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新たな

「さ、そろそろ次に進みましょうか。」

「…また、あんな感じのが出るんでしょうか。」


(まあ、気配を探ればあちこちにいるようだし、出るでしょうねぇ…。)


「出たとしても、私が必ず守から大丈夫よ?それに、可愛らしいものもいたりするのよ。」

「例えば、どんなのがいるんですか?」

「ふふ、歩きながらにしましょうか。」


可愛らしいもの、とは言っても、基本的にそういったものは力が弱くて二人には見る事ができないだろう。


「ああ、そうね。」

「ん?どうかしたのか。」

「少し待ってね。」


(二人が見れる可愛らしいもの、作ればよかったんだわ。)

そうすれば、万が一の事があってもそれが二人を守ってくれる。


「水よ、姿を現せ。」


(出来れば、静かに、水が飛び散らないように出てきてね。)


─バシャンッ


「う、わぁ…。」

「すごい、な…。狼か…?」

「あら、ふふ。ちゃんと静かに出てきてくれたのね。嬉しいわ、ありがとう。」


「すごいすごい!綺麗な狼さん!祈里さん、触っても大丈夫ですか?」

「水で作っているから、そのままでは触れないわねぇ。もう少し、形をしっかり作りましょうか。」


そう言うと狼は透き通った見た目から、ふわふわとした体に変化する。


「わぁ、ふわふわ!可愛いね。」

「こんなことも出来るなんてすごいな。俺も触っても?」

「ええ、もちろん。これからこの子もあなた達を守ってくれるから、匂いを覚えてもらってね。」

「そうなのか?…よろしくな。」


二人に撫でられている狼は、とても気持ち良さそうな顔をしている。


(やっぱり、ここに来てから、力が増している?少しの力でここまで上等なものが作れたこと、今までなかったはずなのに…。)


しかし、扱えないわけでは無い。

二人を守るのに十分以上の力だが、これで守りやすくなるならありがたいことだ。


「さて、まだまだ触っていたいでしょうけど、そろそろ次に進みましょう。」

「はぁい。よろしくね、狼さん。」

「わふっ。」


こうして、キラキラと水面のように光を反射する、ふわふわの仲間が加わった。




犬も猫も好きなので、どちらをお供にするか悩んだ結果、狼です。

狼も可愛いから問題ないね!

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