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勇者のパーティには魔王サマ!  作者: さんSUNメリルさん
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最凶パーティ爆誕!

魔界………。

魔物共が棲う暗黒の世界。この世界の王、魔王を討伐すべく一人の勇者が現れた。彼の名は。ユウト。幼い頃より天使の加護を受け隠れ里より育った彼はやがて勇者となった。

勇者となった彼は魔王討伐の旅に出る。行く先々で依頼をこなし強くなった。そして、旅の果てに祓魔の聖剣エクスカリバーを手にする。聖剣の力もあってようやく魔族の棲う魔界に辿り着いたのだ。

「ここが魔界………。魔族達が棲う暗黒の世界か。そして……!」

ユウトが見渡した先には禍々しき城が聳え建っていた!

「あれこそが魔王城!あそこに魔族の王が!」

ユウトは最終決戦に向かうべく歩みを進めた。

魔界の魔族達は人間界の魔族に比べると桁外れな強さだ。1匹1匹がボスクラスの強さを誇る強者が揃っていた。

そして、ユウトは苦労の末に魔王城の門前まで辿り着いたのだ。門まで辿り着いたユウトの前に立ちはだかるは暗黒騎士グラディウス。そして暗黒の魔犬ケルベロスだった。

暗黒騎士グラディウスの持つ魔剣グラムはエクスカリバーに相当する代物だ。それに加えグラディウスの放つ剣技は凄まじいものだ。ユウトに反撃の隙を与えてくれない。

更にはケルベロスによる息吹、これが厄介だ。凍りと炎の息吹を使い分けてくる。これがユウトを手こずらせていた。

「クソッ!近づけば剣撃、離れれば息吹か!」

しかし、ユウトに手がない訳では無い。勇者である故に魔法も得意であった。

「まずはケルベロスだ!"聖なる無数セイントホーリーレインの矢"!」

ケルベロスに無数の光の矢が降り注いだ!

「ギャウゥゥゥ!グルルァァァ………!」

ケルベロスは断末魔を上げて倒れた。

「オオオォォォ!!!」

ケルベロスが倒れた瞬間、グラディウスの魔力が明らかに増加した。魔力の増したグラディウスの剣撃がユウトに襲い掛かる。

剣が交わると鈍い金属音が辺りに響き渡る。

『くっ……!さっきよりも明らかに魔力が増した!!剣撃が重い!』

なんとかグラディウスの剣撃を弾き返し反撃に出る。グラディウスは距離を置き剣に力を込める。それを見たユウトも剣に力を込める。

「はああああああああ!!!」

再び重い金属音が鳴り響いた。

………。

門番の暗黒騎士グラディウスと暗黒の魔犬ケルベロスを打ち倒したユウトは城前へと辿り着いた。

「ついに辿り着いた。ここが、魔王城………!」

ユウトは深呼吸をしてゆっくりと大きく重い扉を開けた。

中は絢爛豪華な造りだがやはりどこか禍々しさを感じる。慎重に歩みを進める。魔王の城というだけあってどんなトラップが仕掛けられているかわからない。しかし、ユウトの心配は杞憂に終わる。

「こんなに広い城なのにここまで罠も魔物にも出くわさずに来れてしまった………。」

気を張っていたユウトは落胆のような安堵のようななんとも言えない感覚に襲われていた。

『いや、まだだ!きっとこの先に魔王がいる……!』

ユウトの前には大きく豪華な扉が聳え建つ。

ゆっくりと扉を開ける。

中には玉座に座る人影があった。薄暗くその姿まではよく分からない。ユウトが恐る恐る中へと踏み入ると突然扉が閉まった。

「よくぞ参った。勇者よ。」

玉座からする声は若い女性のようだ。

「お前が魔王か!?」

「如何にも!我こそが魔族の王!サターニヤである!!」

「この凄まじい魔力。本当にお前が魔王なんだな?まさか女性だったなんてね?」

「意外か?」

「少し驚いたけど手加減はしない!」

ユウトは剣を構える。雲間から紅い月明かりが二人を照らす。

「……………ッ!」

サターニヤは何やら驚いた様子で玉座から立ち上がった。

『な、なんだこやつは!?カッコいいではないか!!声を聞いた瞬間ときから私好みな声だと思ってはいた!もう心がキュンキュンして死にそうだ!その姿なんて完璧!顔立ちは勿論、鎧の下に見える程よく鍛えられた筋肉!もう堪らん!すっかり下着は大変なことになってしまった!バレておらんよね?あぁ!なんて話しかければ良いか!………。そうだ!』

「そ、そうだ。勇者よ。貴様に世界の半分をやろう!」『わあああああ言ってしまったああああ!!!』

「それはお前と一緒に世界征服するってことか?」

「え?」『え?』

「断わる!お前のせいでどれ程の人間が苦しめられたか分かっているのか!?僕はお前を許さない!お前を倒してこの世界に平和を取り戻すんだ!」

『ぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!?!?!?!?!?!?』

「待て待て待て!世界征服とはなんだ!?私はそんな報告受けておらぬぞ!?」

「とぼけるつもりか?お前達魔族が人間界で暴れているせいでどれ程の人間が苦しめられていると思っているんだ!?」

「そ、そんな……!私は本当に何も………。」

「………嘘は着いていないみたいだな。その目を見れば分かる。けど僕もそう簡単にお前を信用は出来ない。僕と一緒に来てもらうぞ?」

「ほ、本当にいいのか!?」

「あ、あぁ。」

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