3/7
第三話 とりあえずの始まり
青年の声に引き止められ少女は機嫌を悪くする
「何?」
「君も参加したりするのかい」
「……」
「君は参加しないの?」
「するわよ、悪い?」
「そうか、元々僕見たいな新入りには勝ち目は無いようだねw」
「そんなの私にもは分からないわ…」
少女は俯いている。
「それじぁ、僕は君のサポートに全力を尽くそう!」
「えっ!?本当に?」
少女は青年の前で初めて笑顔を見せた。
「あぁ本当さっ!」
「だから何?ご自由に」
少女の顔は一変して無表情になる。
「どうせ人間なんて」ボソリ
「なんだい?それじぁ僕はごじゆうに君をサポートしよう」
自信を持って青年が宣言するが少女は反応を見せない。
「まぁお互い頑張りましょう」
すると少女は有無言わせずその場から消えた。
「やれやれ、取り合えず僕は生き残りますか」
ーーー
「あいつは何なんだろ?どうせ自分が大事なんだろうな…」
少女は長い通路で淡々と
歩を進めながら呟いた。
ーーー
「さ~て、初まりだ。」