3、
目が重い、まぶたが開かない、体も酷く力が入らない。
「さぁ、そろそろ起きろ。
いつまでそうしてるつもりだ?。」
目を開く。
「...っあ...ぁあぐ」
声が出ない酷く喉が狭いきがする。
「なんだ?、調子がおかしいのか?。」
なんだ?、呑気なやつだ。
「ごぇがえなう」(声が出ない)
「これは長くなりそうだ、ふふ。」
〜
あれからどれくらいの時が流れたのだろう。
僕はあれから、自分の体の変化それと悪魔としての人生(悪魔生?)を生きることになったのだが、
師匠悪魔ベルフェゴールは僕の親と言う存在になったらしい。
ちなみに僕と同じ悪魔だが格というものが違うらしい。
僕は下級悪魔だが、師匠は上位悪魔のなかでも、特定以上の悪魔しか至れない。
固有個体らしい師匠曰く。
「君みたいな量産型の雑魚と一緒にしないでくれたまえっ!。
まぁそれでも君は私が直接生み出した存在だよ?
ほかの君と同じ階位のものに比べたら雲泥の差があるよ。
まぁそれは私と君にも適用されるけどね...ははは。」
だそうだ。
まぁとにかく僕は現在の生活に満足している
師匠の世界の人に召喚されその人が払う対価により、階位を高めるための命やその時流行っている嗜好品やお金、そして力が強くなってくると国単位での願いを聞かれるクラスになるまでになる。
ある国から名を与えられた時その名をその国のものが認知した瞬間僕は中級悪魔に至った。
あらゆるものが悪魔の力になり悪魔としての名が知れ渡れば大きい存在にまた到れる。
努力すればするほど人に知られれば知られるほどその中でも地位や力があらゆることで優れるものに知られればまたその力を上げることができる。
そんな生活が嫌になるわけがない。
努力しても成果も報われることもなかった頃に比べたら今の生活はまさに悪魔だが天国だった。
...ただただ一つそれだけが気に食わないことがある。
それは体が女だということだ。
師匠曰く
「私ほどの名持ちの悪魔の眷属として生まれるのだから体の形や顔悪魔としての性質が似てしまうのは仕方がないことだ。
嫌なら私より力をつけ本当の姿を取り戻すことだな。
まぁあの顔やあの体の頃に比べれば容姿だけでも十分転生の価値があったであろう。」
だそうだ腹のたつ。