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第六話 何かと遭遇
「これからどうしよう」
少女は、軽々と甲冑を粉砕している。
「何で私の虚はあんな何も無い部屋が望みなんだろう?私が今まで見てきた人間達は眼を背けたくものばかり…」
その時、少女の背後に女性と男性の二人組が近づいてくる。
「あらぁ、貴方はひとり?」
女性の声に気付き少女は振り向く。
「貴方は…天使ねよね。でも隣の男は…虚」
「そぅ、俺は虚だ。駄目か?」
「でも、虚は<最後の望み>からでては行けないって…」
「あらぁ、今はイベント中ょ。特例書をよんだ?
」
ワンテンポずらして女性が言う
「なんでもおーけー。神様がよ」
「そうなの?だからといって私には関係無い…」
少女は言葉を発し終える事なく無造作に壁に叩き付けられる
「なんで?!いきなり、正気なの!?虚が天使に…」
「俺が悪い事をしたのかい?私の天使さん」
「いぇ、貴方は悪い事はしてないわょ」
「でも、何でいきなり?」
「何でって? 」
女性は笑いながら答える。
「生き返るのわ私達だけで良いわぁ、ライバルは減ったほうが良いもの」
言い放つと、男性が再び少女に暴行を加える。
「俺は彼女と二人で生き返るんだ、悪いね。」