫かい?」
少女は目を合わせようとしない。
「なにしに来たの?」
少女は強がって言う
「何故かって?散歩してただけさ」
「そぉ、だったら別に良いわ」
「ところで、ここに来るまでに甲冑が一杯いたんだけど、何?」
「あれは第一の神様のゲームね